言語聴覚士の国家試験って何するの?
言語聴覚士とはどのような資格で、その国家試験はどのようなものなのか、基本事項についてまとめてみました。
言語聴覚士の国家試験の前に
言語聴覚士の国家試験についてご紹介する前に、言語聴覚士とはどのような資格なのか確認しておくことにしましょう。 日本言語聴覚士協会では言語聴覚士のことを、次のように紹介しています。
●言語聴覚士とはことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。
言語聴覚士国家試験の受験資格について
言語聴覚士国家試験の受験資格ですが、残念ながら誰でも受験可ではありません。幾つかのルートがありますが高校卒業後、文部科学大臣が指定する大学か、厚生労働大臣が指定する言語聴覚士養成所を卒業する必要があります。
従って、一定期間教育機関で学ぶ必要がありますので、社会人の方が独学だけで目指すということは出来ません。
言語聴覚士国家試験の受験者数や合格率
言語聴覚士国家試験の受験者数は、例年2,300人前後といったところです。その合格率ですが、年度によってバラツキがあるものの、大凡65%前後の合格率と言って良いでしょう。
但し、近年は合格率は上昇傾向にあり、例えば平成25年度は74%を越えました。従って、受験資格に必要な教育機関でしっかりと学べば、大きな失敗をしない限り、合格出来る試験だと言えそうです。
言語聴覚士は耳を不自由にされている方の心強い味方
言語聴覚士は、耳を不自由にされている方の心強い味方と言える存在です。従って耳を不自由にされている方の力になりたいと思う方は、チャレンジすべき資格だと言えます。