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2018/7/16

未経験でも通用するかと悩むより、まず応募してみよう。
失敗を恐れない行動が、成功のカギ。

川合 勇介さんの転職体験記
川合 勇介Yusuke Kawai(32歳)
  • 転職前エスコート船の操縦士
  • 転職後アニメ・ゲームグッズの企画営業
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数2
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 不動産営業、船乗り、アニメグッズの営業――。仕事選びの軸は、やってみたいという気持ち。
  • 業界・職種未経験。畑違いの転職を成功させるカギは、失敗を恐れずに「行動」すること。
  • 初めての連続で勉強の日々。それでも“好き”に携われることこそ、仕事の原動力。

「やってみたい」の気持ちを第一に、船乗りに転身!ただし、思わぬ誤算も……。

大学卒業後、最初に就いた仕事は不動産の仲介営業でした。正直、これがやりたい!と思ったわけではなく、何かしら就職しないと…と焦って決めたのが間違いでしたね。あまり仕事に意欲を持てなかった分、つまづくことも多く、早期に辞めてしまいました。

次は何をやろうと考えているとき、弟から「船の免許を取った」と話を聞きました。面白そうだぞ、とピンときましたね。さっそく私も船舶免許を取り、免許を活かして石油類を輸送するタンカー会社に就職したのです。国内の港を巡り、石油類を運搬してまわるタンカー船の航海士ですね。興味の持てる仕事に就いたまでは良かったのですが、ひとつ誤算が。当初は3ヶ月乗船して1ヶ月休みのサイクルだと聞いていたのですが、ふたを開けると6ヶ月は船から降りられなくて…。2年間ほど、ほぼ海上で過ごす生活を送った後、さすがに厳しいと転職を決めました。

船は好きなので、乗船期間の短い仕事ならばと思い、次に選んだのは大型船エスコートの仕事です。東京湾に大型船が入港する際、岸壁にぶつからないよう誘導したり、周囲の船にアラートを出して進路を確保したりする仕事ですね。乗船期間は数日程度なので問題ないと思ったのですが、プライベートの予定が本当に立てられないんですよ。というのも、船が動くかは天候に左右されるので、仕事の予定が直前までわからないのです。前日の夕方に「明日よろしく」と言われたり、何なら当日に「今から来れない?」と頼まれたりすることもあり、そろそろ海の仕事はいいかなと転職を考えるようになりました。

仕事と転職活動の両立に悩んだ結果、転職活動に専念することを優先。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
転職しようと心を決め、さっそく転職サイトに登録するなど動きはじめたのですが、ひとつ問題がありました。それは「就業しながらだと面接の予定が組めない」ということです。先ほどお話したように、エスコート船での仕事は直前まで予定が決まりません。せっかく面接を設定したとしても、急に仕事が入る可能性が高かったのです。この問題にぶつかったことでなかなか転職活動を進めることができず…。迷いましたが、一旦退職をしようと決断しました。もちろん、当時は悩みました。「転職先が決まる前に退職して、本当に大丈夫か?」という気持ちもあったので。ただ、転職活動だけに専念できる体制を整えたほうがスムーズに選考が進むと思いましたし、今いる会社に筋を通す意味でも一旦けじめをつけた方がいいかなと思ったのです。そこで当時の会社に退職の意思を告げ、1ヶ月ほどで仕事を離れました。

そうやって転職活動に専念できる環境を整え、本格的に活動を始めました。『エン転職』には就業中から登録を済ませていたので、さっそく2社に応募してみました。最初に応募したのは、確かテレフォンアポインターの求人だったと思います。仕事に興味があって、というよりは、まずは1社受けてみようと試しに応募した感じですね。結局こちらは面接には進みませんでした。もう1社が、本命だったG-CREWSです。転職サイトでたくさんの求人を見ている中、求人広告に書かれていた「人気アニメやゲームのグッズ制作」というワードにピンときたのです。どうしていきなり、と思われるかもしれませんが、実は昔からアニメやゲームが大好きで。G-Crewsの求人を見て、好きなアニメ・ゲームに携わる仕事に就いてみたいと強く惹かれ、応募しようと決めました。

畑違いの転職を成功させるカギは“行動”すること。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
G-CREWSから書類選考通過の連絡をいただくことができ、面接では何をアピールしようかと考えたのですが…。結局、今の自分に言えるのは仕事に対する興味や熱意の強さだけだなという結論に達し、ほぼありのままで面接に臨みました。伝えたこととしては「昔からアニメやゲームが好きだったので、愛情を持って仕事に取り組みたいこと」「未経験だけど、入社後に一から勉強する覚悟があること」といった内容ですね。あとは、意欲を示すためにも明るく元気良く挨拶するなど、基本的なマナーを徹底したくらいです。その結果、数十名の応募があった中、無事に内定をいただくことができました。

面接を終えたときは、手応えや受かりそうかどうかなんて、まったくわからなかったです。ただ、自分の気持ちや熱意はすべて伝えたので悔いはないなと。よく未経験で通用するのか不安、という話も聞きますが、私としてはやってみないとわからないんだから、やったらいいのに、と思っています。だって応募するだけならタダじゃないですか。応募してダメなら、すっぱり諦めればいいだけの話だと思うんですよね。もちろん、経験が重視される募集もあると思いますが、求人に「未経験歓迎」と書かれているのであれば、経験はなくても意欲を評価してもらえる可能性はあります。自分がその仕事のどこに興味を持ったのか、なぜやってみたいと思うのかを整理してアピールすれば、受け止めてもらえると思うのです。今回の内定も、このマインドで挑戦したからこそ、得られた結果だったと思います。

初めての連続で、勉強の日々。それでも“好き”なことだから、頑張れる。

2018年4月に入社したので、まだ入社2ヶ月目です。不動産の仲介営業は一時期やっていましたが、BtoBの営業は経験がないので、初めての連続。先輩と一緒にお客さま先に行って挨拶まわりをしたり、基本的なグッズ制作の流れを教えてもらったり…。わからないことばかりで、日々勉強の毎日です。

本格的なグッズ制作の案件はまだ関わっていないのですが、ひとつ担当している案件があります。夏の同人誌即売イベントで販売されるアニメキャラキーホルダーの容器を探しているのです。容器といっても何でもいいわけではないんですよ。商品のサイズやお客さまの予算、売り場での見え方…など、いろいろな観点で検討して決めます。今は白い紙の容器にするか、クリアなプラスチック容器にするかで悩んでいるところですね。これが私の初仕事になるので、夏のイベントは絶対に足を運んで見に行こうと思っています。今から楽しみです。

また、直接的に仕事には関係ないのですが、倉庫整理の業務が好きなんです。倉庫には、これまでに当社が手がけたグッズの廃棄商品が山とあるのですが「このアニメ、こんなグッズも出てたんだ」「これ当時買おうか迷ったな…」なんて出会いがあるんです。あくまで仕事の一環としてですが、グッズの使用感を確かめたりもできます。覚えることが多く大変に思うこともありますが、好きなことに携わって働けることが何よりの原動力。早く一人前になれるよう頑張りたいです。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

アニメ・ゲーム分野への興味や熱量の高さが、採用の決め手でした。

代表取締役
加藤 正一
評価したポイントと採用理由 今回の採用では、もともと経歴は重要視していませんでした。というのも、当社の顧客構成はアニメ・ゲーム関連のお客さまが中心です。提案をする上で、やはり同分野に詳しく興味がある人のほうが提案の幅も広がりますし、響きやすいんですね。そこで、経歴は問わず、アニメ・ゲーム分野への興味や意欲を重視して選考をしていました。

その中で川合さんは、アニメやゲームへの興味や意欲の高さが印象的でした。とても緊張していた様子で、喋りはだめでしたが(笑)、それでも仕事への情熱というものはひしひしと伝わってきたのです。いくつか質問をする中で、新しいことにも積極的にチャレンジする姿勢や吸収力の高さが見え、この人なら頑張ってくれそうだと内定を出しました。

今はまだ覚えることが多く大変だと思いますが、早く独り立ちして、さまざまな仕事ができるようになってもらいたいですね。組織規模的にも、成長すればするだけ面白そうな仕事も任せていけるので、頑張ってほしいと期待しています。
企業情報
会社名株式会社G-CREWS 資本金1000万円
事業内容◇DVD、CD等のパッケージソフトの制作、製造、販売 ◇キャラクターグッズの企画、製造、販売 ◇デジタルコンテンツの企画、制作、製造、販売 ◇商品保管、物流 従業員数6名(2018年2月現在)
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