義肢装具士ってどんな仕事なの?
腕や脚を失った方々にとってなくてはならない存在のひとつだといえる義肢装具士。具体的にどのような業務を手がけているのか、ご存知ですか?今回は、義肢装具士の仕事内容を解説。どのような業務なのか、どうすれば目指せるのかをチェックしておきましょう。
義肢装具士の仕事内容とは?
義肢装具士の仕事はどのようなものなのでしょうか。日本義肢装具士協会の説明を要約してみると、義肢装具士とは「医師によって処方された義肢装具の採型・採寸ならびに適合・調整を行なう国家資格を持った医療専門職であり、義肢装具を必要とする方一人一人に適合した義肢や装具を製作すると共に、完成後も体や目的の変化に応じて調整を行なう」とあります。
つまり義肢装具士とは国家資格の職業であり、義肢装具を作ったり、その調整を行なったりする専門家のことなのです。
義肢装具士を目指すには
義肢装具士は国家資格。義肢装具士になるためには国家試験を突破することが必須となります。しかし、誰でも国家試験を受験できるというわけではありません。
義肢装具士の国家試験受験資格を得るためには、厚生労働大臣が指定する専門養成校を修了する必要があるからです。養成校に通わず独学で取得すると言うことはできない資格なのです。
義肢装具士の国家試験について。
義肢装具士の国家試験ですが、毎年約200名前後が受験し、80%以上が合格しています。ただし、以前は90%台の合格率だったので、近年ではやや難化しているといえるのかもしれません。
試験内容は、筆記試験のみで実技試験は特にありません。養成学校でしっかりと学び、知識を習得できたら、大きなミス等をしない限り合格できる試験だといえるでしょう。
以上が、義肢装具士の仕事内容と試験についての解説です。義肢装具士は、腕や脚を失った方の役に立てる存在です。そうした人々に貢献したいと考えているのなら、国家資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。