サプライヤーとはどんな業態?
求人情報や業界誌などをチェックしていると製造業などで「サプライヤー」という文言を見かけることがあると思います。しかし、なかなか日常生活で使用する機会は少なく、“意味がよくわからないので読み飛ばしていた”という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、サプライヤーがどのような業態なのかをご紹介。「今さら誰かに聞くのは恥ずかしい…」と思っているそこのアナタ!転職大辞典でバッチリ理解を深めておきましょう。
サプライヤーとは?
サプライヤーとは、仕入先、供給元のこと。アパレルショップを例に考えてみると、商品の仕入先となるメーカーや卸などがサプライヤーになります。自動車メーカーを例に考えてみると、部品メーカーや素材メーカーが該当。つまり業界によって、サプライヤーの業態は異なるのです。
サプライヤーへ転職しようと思ったら?|自動車業界を事例に。
サプライヤーへ転職しようと思ったら、何を注意すればいいのでしょう?自動車業界を事例に考えてみたいと思います。
国内における自動車の完成品メーカーといえば、トヨタ、ホンダ、スズキなどが有名ですよね。そういった企業に自動車のギアやタイヤ、ガラス、カーナビなどを供給しているのがサプライヤーになります。しかし、扱うモノによって仕事内容に違いがあるということを知っておきましょう。たとえば、ギアなどであれば単体の部品ですが、カーナビは一つの製品です。同じサプライヤーというカテゴリですが、仕事内容は異なりますし、求められる能力や志向性にも違いがあります。サプライヤーを調べるうえで「何をどこに供給している企業なのか」はしっかりチェックするようにしましょう。
また、そもそもの役割で考えると、「つくるモノを決める」の完成品メーカーで、「決められたモノをつくる」のがサプライヤーです。自分の志向性がどちらにマッチしているのかを、求人情報などを細かくチェックして、きちんと見極めるようにしたいですね。
以上がサプライヤーについての解説です。サプライヤーは完成品メーカーと比較して、会社自体が小規模であるケースがほとんど。部門ごとに分業されている企業ばかりではないので、幅広い業務を手がけることもあるでしょう。技術領域の専門性は高いですが、「この仕事だけを究めたい」という方にとっては不向きとなる可能性もあります。サプライヤーへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。