ヘッドハンティングって何?
ヘッドハンティングは、優秀な人材を社外からスカウトする、人材採用の手法です。企業から依頼を受けた人材紹介会社のヘッドハンターが、人脈や独自のリストを元に人材を探し、転職を促します。今転職を考えていなくても、あなたのキャリアを高く評価したヘッドハンターからの連絡は突然くるもの。その時に備え、今回は「ヘッドハンティングとは何か」、ヘッドハンティングされる際に「留意したいポイント」をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
■ヘッドハンティングとは。
ヘッドハンティングとは、人材紹介会社が行なう「サーチ型」の人材紹介サービスです。これは、人材紹介会社のヘッドハンターが、企業が求める人材を世の中から探し出し、スカウトしていく手法。プロ野球選手や芸能人のスカウトのビジネスパーソン版、と言うとイメージが沸くかもしれません。
従来は、社外から経営幹部や役員を採用したいと考える企業や、日本市場に必要な人材を採用する外資系企業が頻繁にヘッドハンティングを活用していました。しかし、近年では30代・40代の経営幹部候補や、特化した技術を持つエンジニア、さらには20代の次世代リーダー層の採用まで、ヘッドハンティングの裾野が大きく広がっている状況です。
※「サーチ型」のヘッドハンティングに対して、「登録型」の人材紹介サービスがあります。これは、人材紹介会社に登録した求職者のレジュメを元に、転職先の候補となる企業を紹介・斡旋する手法。既に転職を検討している人向け、という点でヘッドハンティングとは別物となります。
■ヘッドハンティングされたとき、留意したいポイント。
「突然ですが、あなたのキャリアに興味を持っている企業があります」。
あなたに転職の意向がなくても、ヘッドハンティングの連絡はやってきます。いずれにしても、声をかけられたあなたは、社外から評価されているということ。ヘッドハンターに会うことで、自身の評価されたポイントや市場価値を知ると共に、今後のキャリアの積み方や人生を考えるきっかけとなるはずです。たとえ転職する気がなくても、一度ヘッドハンターに会ってみる価値はあるかもしれません。
とはいえ人間は、褒められ、求められると嬉しいもの。ヘッドハンターにこれまでのキャリアを認められ、魅力的な仕事内容や報酬が提示されれば、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。転職することをすぐに決めてしまいそうになるかもしれません。それは、危険なこと。ヘッドハンターの先にいる企業としっかりと話をしていないと、転職後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔する可能性があります。転職は、人生の大きなターニングポイント。熱いラブコールをもらったとしても、冷静な判断をお忘れなく!