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2021/3/1

聞きにくい質問もためらわず、言いにくい過去もオープンに。その姿勢に応えてくれる企業と出会えるから。

中村 仁彦さんの転職体験記
前職コンビニの店長
現職スーパーの店舗スタッフ
中村 仁彦(38歳)
Yoshihiko Nakamura
  • 応募社数3
  • 面接社数2
  • 転職までにかかった期間2ヵ月
この体験記のポイント
  • Uターン転職を叶えるも、想定とのギャップがあり1週間で退職。面接で詳しく質問をしなかったことを反省。
  • 選考過程では、詳細な情報収集と自己開示を徹底。企業と相互に理解を深めることを大切にした。
  • 正直な姿勢を評価してくれる会社と出会う。地元で、続けていきたいと思える仕事に就けた。

念願のUターン転職を実現。しかし、思い描いた仕事とは違っていた。

動物専門学校を卒業し、ペットと泊まれるホテルで働くために地元の神奈川を離れました。その後、ホテルとかけ持ちではじめたコンビニバイトのほうがメインになって、そのまま正社員として就職。コンビニの仕事は幅広くて面白かったのですが、店長になると大変で……。勤務時間帯の融通がきくとはいえ、人が足りない曜日は朝から晩まで働き通し、休みは週に1日だけでしたね。

10年ほど働くうちに、働き方の負担を軽減したいという思いと、「高齢になった両親の近くにいたい」という思いがわいてきました。そこでUターンするための転職活動をはじめたら、思いの外スムーズにペットショップから内定をもらえたんです。ブランクがあるとはいえ、専門学校で学んだことが活かせそうな領域だったからでしょうか。

ところが、入社してすぐに「会社の期待する役割」と「私がイメージした役割」にズレがあると分かりました。私が想定していたのは、将来的な店長候補となるいちスタッフのポジション。しかし実は、すぐにでも店舗立ち上げをしなくてはならないポジションだったんです。知識も経験もない私にはムリだと感じ「期待に応えられない」と会社側に伝えました。本当に申し訳なかったのですが、結局1週間で退職することになりまして。私自身もショックでしたが、会社側にも大いに迷惑をかけたと思います。「なぜもっと情報収集をしなかったんだろう。面接でもっと深く質問すればよかった」と後悔しました。

求人広告で注目したのは、「詳細な情報提供」があるかどうか。

想定外の退職をしてから、いったん少しのんびりしようと思って、コンビニでアルバイトを再開しました。小売業って、自分の工夫が商品の売れ行きにつながることが面白いんですよ。コンビニで3~4ヶ月ほど働いて「やっぱり自分は小売りの仕事が好きだ」と再確認しました。結果的に自分を見つめ直すいい時間だったと思います。

改めてスタートした転職活動では、神奈川県内で働ける小売業界を中心に見ていきました。『エン転職』の求人広告で注目したのは、どれだけ詳細な情報が提供されているかどうかです。情報収集不足が入社後のギャップにつながるのは実感していましたし、詳しく情報提供している企業ほど正直でクリーンなのではないかと考えていました。

判断基準の例を挙げるなら、条件面の欄は「詳しく情報提供している企業かどうか」が分かりやすかったです。たとえば「勤務時間や残業有無について詳しい記載があるか」とか。それから、仕事内容欄では「誰が・何を・どのように行なうのか」をよく見ました。 “残業前提の仕事なのかどうか” を知るために、あわせて「残業代は全額支給か固定残業代込みか」にも注目していましたね。コンビニ時代の激務や、前回の転職活動を思い出しながら、面接で突っ込んで聞きたいことも考えていきました。

最終的にたからやに応募を決めたのは、地元密着の小売業であり、求人情報も詳細で安心できたからです。「スーパーはコンビニよりも色々な方とコミュニケーションを取れそうだ」と楽しみにしていました。

疑問は全て聞く。隠しごとはしない。その姿勢に企業も応えてくれた。

吟味して3社に応募し、面接に進めたのは2社。以前の失敗を繰り返したくなかったので、「気になることは全て聞く」というスタンスで質問したいことをまとめておきました。

質問で工夫したのは、踏み込んで具体的に聞くことです。特に気になっていた「仕事内容と働き方」に関しては、実際の仕事のシーンを想定して質問しました。たとえば「こういうシフトだったとしたら、誰が何を担当するのか」といった質問ですね。回答によって日々の仕事や役割がイメージできますし、人員の充足具合も予想できます。求人広告で出しているデータと齟齬がないかも分かります。面接ハウツーなどで “条件面はあまり質問しないほうが良い” とされているのは知っていましたが、「失礼かもしれませんが」といった前置きをしつつ、すり合わせておきたいポイントは細かく質問していきました。

ためらわずに聞けたのは「もし自分が質問をためらって、また早期に退職することになったら会社側も困るはず」と考えていたからですかね。たからやの面接ではその思いが伝わったのか、一つひとつの質問に対してありのままのことを教えてもらえました。逆に、私の「1週間で離職」という経歴についても聞かれましたが、事情を隠すことなく説明し、次は頑張りたいという気持ちを伝えました。お互いに腹を割って話し合えた面接だったと思います。

最終的に内定をいただいたとき、面接を終えていたもう1社と少し迷ったんです。でも「何でも答えてくれた」ということと、その話から仕事内容や働き方を理解できたことが決め手になって、たからやに決めました。

仲間や常連さんとの交流が励み。続けたい、と思える仕事に出会えた。

入社から3年経ち、仕事にはずいぶん慣れました。最初は売り場を覚えるだけでも一苦労でしたけど(笑)。商品数がコンビニの何百倍にもなるということで覚悟はしていたものの、こんなに細かいとは!と。ただ、面接で働き方の詳細まで聞いておいたので、ある程度シミュレーションできていたことに助けられました。それから、社員だけでなくパートやアルバイトのみなさんまで優しくフォローをしてくれるんですよ。想像以上にあったかい人間関係はありがたかったですね。

仕事に慣れて余裕がでてきてからは、お馴染みの常連さんとお話をしたり、お電話で「中村さんに聞きたい」とご指名いただいたり、地域密着スーパーならではのやりがいも感じられるようになりました。売れ行き予測などの数字面はコンビニの経験が活かせるので、今も「工夫して商品を売る」という面白さを味わえるのは変わりません。

どんな仕事でも、100%予想通りとはいかないと思います。苦労もやりがいも、実際にやってみて初めて分かることがあるでしょう。ただ、続けるのが難しいほどのギャップを感じてしまうのは、選考中の工夫で防げるんじゃないでしょうか。大事なのは、自分にとって大切な事柄はためらわずに質問することと、言いにくい話でも隠さずに伝えること。正直な会社ほど、その姿勢に応えてくれると思いますよ。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

明るさと誠実さ。彼の人柄が、一番の評価ポイントでした。

管理部 人事総務担当 参与
中村 賢一
評価したポイントと採用理由 中村さんを評価したポイントは、終始明るい雰囲気であったこと。そして、あまり言いたくないであろう「1週間で退職」という経歴も隠すことなく説明してくれた誠実さです。地域密着のスーパーで働くにあたっては、何より大切なのが「明るい対応」と「相手の立場に立った対応」なんですよ。中村さんはそれができる人だろう、と感じました。

もともと私は「ウソをつく採用担当者」にはなりたくないという信条があるのですが、真面目な彼と話していると、余計に「また早期退職になったら不幸だ。ちゃんとしてあげなくては」と思ったんです。だから、面接段階ではオブラートに包んでおきたい……という考えがよぎっても、聞かれたことに全部答えようとしましたね。ずいぶんと赤裸々な話をしたな、と今でも覚えていますよ(笑)。

もう入社3年目になり、中村さんは現場で大いに活躍してくれています。そろそろ、チーフやその上も目指してもらいたいところです。店舗だけでなく管理部門などのキャリアもあるので、経験を活かしたステップアップを期待しています。
企業情報
会社名株式会社たからや 資本金5000万円
事業内容総合食品スーパーマーケットの運営 ~当社の経営目的~ 「安心」・「安全」・「満足」が、当社の経営目的です。私たちが地域の皆様の毎日毎日の暮らしに「安心」と「安全」と「便利さ」と「快適さ」を提供して、その地域の生活の向上と豊かさに貢献することを目指すとともに、従業員が安心して働ける会社となることを目指しています。 従業員数232名(うち、正社員67名)2020年8月現在