縁ゆかりと一緒にチェックしていきましょう!
退職する際に、会社に必ず提出しなければならない退職願。いざ書こうとすると「退職願と退職届、どっちが表題として正しいの?」「いつ・誰に渡せばいいの?」「何を書けばいいの?」など、意外とわからないものです。今回は退職願の書き方と注意したいポイントを、例文とともにご紹介します。はじめて退職願を書こうとしている方は、是非参考にしてください。退職願の提出さえ済めば、いよいよ転職活動も終わりに近づきます。あと少し頑張りましょう!ファイトです!
「退職願」、「退職届」、「辞表」。混同されがちですが、この3つは退職理由や退職する人によって使用するケースが異なります。一般的に、自己都合で退職する場合は「退職願」、会社都合で退職する場合は「退職届」を使用し、「辞表(辞職願)」は役職に就いている人(公務員も含みます)が退職する際に使用します。
基本的には「自己都合」による退職の際に使用します。「会社に退職のお伺いをする」という意味合いですので、撤回することが可能。
基本的には「会社都合」による退職の際に使用します。退職への強い意思表明と解釈され、提出後の撤回が認められない場合があります。
一般企業の役職者や公務員が退職する際に使用します。
上記のような違いがあるため、多くの場合、表題は「退職願」とし、「退職届」「辞表」などの言葉は使わないようにします。“会社に退職の意向を申し出の上、承認してもらう”という意味では、「退職願」が最もふさわしいのです。
退職の当日、直属の上司に退職願を提出してください。退職までの流れでも説明しましたが、もちろんすでに退職の意向を直属の上司に伝え、引継ぎも終わっていることが前提です。
もし、社内に退職願用に規定された用紙があれば、そちらを使用してください。規定の用紙がなければ、白無地の縦書き便せん(B5サイズ)を使用して記入していきます。
筆記用具は、黒インクの万年筆かボールペンを使います。パソコンは使わず、丁寧に記入しましょう。
1行目のほぼ中央に、「退職願」と表題を書きましょう。
・書き出しは、“私は~”にあたる「私事」または「私儀」で始めます。
※表題「退職願」と書いた題から1行あけ、一番下に記載しましょう。
・どんな退職理由であっても「一身上の都合」と記載します。
※具体的な退職理由は書きません。
・日付は退職願を提出する日(退職日)となります。
※退職願を記入した日ではありませんのでご注意ください。
・宛名は社長のフルネームを記載します。また、自分の名前は、社長の名前より下に記載しましょう。
封書は、白無地のものを使用。表面に楷書で「退職願」と記載。裏面には「所属部署と氏名」を書きます。※封書とありますが、のり付けして、封をする必要はありません。
退職願を書き終えたら、必ず誤字・脱字を確認してください。
退職願を提出する日は、退職の当日。いよいよ長かった転職活動も終了に近づいてきました。出社最終日に退職願の書き直しや再提出が起きないよう、ルールに沿って記載しましょう。