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2019/1/7

「向いていない」と感じた前職での実績が、面接の評価ポイントに。

田口 雅也さんの転職体験記
田口 雅也Masaya Taguchi(21歳)
  • 転職前物流資材メーカーの技術職
  • 転職後オフィスビルの賃貸仲介営業
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数5
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 言われたままに入社したメーカー。向いていないと感じるも、仕事への姿勢を評価され栄転を経験。
  • 「人と接する仕事がしたい」という気持ちから、技術職から営業へのキャリアチェンジを決意。
  • 前職でのがんばりを具体的に伝えたことで好評価を獲得。転職に成功し、新たな毎日へ。

正直「向いていない」と感じた工場でのライン作業。でも、真面目に取り組んだことで好評価をもらえたことは自信に。

工業高校を卒業後、就職したのは地元・岐阜の物流資材メーカー。地元ではある程度知られた企業で、周囲からは「良いところに入ったね」と言ってもらえていました。ただ、特に希望があったわけではなく、学校の先生に薦められた会社に入社したというのが正直なところです。そんな志望動機だったこともあり、働き始めてすぐに「自分には向いていない」と感じるようになりました。

最初に配属されたのは金型作りのライン作業で、黙々と一人で仕事をする毎日。仕事は真面目に取り組んでいましたが、人と話すことが好きな性格なので、本当につまらなくて辛かったです(苦笑)。社内の人間関係は良好だったことだけが救い。同じ部署の人だけでなく、社内の別の部署の人と顔を合わせた時にちょっとしたおしゃべりするのが楽しみでした。

真面目に仕事をしていたことが評価されたのか、“おしゃべり”で自然に人脈が広がっていたこともあったのか、入社2年目には「段替え」という技術職に部署異動し、一から新しい仕事を学ぶことに。社内的には栄転でしたし、嬉しい気持ちもありました。とは言え、内心では辞めたいとずっと思っていたので、このまま育成してもらっても会社にも迷惑がかかると考えるようになり、転職を決意しました。

経験がないからこそ、まずは気になるものに応募。面接で話を聞いてから判断しても、遅くない。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
転職活動の軸は「人と話す仕事」。特に、いろいろな経験ができそうな営業に興味がありました。気にしていたのは、「新規開拓の飛び込みがないかどうか」「土日祝休みかどうか」ということ。コミュニケーションを取るのは割と得意でしたが、それでもいきなり知らない人の家や会社に行くのは気が引けましたし、趣味のバスケの練習や試合に出るため、週末は必ず休みが欲しかったんです。ただ、それらの条件を備えた営業の求人はなかなか多くなくて……。まずは目についたものから応募してみようと思いました。商品のことや営業スタイルなどは、求人を読んだだけではわからないし、面接でいろいろ話を聞いてみようと思っていたんです。

オフィッコスは、スカウトメールが送られてきたことをきっかけに求人をチェック。未経験から営業に挑戦できることと、土日休みに惹かれて応募しました。最終的に5社応募して、面接まで進んだのは3社です。前の会社を辞めてからの転職だったので焦る気持ちもありましたが、面接で話を聞いて1社ずつ冷静に見極めていこうというのは意識していましたね。

前職の経験と営業の仕事。つながりそうなところを見つけて、具体的にアピール。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
面接に実際に行ってみると、オフィッコス以外の2社は「求人には『土日休み』と書いているけれど、忙しいからみんな土日出勤して働いているよ」と言われたり、求人にはそうと書いていない会社でも「ウチは飛び込み営業が多いけれど大丈夫?」と聞かれたりする場面があり、自分の求める環境ではないと感じて辞退することにしました。

オフィッコスの面接では、聞いていた通りきちんと土日に休めるし、あまり遅くまで残ることもなさそうだとわかり、まずは安心しました。それに、社内を案内してもらった時の雰囲気も和気あいあいとしていて、ここで働いたら楽しそうだなと思ったんです。営業は未経験だったので受かるかどうかは不安でしたが、とりあえず面接では意欲をアピールしようと思いました。特に、前職で仕事への姿勢や周囲とのコミュニケーションが評価されたことを具体的に伝えることは意識しましたね。

積極的な姿勢が良かったのか、面接での会話も比較的弾み、手応えがありました。面接後、1週間ほどで内定の連絡をもらった時は嬉しかったですね。あとで聞いたら、やはり前職での経験も評価ポイントに入っていたようで、キツイこともあったけれど頑張っておいてよかったなと思いました。

念願の営業に。周囲の期待を超えるような存在をめざしたい。

今は入社して1ヶ月ほど。オフィッコスでは、企業のオフィス移転の支援を行なっているのですが、オフィスビルの物件を扱うのは覚えることが多くて難易度も高め。なので、今はそれより簡単な駐車場のリース仲介を手伝っています。駐車場をお持ちのオーナー様に電話をかけて、利用状況を把握するのが僕の役割。地道な作業ですが、少しずつ情報が集まると達成感があります。

あとは、勉強のために先輩の提案にも同行しています。並行して、名古屋市内のビルや道路の名前を覚えないといけないので、正直けっこう大変です。でも周囲の先輩が気にかけてフォローしてくれるので、なんとか頑張っていけそう。社長も含めた全員で飲みに行って話すのも楽しいです。社長はすごくアツい人で、事業にかける思いや今後への意気込みを聞くと、自分も力になりたいと思えるんです。

先輩からは「半年で一人前をめざそう」と言われていますが、できればそれより早く一人で仕事ができるようになって、会社に貢献していきたいですね。何より、念願のお客様と接する仕事なので、企業様に柔軟な提案ができる営業になれるように努力していきたいと思っています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

前職での「短期間でのステップアップ」の経験は、当社でも活かせるはず。

取締役 部長
北川 洋平
評価したポイントと採用理由 採用面接で重視するのは、人と接する時の明るさや、成果にこだわっていくためのエネルギー。その点、田口さんは好印象でした。ハキハキした受け答えができていましたし、爽やかな笑顔が良いなと思ったんです。確かに工場で働くよりも、対人の仕事の方が向いているだろうと感じたので、未経験というのはあまり気にならなかったです。

前職の時に、周囲より早くステップアップしていたことも評価ポイントの一つ。本人は前職をあまり好きではなかったようですが、仕事に対して真面目に取り組んでいたのだろうと思いましたし、実際に本人もやる気があると話してくれたので、活躍が見込める印象です。今は入社して間もないので、電話対応を繰り返しながら営業の基礎を固めてもらっているところ。今後の活躍に期待したいですね。
企業情報
会社名株式会社オフィッコス 資本金1000万円
事業内容・オフィスビル仲介 ・オフィスビル店舗仲介 ・内装業務コンサルティング ・インテリア業務コンサルティング ・事務所開設移転に関わる業務コンサルティング 従業員数8名(2019年10月現在)
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