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内定後/円満退社のコツ

転職先への提出資料の準備

提出資料は、後回しにすると大変!?

退職の意向を伝え、了承されてから引継ぎや有給消化に突入すると、あっという間に転職先への入社日が近づいてきます。2ヵ月も猶予があればと思っていたのに、転職先に提出を求められた書類をまったく準備をしていない!なんて事態に陥る人も…。入社ぎりぎりで慌てることがないよう、早め早めに書類の準備を進めておくことをお薦めします。今回は転職時に必要となる一般的な書類に関して解説します。

「何の書類」を、「いつまでに提出」するのかを確認!

転職先の企業と事前に確認しておきたいのは、「何の書類」を、「いつまでに提出する」のか、ということ。入社時に必要なものや、入社後なるべく早めに提出するものなど様々な書類があります。在職中の会社にお願いして作成してもらうものもあり、早めに依頼をしないと転職先の会社にはもちろん、在職中にも迷惑をかけることになります。

会社のマナー・ルール

以下は、一般的に提出が求められる資料類です。内容を確認していきましょう。

【内定受諾後、入社までに提出するもの】

●入社承諾書
入社承諾書とは、内定を受諾したことを伝えるための書類です。こちらはその場で署名して提出が求められる場合と、郵送されてきたものに署名して返送する場合があります。

●入社前 課題
会社によっては、入社前にレポート作成など課題を提出する場合があります。また、入社時の導入研修でテストを行うため、会社の理念・歴史・商品・部署名などを覚えることが必須となる会社もあり、良いスタートダッシュを切るためにも事前の学習には時間を取っておきたいですね。

【入社時に提出するもの】

●誓約書
情報漏えいや競合行為を行わないなど、入社をする上で、企業と約束を取り交わす書類です。一般的には約束する内容に関して、入社初日に説明があった上で署名、提出する場合が多いです。

●<要準備!>身元保証書
親類・縁者が署名し、あなたの身元を保証する書類です。そのため、早めに家族や親戚に転職の報告と共に、書類への署名をお願いする必要があります。親類が遠隔地に住んでいる場合は、訪問したり郵送での書類のやりとりが発生するため尚更早めに依頼をしなくてはいけません。

●<要準備!>健康診断書
一般的に入社時点から3ヶ月以内に診断された健康診断書の提出を求められます。在職中の会社での健康診断が期限内のものであれば診断書をそのまま提出することが可能です。しかし、期限が切れている場合は新たに健康診断に行く必要があります。診断書は1週間~2週間後に郵送される場合が多く、入社に間に合うように受診しなくてはいけません。

●<要準備!>雇用保険被保険者証
転職先企業での雇用保険の手続の際に必要となります。在籍中の会社が保管している場合は退職前に、必ず受け取りましょう。もし会社が保管せず、入社時に交付されていて紛失してしまった場合は、居住地を管轄するハローワークで再発行してもらえます。ただ、その際は「被保険者番号」が必要になるので、会社に確認しておきましょう。

●<要準備!>源泉徴収票
所得税の年末調整に必要となります。年末調整とは、一年間暫定的に会社から天引きされていた税額と、確定した税額の差額を調整すること。つまり新しい会社で税額を調整できるよう、在籍中の人事・総務(給与)担当者から退職時までの「源泉徴収票」をもらわなくてはいけません。年内に転職しなかった場合は、所得税の確定申告時に使用するため、どちらにしても源泉徴収票は退職時に受け取る必要があります。

●<要準備!>給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
配偶者控除や扶養控除、障がい者控除など、給与について控除を受けるための書類です。上記「源泉徴収票」と合わせて年末調整で必要となります。こちらは転職先の会社から申告書を受領し、記載後に提出します。

●<要準備!>年金手帳
厚生年金保険に加入していることを証明する手帳です。転職先でも同じものを使用するため、転職先へ提出する必要があります。会社が保管している場合は必ず受け取りましょう。

縁ゆかりの「ココがポイント!」
ゆかり
  • ◆ 提出書類の準備と取得は、早めに進めましょう。
  • ◆ 入社時に必要な書類は、取得に時間がかかるものがある。
  • ◆ 在籍中の企業、転職先の企業に迷惑をかけない段取りを。

在籍中の企業には、退職報告後、全社に退職することが発表されてから必要書類の作成をお願いしましょう。人事・総務など会社ごとに書類作成者が違います。わからないことがあれば確認して相談すれば答えてくれるはずですよ。

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