システムエンジニア(SE)ってどんな仕事内容なの?
世の中にあるさまざまな職種の仕事内容ややり甲斐・厳しさに迫るお仕事ガイド第3弾。今回ピックアップするのは、システムエンジニア(SE)という仕事についてです。プログラマとの違いから、具体的な仕事内容、どんな人が向いているのか、などさまざまな観点からシステムエンジニアという仕事についてご紹介しています。ぜひ、職種の理解にご活用ください。
■プログラマの仕事との違い
システムエンジニアとは、システムの設計・開発・テストを手がける職種のことです。同様の業務を手がける職種としてプログラマがありますが、その線引は企業やプロジェクトによって異なり、開発フェーズのなかで“上流工程”と呼ばれる部分を担うことが一般的です。
■具体的な仕事内容
具体的には、クライアントと「システムを通じて何を実現するのか」という打ち合わせ(要求分析・要件定義)から、システム全体図が記された仕様書と呼ばれるドキュメントの作成、どんなシステムにするかという基本設計、どんな機能を有するプログラムにするかという詳細設計などを行ないます。企業やプロジェクトによっては、実際にプログラミングを行なうこともあります。
<やりがいを感じる瞬間>
・新しい技術を身につけられたとき。
・システムが無事に完成したとき。
・システムのユーザーから感謝されるとき。
・ユーザーとして、自分の手がけたシステムを見かけたり、利用したりしたとき。
・自分のアイデアがシステムに反映されたとき。 など
<厳しさを感じる瞬間>
・たとえ締め切りまでの期間が短かったとしても、期限までにシステムを完成させなければいけないとき。
・システムに影響を与えるようなミスをしてしまったとき。
・クライアントがシステムに詳しくなかったとしても、正しく理解してもらえるように伝え方に工夫しなくてはいけないとき。 など
■システムエンジニア(SE)に向いているのはこんな人
企業によっては研修制度が整っているため、未経験でもプログラミングスキルなどの専門知識を修得することができます。こちらでは、専門知識以外で求められる部分をご紹介します。
[1]ITに興味がある人
ITに興味があれば、新しい知識・技術の習得に積極的に取り組むことができるでしょう。自分の力でシステムを開発することにもやり甲斐を感じられるはずです。
[2]技術トレンドに敏感な人
IT業界は、技術トレンドの移り変わりが非常に速いです。世の中のニーズをとらえたシステムを開発するためには、新聞や雑誌はもちろん、ネットメディアなどで常にインプットをしていることが大切です。
[3]コミュニケーション力に自信がある人
クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションが多いのも、システムエンジニアの仕事の特徴。ときには交渉や調整が求められるため、コミュニケーション力に自信がある方は活躍できる可能性が高いです。
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以上が、システムエンジニアという仕事についての紹介です。とはいえ、こちらはあくまでも基本のキ。開発するシステムの種類によって、仕事内容は少しずつ変わってきます。今後は「システムごとの仕事内容の違い」や「未経験からエンジニアを目指す方法」などもご紹介させていただきますので、そしてご覧になり、新たなキャリアを選択するうえでの参考にしていただけたら幸いです。