税関職員の仕事内容と目指し方
税関職員は、日本の輸出入を裏側で支える重要な役割を担っています。では具体的にどのような仕事が税関職員の仕事なのか等、わかりやすく要点を解説します。
税関職員の使命とは
まずは、税関職員の3つの基本的な使命についてご紹介します。3つの使命とは次のとおりです。
●安全、安心な社会を実現する。
●適性かつ公平に関税等を徴収する。
●貿易の円滑化を進める。
つまり、貿易における関税の徴収や貿易業務の円滑化等へ貢献すること等を通じて安全、安心な社会作りに寄与することが税関職員の使命と言うことが出来ます。
税関職員の具体的な仕事
税関職員の主な仕事としては、大きく二つに分けることが出来ます。一つは通関手続きと、もう一つは貿易を通じた適正な税金の徴収です。それらの業務においてポイントとなってくるのが、通関業者の申告内容のチェックと実際に輸出入される貨物の物品チェックです。
その物品チェックにおいて、例えば麻薬等の違法な悪物が貨物に紛れて輸出入されていないか等をチェックするのも税関職員の大切な仕事だと言えます。
税関職員になるには
税関職員になるためには、どうすれば良いのでしょうか。実は税関職員は大きく「総合職」と「一般職」に分けることが出来、それぞれ採用試験に合格することがまず必要です。
総合職は募集定員そのものが大変少なく、平成23年、24年、25年と、いずれも一ケタでした。一方、一般職は例えば税関がある地方組織毎に募集・採用されており、且つ高卒者以上なら受験資格がありますので、狙い目だと言えます。
税関職員に望まれる資質等
税関職員は貿易における通関手続きを厳正にチェックすることが求められます。従って、正義感はもとより細かなミスや間違い、あるいは不正を見逃さない注意深さや観察力が資質として特に重要だと言えるでしょう。