面接の練習って何をすればいいの?
書類選考を通過したら、次はいよいよ面接。応募した企業について下調べをしておくことも大切ですが、同じくらい大切なのが面接時の受け答えを練習しておくこと。いくら頭の中では整理できていたとしても、いざ口にするとなると緊張してうまく言葉にできなくなってしまうことがあるからです。そこで今回は、面接の練習方法をご紹介。ぜひこちらを参考に練習を行ない、本番で緊張しないように準備してみてください。
■あらかじめ、質問されそうな内容を想定しておこう。
質問内容を想定するにあたり参考にしていただきたいのが、インターネットや雑誌などに掲載されている『よく聞かれる質問集』(※エン・ジャパンの調査によると、以下の質問が多く聞かれるようです)。ただし、面接の練習で大切なのは、質問と回答を丸暗記することではありません。質問の意図を読み解いて、自分の考えを整理しておくことです。丸暗記してしまうと、セリフのようにしか答えられなかったり、想定外の質問に対応できなかったりしてしまいます。そのことをふまえて、面接の練習をするようにしましょう。
・なぜ在籍していた会社をやめた(やめる)のですか?
・当社への応募理由は何ですか?
・前職ではどのような仕事をしていたのですか?
・いつ入社できますか?
・なぜこの職種を選んだのですか?
・どのような仕事に自信がありますか?
・入社したらどのような仕事がしたいと思っていますか?
・仕事をするうえで大切にしたいと思っていることは何ですか?
・他にはどのような会社を受けていますか?
・何か質問はありますか?
このあたりの質問内容を参考に、鏡に向かって自分を見ながら質問と回答を繰り返したり、ビデオで撮影して見返したり、家族や友だちに面接官になってもらったり…、といった練習を行なってみてください。
■面接の練習を行なうときのポイントは?
[1]回答はできるだけ端的に。
質問に対してダラダラと回答するのはおすすめできません。面接担当者に「結局何が言いたいの?」「物事をまとめるのが苦手なのかな?」という印象を与えてしまう可能性があるからです。自己紹介で3分程度、その他の質問に対しては1分程度で話せるようにしておきましょう。面接担当者によっては、回答に対してさらに深堀りするための質問を投げかけてくれます。あれも言いたい、これも言いたいと盛り込むのではなく、質問内容とその意図を理解して、端的に回答するのがよいでしょう。
[2]回答はできるだけ具体的に。
抽象的でぼんやりとした回答もあまりおすすめしません。いくら優れた業績を残していたとしても、面接担当者にその凄さが伝わらない可能性があるからです。具体的な数字や例などを活用して、誰が聞いても理解できる内容にしておきましょう。
[3]視線や仕草にも注意を。
話すときの視線や態度によって、相手に伝わる印象は大きく変わってきます。格好つける必要はありませんが、視線が定まっていなかったり、足を組んだり、貧乏ゆすりをしていたりするとマイナスです。練習のときから気をつけておきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が面接を練習するときにやっておきたいことと気をつけたいことです。こちらを意識して繰り返し練習をすれば、伝え方も上手になってくるはずです。緊張したり、慌てたりせずに対応していくために、ぜひ実践してみてください。
あわせて読みたい
面接対策ガイド~25個の質問とお手本/失敗回答・面接のマナーなど総まとめ~
転職活動の「面接」について、準備物や面接マナーなどの基礎知識から面接本番の対策までをご紹介。「自己紹介」や「転職理由」、「何か質問はありますか?」といった質問に対しての回答例・ポイントも徹底解説しています。せひ、ご参考ください。