株主総会って何?
株主総会は実質的に企業のオーナーに当たる株主を招集して、会社の今後の方針や配当金について報告、もしくは承認のための会議を行う会議をいいます。
■株主総会ってそもそも何?
株主総会は会社の意志決定や大切な懸案について決めるときに、定期的もしくは臨時的に行われる会議のための機関です。株主はひとつの株につき1票を持っており、議題はすべて多数決で決まります。
株式会社は株を売って得た資金で操業していきますので、株主ひとりひとりが会社のオーナーといえます。
■定時株主総会って何?
定時株主総会とは、事業年度の終了時から一定の期間内に毎年開かなければならないと規定されている株主総会です。基本的には3か月以内が望ましいのですが、災害などで株主総会が開けなくなった際は、株主総会を開くはずだった日の2週間前に、実際に株主総会を行う日を株主に知らせなければなりません。
この提示株主総会ではその事業年度の決算報告、余剰収益の配当などが行われます。
■臨時株主総会って何?
臨時株主総会とは、定款の変更、役員の承認のために開かれることが多く、会社の変化に対するコンセンサスを株主から取りたい場合に行われます。しかしながら、時には会社の合併、不祥事、解散といった急に起きた事象に関する発表を株主に行う際に開かれた場合、荒れた総会となることもあります。特に、会社の解散は株式の価値がほとんどなくなることを意味しますので、株主にとっては死活問題です。
■健全な株主総会のために
株主総会では時折総会屋が少数の株主の意見を代弁するようなふりをして会場に乗り込み、会議を撹乱することがあります。目的は会社からの利益供与なので、健全な株主総会のためには排除が必要です。