キャピタルゲインって何?
キャピタルゲインとは手持ちの株券、債券、土地などが値上がりした際に得る利益のことを言います。逆にその値下がりによる損益はキャピタルロスと言います。
キャピタルゲインってどんなもの?
キャピタルゲインは、資産を運用した場合に出てくる成果のひとつです。ある運用資産の価格変動と、その際の市場取引によって得られる差額による収益を言います。
例えば100円の株式が150円に値上がりした場合、その時点で株を売れば50円のキャピタルゲインを持つことができます。一般にその利益は投下資本が多ければ多いほど大きくなりますが、値崩れなどを起こした場合、非常に大きな損失キャピタルロスを引き起こします。
キャピタルゲインの問題点
キャピタルゲインの問題点は、利益を得るためには常に、土地なり株なりの値段が上がり続ける必要があります。実際にはそうしたことはあり得ない事なので、売る時期、買う時期を見極める眼が必要となります。今の時代、株で絶対に儲かると言ってくるのは詐欺師のようなものです。
またキャピタルゲインを得るために、買った株を高い時期に売り、値段が下がったら買い戻すという「空売り」という手法もあり、ハイリスクハイリターンな投資の一つと言えるでしょう。
キャピタルゲインよりインカムゲインの方が堅実?
キャピタルゲインが、売り抜けで成功をつかむハイリスクハイリターンな投資だとしたら、インカムゲインは企業からの配当金で稼ぐ緩やかで安定した株運用と言えるでしょう。
企業からの配当があまり多くない日本では一般的ではないようですが、配当金もまずまずの欧米では、キャピタルゲインとインカムゲインの2つを合わせたトータルゲインで利益を得るのが一般的なようです。
最近では日本でも配当がよくなるなど、インカムゲインにも注目が集まってきています。
株式以外のキャピタルゲイン
株式以外のキャピタルゲインを生み出すものはゴルフ会員権、金、土地など様々です。キャピタルゲインで一旗揚げたいのならばこれらの商品も要チェックですがハイリスクであることを忘れないようにしましょう。