平均年収を知りたい!企業の平均年収を調べる方法って?

転職活動で応募企業を決める際の判断材料となる年収。求人広告に【平均年収】が記載されていれば参考にできますが、もし何も記載がない場合はどうすればいいのでしょう?そこで今回は、平均年収を知るための方法をご紹介。こちらをチェックして、ぜひ仕事探しに役立ててください。
■そもそも、年収とは?
まず、年収とは何かをおさらいしておきましょう。年収とは、1年間の支給額の合計を指します。所得税や住民税、社会保険料などを引かれる前の「額面」と呼ばれるものが年収です(年収から税金や社会保険料を引いたものは「手取り」)。
企業や業界、年代などの大小さまざまなカテゴリにおける年収の平均値が【平均年収】。さて、年収の定義を再確認できたところで、平均年収を調べる方法をご紹介します。
■平均年収は、どうすれば知ることができるの?
平均年収を知る方法は、4つあります。詳細と調べるときの注意点をご紹介します。
<1>官公庁が発表しているデータをチェック!
企業規模別、産業別、雇用形態別、年代別の平均年収を知りたい場合は、厚生労働省や国税庁のデータをチェックしましょう。厚生労働省、国税庁が年に1回、年収に関する統計データをホームページで公開しています。
▼企業規模、産業、学歴、雇用形態の平均年収を知りたい場合は?
厚生労働省のホームページから『賃金構造基本統計調査(全国)』の結果をチェック!
▼年代別の平均年収を知りたい場合は?
国税庁のホームページから『民間給与実態調査』の結果をチェック!
当然ですが、企業や職種、在籍年数などによって年収は大きく異なります。目安としてインプットしておくくらいに留めておきましょう。
<2>有価証券報告書をチェック!
志望する企業が上場している場合は、自社ホームページ上に公開されている有価証券報告書に平均年収が記載されています。有価証券報告書の見方がわからない、という方には『Yahoo!ファイナンス』というサイトがオススメ。社名検索して、企業情報内で平均年収をチェックできます。
先にお伝えしたとおり、年収とは1年間の支給額の合計。残業代も含まれています。平均年収を見て「年収アップできる!」と思って入社しても、想像以上に残業が増えた…となる可能性もゼロではありません。公開されている情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
<3>クチコミ情報をチェック!
よりリアルな情報を知りたければ、クチコミサイトを活用しましょう。年収に加えて、勤務時間、特徴、社内風土なども知れるので、企業研究には最適です。
クチコミサイトを活用するうえで意識したいのが、なるべく多くのクチコミをチェックすること。少数しかチェックしていないと、情報が偏る可能性があるからです。フラットな気持ちで、より多くのクチコミを見るようにしたいですね。
<4>面接にて直接質問をする
採用面接においてなかなか聞きづらい質問ではありますが、転職を決めるときには重要なポイント。そこで面接で直接聞くケースもあります。質問するタイミングとしては、面接官に「何か質問はありますか?」と言われたとき。「御社では私くらいの年齢の場合、平均年収はいくらぐらいですか?」といった聞き方もできます。
以上が企業の平均年収を知るための方法です。入社後に「こんなはずではなかった…」ということにならないよう、ぜひこちらを参考に平均年収を調べてみてください。