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2021/03/29

これからの時代、どんな会社を転職先に選ぶ?20代の転職で大切にしたい「成長機会」と「仕事価値観」

<small>これからの時代、どんな会社を転職先に選ぶ?20代の転職で大切にしたい「成長機会」と「仕事価値観」

変化が激しく、先行きが見えない時代。

どんな会社に、どんな軸で転職するか。とくに20代での転職で気になるのが「将来のキャリア」について。

職種・業界に関わらず、どこででも通用する力は、どうすれば身につけられる?

20代での転職活動で軸にしたい「成長機会」と「仕事価値観」について、解説していきます。

会社選びの軸に「成長機会」を

転職活動での会社選び、みなさんはどんな軸で決めているでしょうか。

例えば、「これまでの経験が活かせるところがいい」「趣味に近い業界へ」「給与がいいところがいい」「残業が少ないところ」など、軸があると思います。

ここにもう1つ、とくに20代での転職では「環境選び」が重要です。

先行きが不透明な時代にこそ、どこでも活躍する力が身につく環境か、こういった視点が欠かせません。

『エン転職』が実施したアンケート*によれば、「転職活動のきっかけ」20代のトップは「将来のキャリアが見えない」という結果に。

転職において叶えたいことには「新たなキャリアが得られる(成長機会が多い)」「新たな職種・業種にチャレンジができる」などが含まれています。

*顧客満足度No.1の転職サイト『エン転職』が2020年9月に実施した「コロナ禍での転職活動について(回答:10,835名)」より。

 

将来の予測が難しい「VUCA(ブーカ)」の時代

給与・勤務時間など「希望の労働条件」だけではなく、「成長機会」も軸に転職先を決める。これは、「これからの時代」で欠かせない視点です。

現代は、将来の予測が難しい「VUCA(ブーカ)」の時代と言われており、さまざまな業界や仕事が劇的に変化しています。

 

新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及、ロボットなど機械による業務効率化など、既に当たり前となってきました。

たとえば今後、「無人で走る自動運転のクルマ」が普及したら、どうでしょうか。
タクシー、配送など「ドライバー」の仕事は自動運転車に近い将来、置き換えられると考えられます。

いわゆるホワイトカラー、オフィスワークでも、この動きは加速しています。単純な入力作業、請求書処理、受付業務などは、すでにシステムへの置き換えが進んでいる領域です。

有名なところだと、アメリカの大手投資銀行『ゴールドマン・サックス』のニューヨーク本社で、2000年頃まで約600人いたトレーダーが、2017年には2人に。
その背景は、世の中の投資が「AI投資」に切り替わったこと。トレーダーが減った一方、AIシステムを運用するためのエンジニアの採用は増えました(*1)。

 

当然、仕事が変われば、働く側に求められる能力も変わるもの。

ちなみに、20年後には「約8割」の仕事が無くなっている、もしくは別のカタチになっているとの見方もあります(*2)。
そういった時代において、いかに活躍し続けるか、転職活動においても大切にしたい視点です。

 

■参考サイト
(*1)マネー現代 | AI時代には「高学歴・一流企業・正社員」ほど大量失業するワケ
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56918?page=3
(*2)日経ビジネス | 2040年頃、今の仕事の8割くらいが消滅する
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/252773/030600034/

 

 

こういった時代において、より求められるのが、マニュアル化ができない創造的な仕事、いわゆる「非定型業務」を遂行する能力だと言われています。

評価されるのは、「どれだけの時間を働いたか?」ではなく、「問題が解決でき、成果に結びついたか?」といった部分。

答えがない仕事でもあるため、自らの責任でやり抜く力、正義感、日々多くのことを学んでいく力などが必要となります。

 

じつは、あらゆる職種は「定型業務」と「非定型業務」が合わさっているもの。

たとえば「既にあるマニュアルをこなすだけ」は「定型業務」ですが、「もっと使いやすいマニュアルを私が率先して作り、みんなが気持ちよく働けるようにしよう」と動くのは創造的な「非定型業務」です。

ぜひ、仕事において「非定型業務」に挑戦できているか。転職を考える際も、そういった仕事に携わる機会が多いか、チェックのポイントにしてください。

 

どこでも活躍できる力が身につく「4つの環境」

これからの時代は、どんどん寿命が伸び、「人生100年時代」と言われています。
長い仕事人生、経済的且つ精神的に充実させていくためには、日々学び、成長し続けていくことが欠かせません。

そのために重視したいのが、20代、社会人として早いタイミングで「どこでも活躍できる力」を身につけていくこと。

その力を鍛えていける「4つの環境」をご紹介します。

 

社内外の競争が激しく、成長基調 で活気がある

その企業が属している市場の競争が活発であること。
社員同士も競争し合い、刺激と緊張感のある環境であること。

社内外の激しい競争は、必然的に社員一人ひとりへの要望度を高め、知恵を絞らせます。高い壁に挑み、工夫を重ねることで、成長スピードが加速していきます。

 

会社の業績が成長基調で、活気がある。

これも重要なポイントです。挑みがいのある仕事やポストが生まれるからです。

ただし急激に景気が落ち込むような時は、どの会社も減収減益になって当然。
アップダウンがあっても、5~10年スパンで見た時に右肩あがりであればOKです。

 

20代からチャレンジングで困難な非定型業務を求められる

誰でも比較的簡単にクリアできる仕事では、成長は望めません。

20代など若いうちから、実力以上の仕事に挑む機会が得られる。
脳に汗をかくような、創造性が必要な仕事を任される。
これらが重要です。

企業規模が大きいと「重要な仕事を任されるのは早くで30代後半」という職場も多いですが、早くから「どこでも活躍する力」を高めるのには適していません。

 

部下に対する要望度が高い「うるさい上司」が多いこともポイントです。

管理職が、部下に気に入られるために要望度を下げる環境は望ましくありません。
身の丈以上の仕事にも挑戦させてくれる上司がいれば、成長のスピードが上がります。

 

性別、国籍、学歴、在籍年数に関係なく、正当に評価される実力主義

差別なく、正当に実力が評価される会社であること。

どんなに意欲があっても、仕事の成果以外の理由によって不当な評価を受ける環境では、モチベーションを維持したり、新しい仕事に挑むチャンスを得ることは難しくなります。

たとえば、仕事ぶりに関係なく、上位校出身ならほぼ確実に課長まで昇進できる学歴主義。年齢や在籍年数で役職や給与が決まったり、30歳前後まで評価にほぼ差がつかない年功序列。

性別や国籍によって評価の偏りが顕著である会社は避けたほうが良いでしょう。

 

本業の商品・サービスで、自社独自の主観正義性を実感できる

最後に、社会的にはまだ問題視されていない事柄を、主観的に課題と捉え、自社なりの正義を主張しているか。

こういった「主観正義性」は、競合他社との差別化と持続可能な成長につながる要素でもあります。
こういった姿勢のない企業は、他社との明確な違いが打ち出せず、横並びにならざるを得ません。価格競争に巻き込まれ、淘汰される危険にさらされます。

この意味でも職場選びの重要な観点だといえます。

なお、こういった環境があるかどうか、確かめる方法として一番早いのは「面接において実際に働く社員に聞くこと」です。その他、転職サイトに掲載された求人情報、企業のホームページ、SNS、口コミなどにも目を通し、確認してみましょう。

 

 

参考シート

こちら「4つの環境」に対して、転職先候補となる企業を「◯」「△」「×」などチェック。
とくに自身が大切にする軸をもとに、転職先を決めていく参考に。下記にチェック例をまとめています。

 

仕事価値観をアップデートしよう

ここまで「4つの環境」を見てきましたが、もしかしたら「転職先として選ぶにはハードルが高い」と感じた方もいたかもしれません。

ただ、先にお伝えしたように、これから単純な作業、仕事はどんどん機械に置き換えられていくと言われています。

そう考えると、より多くの経験を積み、吸収していける20代にこそ、成長機会の多い環境に飛び込みやすいはずです。

 

ここからは、いかに困難な状況でも、継続的に成果を出し続けられるか。そのために重要な要素についてお伝えします。

それが「仕事価値観」です。

 

仕事において、何を大切だと考えるか?

どのような働き方をよしとするか?

こういった仕事に対する基本的なスタンスを「仕事価値観」といいます。

 

この違いにより、発揮するパフォーマンス、成長のスピードは大きく変わるもの。

たとえば、「できるだけラクして働きたい」という人。
一方で、「がんばって働いて、お客様に喜んでもらいたい」という人。

両者における取り組み姿勢、仕事の成果が異なるのは、わかりやすいはずです。

ここからは、これからの時代に大切になる2つの仕事価値観をご紹介します。

 

一流を目指し懸命に働く仕事価値観(ワークハード)

まず、ひとつ目に大切にしたい仕事価値観は「ワークハード」です。

よく「ハードワーク=きつい仕事」と間違えられますが、全く異なるものです。

「ワークハード」は「懸命に仕事をする、打ち込む」を意味します。

成果を出すために、知恵を絞りながら一生懸命に仕事に打ち込むことをよしとする、というもの。

 

じつはこの価値観、世界の一流の企業、トップランナーに共通キーワードでもあります。

たとえば、Amazon社ではスローガンに『Work hard, Have fun, and Make history』を掲げています
米大手航空会社サウスウェスト航空でも、社員が持つべき精神としてWork Hardを一番に挙げています。

有名な日本の研究者、iPS細胞研究の第一人者である山中伸弥教授も、著者やインタビューで「成功するための秘訣」のひとつとして「ワークハード」をあげています。

 

なぜ、こういったトップランナーはワークハードを大切にするのでしょう。

それは一流になるためには、時間も労力もかかると知っているからです。

一流になるには量をこなすことも必要不可欠。さらに、やみくもに量をこなしても生産性・効率性は向上しません。そのため、工夫、改善し、より良い新しい方法を考えながら、量をこなしていく必要があります。

とくに過去の成功パターンが通用しなくなり、変化し続ける現代では、新たなアイデアを生み出すためにも、より一層、懸命に仕事をする姿勢が求められているのです。

 

 

誰かのために働くことが、自身の幸福につながる仕事価値観(インナーコーリング)

ここまで「成長」をキーワードに、とくに20代での転職において「どんな環境、会社を選ぶか」「どんな価値観で働くか」をお伝えしてきました。

 

最後に、仕事を通じ、人生をより豊かにしていくために大切な、もうひとつの仕事価値観をご紹介します。

それが、「他人の役に立ち、褒められ、必要とされて働くこと。それが自分の幸福感につながっていく」というもの。

人間は社会的な生き物。家族のみならず、赤の他人同士でも、助け合ってきた歴史があり、人間には「助け合うことで生存していく遺伝子」が刻まれているとも言われます。

 

あなたにとって仕事は、どういったものでしょうか。「生活の糧(ジョブ)」でしかないものでしょうか。はたまた「自分の能力アップ(キャリア)」のためのものでしょうか。

それだけではなく、誰かのために働くことで、結果的に多くの人から感謝と敬意、称賛を受け取っていく。そして報酬を得て、自身の働く喜びにつながり、幸福感を高めていく。

こういった仕事価値観は、仕事人生をより充実したものしてくれるはずです。ぜひ、これからのキャリア選択、日々の仕事において参考にしてみてください。

(画像参照)他人の役に立った上で得られる自分の幸福感向上を「インナーコーリング」と定義。「入社後活躍力 ー I&WとCSA ー」https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/24207.html

 

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