インセンティブとは?
主に営業職の求人情報などで目にする機会が多い「インセンティブ」という用語。給与欄などに記載されていることがほとんどなので、なんとなく“いいこと”だと感じているかもしれませんね。求人情報内にインセンティブに関する解説があればいいものの、そこまで詳細に説明していない企業があるのも事実。そこでこちらでは、インセンティブという用語と求人情報をチェックするときに気をつけたいポイントについて解説します。
■インセンティブの意味とは?
一般的に求人情報に記載されているインセンティブとは、報奨金のこと。個人の成果、もしくは部署や業績が、一定の基準を満たした場合に支払われるものです。営業職であれば、月や四半期などの売上目標を達成した場合などに基本給とは別に支給されるので、インセンティブを仕事のモチベーションにしている人もいます。
■インセンティブとは、常に支給されるものではありません。
「基本給に上乗せして支払われるなんて…!」と魅力に感じる人がいらっしゃるかもしれませんが、応募する前に気をつけていただきたいことがあります。それは、「インセンティブが常に支給されるものではない」ということ。当たり前ですが、企業の定める基準を満たさなければ支給されません。“常にもらえるもの”という認識では、支給されなかったときに生活をひっ迫してしまう可能性があります。
そうならないために大切なのは、求人情報内の年収例に左右されないということです。年収例はあくまでも“例”。「がんばればこれだけ稼げる」ということはわかりますが、「最低限支給される給与」はわかりません。基本給がいくらなのか?インセンティブが支給されなかった場合の年収は?などをチェックすることが大切です。
■インセンティブのシステムは、企業によって異なります。
もうひとつ注意していただきたいのが、インセンティブのシステムが企業によって異なるということ。月や四半期の目標を達成することで支給される企業もあれば、1件の契約で支給される企業もあります。求人情報にインセンティブのシステムについて記載されていない企業に応募するときは、面接時などに採用担当者や現場社員にきちんと確認することをオススメします。
以上が、インセンティブに関する解説と求人情報をチェックするときに気をつけたいポイントです。入社後、高いモチベーションで仕事に打ち込むためにも、応募前に誤解のないようにしておきたいですね。