取材から受けた会社の印象
社員の定着率が「93%」と高い数字を維持している同社。その理由は休日の多さや残業の少なさといった働きやすさのみならず、会社側のエンジニアへの細かな配慮があると感じました。
たとえば、最近では「残業したら、頑張った分、手当がほしい」との声を受け、みなし残業代を含めた月給制を撤廃。単にみなし残業代をなくすだけでなく、全員の月給のベースアップもしたそうです。
また、自社内開発案件の増加にも非常に注力しており、2020年秋には本社フロアをそのために拡大したそう。また、社長から役員クラス全員がエンジニアとのコミュニケーションを意識し『役員プレゼンツイベント』を自ら企画・運用しているというから驚きです。
他にもインフルエンザやコロナワクチンを社内で受けられるといった配慮もさすがの一言。2018年に「健康優良企業」の銀の認証を受けたそうですが、今年も維持されています。定着率が高いのも納得の取材となりました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいエンジニアにとって働きやすい環境が揃っている同社。しかも、自分の描く理想のキャリアに向かって、やりたいことに挑戦できる体制が整っています。たとえば、「Javaはできるけど、Pythonにもチャレンジしたい」「上流工程の経験はないけど、要件定義からプロジェクトを立ち上げる経験をしたい」「本番リリースの経験がしてみたいから、長期案件に入りたい」といったエンジニアの希望が、同社で叶ったそうです。大手SIerのグループで多様な案件が用意できる同社だからこそのやりがいといえるでしょう。
厳しさ上流フェーズの案件を扱う同社では、顧客と直接関わる機会も多いそう。特に同社の取引先は、官公庁や名だたる大手企業の各社。現在は客先常駐の割合が多いため、勤務先はそうした団体や会社になります。知識も技術もハイレベルな人を相手に納期調整や交渉を行なうのは、仕事に慣れてからでもかなり緊張するそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人将来的にPL・PMポジションに就くことが期待されていますので、成長意欲が旺盛な方に向いています。プロジェクトへの参加は基本的にチームで行ないますし、ゆくゆくは後輩エンジニアの技術指導も行ないます。人と一緒に仕事を進めたい方はご活躍いただけるでしょう。
向いていない人一人だけで黙々と開発に打ち込みたい方は向いていません。季節のイベントやスポーツ大会を行なうなど、エンジニア同士の距離感は近いです。人とのコミュニケーションが苦手な方も、ご活躍が難しいでしょう。