調香師の仕事内容
調香師という職業をご存知ですか?耳慣れないかもしれませんが、私たちの身の回りに溢れているさまざまな“香り”を操る仕事です。調香師とは一体どのような仕事なのか、どうすればなれるのかなどを詳しく解説。香りに関する仕事に興味がある方はぜひチェックしてください。
調香師の仕事内容とは?
調香師とは「香り付けのスペシャリスト」として、さまざまな香料を組み合わせることでこれまでにない新しい商品を生み出す仕事です。香水、シャンプー、食品など、調香師が生み出した香りは私たちの普段の生活に溢れています。
また、調香師とひと口にいっても、扱う商品によって2種類に分類できるという点も覚えておきたいポイント。一つは食料品や飲料の香料を生む「フレーバリスト」、もう一つはそれ以外の商品の香りをつくる「パヒューマー」と呼ばれます。
調香師になるにはどうしたらよい?
調香師には、特別な資格や免許は必要ありません。ただし、香料の開発は化学についての知識に裏付けとなるため、理系の4年制大学や大学院出身者の方が職に付ける可能性は高くなります。
就職先としては化粧品会社や食品会社、香料メーカーなどが主流。近年では、ハーブやアロマ関連のお店で働く人も増えてきました。
調香師として収入はどれくらい?
調香師といっても活躍の場はさまざまなので年収で表現するのは難しいところです。食品メーカーなど一般企業で働くケースを一例としてご紹介すると、年収は350万円~500万円程度となるでしょう。
もちろん勤続年数や学歴、スキルによって給料アップが見込まれるため、企業によっては年600万円以上の収入を目指すことも可能です。
香りと生活はとても密に関係しているので、多くの人に愛される香りを作り出す調香師は、世の中にとって必要不可欠な存在。今後もさまざまなシーンで活躍が期待できる職業のひとつだといえるでしょう。興味のある方は、ぜひ選択肢の一つに入れてみてください。