仕事にブランクがある/転職回数が多い転職者の面接でよくある質問集
「職歴にブランクがありますが、理由を教えてください」「転職回数が多いですが、理由を教えてください。」
こんな質問を面接官から聞かれたとき、あなたはどのような回答をするでしょうか?働いていなかった期間がある方や、転職回数が多いという方はドキッとする質問かもしれませんね。面接官が上記の質問をする理由、回答のポイント、回答例を確認してください。
目次
1.「職歴にブランクがありますが、理由を教えてください」と質問されたときの答え方
「ブランクの理由」を聞かれる理由
企業の面接官が、応募者の職務経歴の中でブランク期間を気にする理由は、応募者の勤労意欲について知りたいためです。たとえば、一度仕事を辞めた後、次の職場で働くまでに1年以上の期間が空いたとしたら、ただダラダラしてしまった人と、何か仕事に役立つ勉強をしていた人では勤労意欲の差が大きく見えるためです。
他にも、病気・けがの療養のためという理由であれば完治をしているのか、今後自社に入社してからの仕事に支障がないかは確認したいと考えています。
回答のポイント
企業の面接官は、職歴のブランクを責めているわけではありません。そのため、正直に何をしていたか、なぜそうしていたかを答えましょう。また、ブランク期間を振り返って、自身にとって何か得るものがあった場合は、その内容も自己PRとして回答しましょう。
回答例
お手本回答例
職歴のブランク期間は、国家資格を取得するための勉強期間に充てていました。残念ながら、資格取得はできなかったのですが、そこで学んだ●●の知識は御社で少しでも役立てると考えています。
前職時代のハードワークで体を壊したことで、療養していました。現在はほぼ完治しており、仕事に支障はありませんが、数ヶ月に一度、通院は発生します。
失敗の回答例
特に理由はありません。
(嘘、大げさな内容で盛った)○○をしていました。
失敗の回答例(良くないポイント)
ブランクの理由を答えないことは、面接官にとって大きな不信感を与えて今います。また、ブランク期間中の経歴を埋めるために、嘘の経験を語ることは、大きな問題になります。面接官からマイナス評価されかねないよう、納得させる回答をしましょう。
2.「転職回数が多いですが、理由を教えてください」と質問されたときの答え方
「転職回数が多さの理由」を聞かれる理由
面接官が、転職回数の多さに関して理由を聞くのは、転職の理由によっては「自社に定着せず、退職しやすい人」かどうかを見極めたいと考えているからです。複数の退職理由に一貫性がない場合や、短期間で転職回数が多いなど、理由がわからなければ自社で同じように退職してしまうというリスク回避の意図があります。
回答のポイント
転職回数が多い場合、その一回一回に関して転職理由を聞かれる場合がありますが、それぞれ転職理由を回答できるようにしておくことが大事です。
回答例
お手本回答例
新卒で入社した会社を、○○という理由で退職。2社目では会社が倒産。3社目で派遣エンジニアになったのですが、プロジェクトを転々とする生活でした。4社目で、自社勤務のエンジニアになれたのですが…
失敗の回答例
(目を逸らしながら)会社の方針に納得いかない会社が多く、転職しました。
(転職に一貫性がないと言われムッとしながら)特に理由はありません。
失敗の回答例(良くないポイント)
転職回数が多いことをご自身がネガティブに捕らえている場合、無意識に下を向いたり、ムッとしてしまったり、目を逸らして回答してしまうことがあります。面接官にとっては、何か隠し事や嘘があるように捉えられることがありますので、話し方にも注意しましょう。
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