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2019/3/25

「営業はムリ」は勘違いだった。転職活動を通じ知った、自分の活かし方。

小出 尚史さんの転職体験記
前職建設機材の営業
現職鋼材加工の営業
小出 尚史(27歳)
Naofumi Koide
  • 応募社数50
  • 面接社数1
  • 転職までにかかった期間2ヵ月
この体験記のポイント
  • 「上京したい」という思いで入社した前職。しかし、ノルマの厳しさ・周囲との関係などから2ヶ月で退職。
  • 「営業はムリ」と感じて事務職を志望するも、50社にエントリーして書類通過したのは1社だけだった。
  • 選考の中で、営業職の適性を見出される。仕事内容や会社の雰囲気を詳しく知り、入社を決める。

上京して2ヶ月で退職。「営業は向いていない」と思った。

大学卒業後に就いたのは、研究室で使っていた機材に関わる仕事。神戸にあるプラスチック関連のメーカーでした。ただ、ずっと東京への憧れがあったので、日増しに「東京に出たい」という思いが強くなって。2社目への転職活動では、何よりも「上京すること」が優先でしたね。他のことにはこだわらず、とにかく採用してくれた東京の会社に入ろう、と考えていました。

そして、最初に内定をもらった建設機材会社に営業として入社しましたが、そこは2ヶ月で辞めてしまっています。さすがに早すぎる退職だというのはわかっていました。でも、どうしてもその会社で営業として働き続けるイメージが持てなかったのです。

なぜかというと、とにかく売上ノルマが厳しくて、その影響で社内の雰囲気もギスギスしていたためです。営業の評価は売上数字だけが絶対で、先輩たちはみんな大忙し。誰もがガツガツと競争していました。新人で分からないことばかりなのに「やっておいて」と仕事を渡されて、質問や相談をする相手もいない。社用車でお客様先を回ろうとして「カーナビは使わず、事前に地図で予習して行くように」と指示されたときには、土地勘もないので四苦八苦しましたよ……。

営業として働くのは前職が初めてでした。でも、営業職とはこういうものなのだと思って、辞めるときには「営業は僕に向いていない、次は内勤の事務職をしよう」と、心に決めていました。

事務職に絞って応募。しかし、書類選考で次々と不合格に……。

転職活動をスタートして、いきなり壁にぶつかりました。事務職に絞って何社応募しても、一向に書類選考を通過しなかったのです。やはり、経験がある営業職のほうが通過しやすいのかもしれない。でも、売上ノルマや外出がある仕事には良い思い出がない。方針は変えずに、事務職に応募し続けました。

東京で働ける事務職の募集は、何百件もありました。応募するかどうかを決める基準は、写真やインタビュー記事から感じられる会社の雰囲気です。前職と同じようなことにならないように、会社名や業界などに関わらず「自分が合いそうかどうか」に注目していましたね。ココは良さそう!と感じたらまず応募。そして、自分の目で会社の雰囲気をしっかり確かめてこようと考えていたんです。でも、書類選考を通過できなければ、確かめに行くこともできません。

不合格のメールばかり受け取って、少しずつ気持ち的に参っていきました。「自分は営業に向いていないだけではなくて、そもそもダメなんじゃないか」 なんて、かなり後ろ向きなことまで考えはじめていたくらいです。約2ヶ月間で応募した求人は、全部で50社に上りました。

「営業」としての適性を見出され、自分の活かし方を見つめ直す。

ついに、1社で書類選考を通過。「やっと書類選考を通った!会社の様子を見に行ける」と、とても嬉しく思いました。

金森興業に応募した理由は、人間関係や雰囲気が良さそうだと感じたこと。それは、面接に伺って社内を見ても、全くギャップを感じませんでした。あちらこちらで会話が飛び交い、穏やかながらも活気がある空気。ここなら馴染めそうだな、と期待が高まる中、提案されたのは営業職の話でした。

営業部長から、直接「あなたの人柄や経歴を見て、営業としても活躍いただけるのではないかと思っています」と言われたのです。雰囲気に惹かれて会社への興味が強くなる一方で、営業職だと思うとすぐに決断はできませんでした。

最終的な決め手になったのは、金森興業の営業スタイルです。詳しく聞くと「個人の営業ノルマはなく、チーム全体で売上目標を目指す」というスタイルだと分かりました。なので、営業の皆さんはガツガツと争うのではなく協力的。一人前になるまで3年はかかるので、成長スピードもじっくりで良いという話でした。さらに「前職では社用車でカーナビを使わせてもらえなくて辛かった」と言えば、使って良いとのことで(笑)。

そうして、話を聞くうちに気づいたんです。前職の営業は、様々な営業スタイルのうちの1つに過ぎず、それが自分に合っていないだけだったんだと。「金森興業の営業なら、前職を辞めたくなった理由は解消される。やってみよう」と感じ、営業としての入社を決めました。ずっと選考を通過できなかった分、必要としてもらえる喜びも大きかったですね。

人間関係の良い職場は、前向きになれる。早くチームに貢献したい。

入社してから9ヶ月間経ちました。今は、鉄鋼製品を加工をする部署で先輩たちのアシスタントをしています。お客様からの電話応対や見積の作成などをこなしながら、鉄に関する知識を蓄えているところです。3年働いて一人前だと言われる世界ですし、専門用語や図面の見方など、正直、分からないことだらけです。でも、近くにいる上司や先輩が、どんな質問をしても嫌な顔をせずに答えてくれるので助かっています。年齢が離れていても、しょっちゅう冗談を言いあったりいじりあったり、気づくといつも笑いが起きているようなチームなんですよ。本当に仲が良くて、これだけでも入社して良かったなぁと感じています。

アシスタントなので、業績面での貢献はまだまだ。ただ、チームミーティングで先輩たちの担当案件や売上目標に向けた計画などを聞いていると、自分も早く担当を持ってチームの売上に貢献したいと思えるんです。「自分は営業に不向きだ」と思い込んだままだったら、こんなふうに前向きに取り組める仕事と出会えたかどうか分かりません。自分の活かし方って、転職活動を通じて見つけていくのでも良いんじゃないでしょうか。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

営業チーム全員で、「きっと活躍してくれる」とピンときました。

機械加工営業部
大井川 政徳
評価したポイントと採用理由 小出さんの人柄や経歴を知って、事務職志望とは聞いていましたが、「うちの営業職にも合っている」と感じました。弊社は長い歴史をもつ企業ですが、その分ベテランが多めの組織になっており、ここ数年は次世代を担う若い世代を積極的にお迎えしています。私だけでなく、営業チームの面々も「この人は良さそうだね」と言っていました。

面接で営業職を提案したときには、やはり迷っているようでしたね。それでも、会社のことをじっくり見て、誠実に、一生懸命に自分のことを伝えようとしてくれたのが印象的でした。「営業に向いていないと感じている」ということも正直に話してくれて、しっかり考えて決断しようとしているのが伝わってきました。営業職である以上、相手に与える印象は大切です。業界としても、真面目に仕事をすることが非常に重視されます。その点、一緒に仕事をしたい仲間だと思ったのです。

入社から半年以上経ち、やはり誠実さ・懸命さに間違いはありませんでした。本人は「3年で一人前なんて言いますけど、3年かかってもムリな気がします」と笑っていますが、未経験の分野ながら飲み込みも早く、困難な仕事からも逃げずに向き合ってくれています。この調子で力をつけて、部署を引っ張る中心人物になってほしいですね。彼なら、きっとできるでしょう。
企業情報
会社名金森興業株式会社 資本金4905万6000円
事業内容■鉄鋼加工製品(厚板、鋼管、シームレス鋼管、特殊鋼、金型)の加工・販売 ■立体駐車場の運営・貸し倉庫 など 従業員数57名(2021年2月時点)