品質保証とは、どんな仕事内容なの?
メーカーの求人で見かけることのある品質保証。「品質を保証する仕事?」ということはなんとなくわかるかもしれませんが、具体的な仕事内容はイメージできないのではないでしょうか。今回は、品質保証の仕事内容をご紹介。品質管理との違いは?品質保証に求められる能力とは?どんな人に向いているのか?どうすれば品質保証の仕事ができるのか?などを解説します。
品質保証の仕事とは?
品質保証とは、文字通り企業が提供する製品やサービスの質を保証すること。職種としての品質保証は、保証の根拠となるチェックを行なったり、結果を文書化して示したり、といったさまざまな業務を手がけます。
その範囲は提供されるサービスや製品だけでなく、提供のプロセスや生産から出荷までのすべての工程に及ぶことも。対外的には窓口となり、クレームなどへの対応も行ないます。
品質保証と品質管理の違いは?
品質管理はそのサービスや製品に対して行なわれ、さまざまな方法でチェックし、品質をコントロールする仕事です。品質管理は、品質保証の業務のひとつと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
ただし、企業によっては区別せず、ひとつの部署で行なっている場合もあります。
品質保証職に求められる能力とは?
品質保証はすべてのプロセスに関わるため、製品の検査に関する知識以外に幅広い知識が必要になります。その知識をベースに問題点を見つけ、論理的に解決していく力も必要だといえるでしょう。
また、他の部署と協力して仕事を進め、顧客との対応も行なうため、コミュニケーション能力も欠かせません。多彩な能力が求められる職種だといえます。
品質保証の仕事をするには?
企業の信用に大きく関わる品質保証。何よりも大切なのは責任感です。業種により専門的な知識が強みになる場合もあるので、入社後は知識習得に励むことになる可能性は高いでしょう(研修でカバーしてくれる企業もありますが)。
また、業種に関係なく、課題発見力と課題解決力は重要です。またISOの推進経験は大きな強みとなるでしょう。
以上が、品質保証についての解説です。顧客に安心と信頼を提供するのが品質保証の仕事。新製品生産の決定にも、品質保証は関わっています。品質保証ができてこその新製品開発ということです。責任が重く、だからこそやりがいを感じている人が多い仕事だということを理解しておきたいですね。