技術営業とは、どんな仕事?
「技術営業」という職種を聞いたことがありますか?ただの「営業」ならよく耳にしますが、「技術営業」はなかなか聞き慣れない言葉ですよね。でも、求人サイトなどをチェックしていると見かけることもあるでしょう。そこで今回は技術営業についてご紹介。技術営業の仕事内容、一般的な営業職との違い、必要な能力について解説していきます。
■技術営業の仕事内容って?
技術営業とは、技術職のバックグラウンドや専門知識を活かして、クライアント企業へ営業活動を行なう職業です。セールスエンジニアとも呼ばれることもあり、技術職・営業職の両方を兼務している場合も。主にIT業界や医療器具メーカー、計測機器メーカーなどの専門性の高い業種で活躍しています。
■技術営業と一般的な営業の違いとは?
一般的に営業というと自社の製品を売り込むためにクライアント企業で商談・提案・交渉を行ない、売上を確保する役割を担うポジションのこと。技術営業も根本は同じですが、扱っている製品の専門性が高いので、製品の説明や提案をする際にも高度な知識が必要になります。そのため元・技術者など、専門的な知識をもっている人が営業を行ない、クライアントの質問にもしっかり対応できるようにしているのです。
■技術営業として働くための必要なスキルって?
営業職の場合、営業としての経験・スキルがあれば他業態への転職がしやすく、能力を活かすことができます。
しかし、技術営業はまず技術的な知識やスキルが必要なので、まずはシステムエンジニアや機械設計など製造系の部門で数年ほど経験を積む必要があります。技術者としての経験があってこそ、提案先に専門的な対応ができるようになるのです。
製造業界やIT業界などでの技術者経験が求められる職種ですので、経験さえあれば転職しやすい職種だといえます。営業としての経験は入社してからカバーできるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。