生産技術の仕事内容って?

就職活動・転職活動をスタートすると、初めて目にする職種名ってありますよね。「生産技術」という職種もその一つなのではないでしょうか。そこで今回は、生産技術の仕事内容について解説します。「生産技術って何?」「初めて聞いた職種名なんだけど…」という方は、ぜひご一読ください。
■生産技術って、どんな仕事内容なの?
生産技術とは、製造業において製品・部品を効率よく量産する生産体制を築く仕事。この場合の“効率よく”には、ローコストかつ短納期で高品質なモノを、という意味があります。単に費用を削減すればいいというわけではなく、要求されている製品・部品の品質を保ちつつ、量産できる体制をつくっていくことが果たすべき役割なのです。
主な仕事内容は多岐にわたり、現状の生産体制の課題抽出から改善、新規生産ラインの立ち上げ、工場の増設・新設なども手がけます。ときには、研究開発・設計部門と現場の橋渡し役となり、業務内容の見直しや人員の配置に関わることも。多角的な視点から生産ラインの改良を行ない、生産効率アップを実現する仕事なのです。
■生産技術になりたい!と思ったら?
自動車や家電などの完成品メーカーの生産技術採用は、経験者募集のケースがほとんど。未経験から生産技術になりたいと考えている方は、特定労働者派遣事業を展開する企業でキャリアをスタートするという方法がオススメです。文型出身者や実務未経験者を正社員として雇用し、一人前に育てている企業も多くあるので、「生産技術として本気でがんばりたい」と考えている方にとってはうってつけだといえるでしょう。また、企業によっては誰もが耳にしたことのあるような大手メーカーの現場で経験を積めるという点も魅力です。
ただし、生産技術を志すうえで知っておきたいのが、土日休みではない可能性があるということ。生産ラインの導入や構築は、工場が稼動していない土日に行なわれるケースがほとんどです。入社後に「土日休めないなんて…」とならないように、求人情報や面接でしっかりチェックしましょうね。
■生産技術のキャリアプランって?
生産技術として入社したら、ほとんどの場合は工場への配属となります。少しずつ規模の大きい生産ラインなどを任されるようになり、最終的には工場長や生産拠点の責任者といったポストに就くのが一般的です。ただし、キャリアアップしていくためには生産技術としての知識・スキルはもちろん、開発部門と現場のパイプ役として培われたコミュニケーション力やマネジメント力が求められます。キャリアアップしていきたいのなら、自分の目の前の仕事だけではなく、広く高い視点で取り組むことが大切だといえるでしょう。
以上が生産技術に関する解説です。もし興味をお持ちいただけたら、ぜひチャレンジしてみてください。