外交官の仕事内容と目指し方

日本を代表して日本の外交を担っていると言って良いのが外交官です。では、外交官とは具体的にどのような仕事を行っているか等について御紹介しましょう。
外交官の仕事とは
では、外交官の役割から確認しましょう。外交官とは世界各国の日本大使館や在外公館に勤務している外務省職員です。大使館のある相手国と日本との外交交渉に関わる仕事を中心になって担う役割を持っています。
ただ、交渉だけを行っているのではなく、相手国に関する情報等を集めたり、政治家による交渉の舞台を整える準備をしたり等、外交に関わる仕事を幅広く担っている職員と言えます。
外交官になるには
外交官は資格制度ではなく、外務省職員がその任にあたることになりますので、外交官になるには、まず外務省職員になること、即ち国家公務員の採用試験を受験し合格することが必要となります。
国家公務員試験は大卒以上を基本とした総合職と、高卒以上の外務省専門職員採用試験に大別出来ますが、総合職は採用人数自体が大変少なく、難関大学出身の新卒者で殆ど占められている状況ですので、外務省専門職員採用試験が狙い目と言えます。
但し、受験資格に年齢上の制限があり30歳未満となっています。
外交官に求められる素養等
外交官は相手国との良好な関係を維持しつつ、その交渉においては日本の国益が損なわれることがないよう努めなければなりません。そのためには冷静沈着で忍耐強いことや、誠実さ、高いコミュニケーション能力が必要と言えます。
また、英語に限りませんが、やはり語学力が重要になってくることは言うまでもありません。
長期の海外生活が外交官の条件
外交官はその職種上、海外で長期に生活することが前提となってきます。従って、外交官を目指す場合は、日本を離れて海外で長期の生活を送ることに支障がないかチェックしておくことも必要です。