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取材から受けた会社の印象
約50年間、主にエンタメ分野で出版を手がけてきた同社。『ぼのぼの』『ポプテピピック』を読んだことのある方は多いのではないでしょうか?
実は同社、人気作品を出すだけでなく、「4コマだけの漫画誌」など、業界で前例のなかった取り組みでも有名。これは、創業者の考えをもとに「まだ知らない面白さ」を追求してきた結果なのだそうです。
実際に今回の取材でも、先輩の口からは作品のアイデアが続々と。「山賊とかいいよね。“王子様”以外もウケる時代だし」「次は“消防士”が来るよ。やっぱり筋肉は欠かせないでしょ」など。まるで、取材者も編集会議に参加させてもらっているような気分になりました。
なお、実際には意外にも「編集会議」は行なわないそう。編集プロダクションの担当者と、雑談の中で相談するのが普通とのことです。企画書を用意して、何度もボツにされ…というイメージとは異なり、社風が反映された自由な空気を感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい◆自分の意図した原稿が届いたときの高揚感
編プロの担当者を通して、「読者はヒロインのこの髪色に憧れるはずだから、ここではもう少し髪の描写を重視したい」「この表紙イラストは、もっとヒーローのオレ様感が伝わるようにこのポーズにしたい」といった読者目線の提案をします。文章やイラストといった抽象的なものを扱う上、作家やイラストレーターとの直接のやり取りではないため、伝え方には工夫が必要。しかし言葉を尽くした分、意図が正確に伝わって「まさにこれだ!」という原稿が返ってきたときには、かなりテンションが上がるとのことでした。
◆携わった作品が世に認められていく嬉しさ
TLは近年ニーズが高まっており、会社としても力を入れているジャンル。レーベルとしてもコンスタントに新刊を出していますし、それに対して読者からも多くの反応が寄せられます。レビューサイトでは「星5」が並び、「ヒーローの溺愛っぷりが最高過ぎ」「物語が深すぎて号泣」などの熱い感想が多数。そしてふとオフィスの本棚を眺めれば、自分が携わった作品たちがズラリ(斎藤さんは、10年で約120冊を手がけたそう!)。ふと自分の仕事を振り返るごとに、満足感を得られる環境です。
編プロの担当者を通して、「読者はヒロインのこの髪色に憧れるはずだから、ここではもう少し髪の描写を重視したい」「この表紙イラストは、もっとヒーローのオレ様感が伝わるようにこのポーズにしたい」といった読者目線の提案をします。文章やイラストといった抽象的なものを扱う上、作家やイラストレーターとの直接のやり取りではないため、伝え方には工夫が必要。しかし言葉を尽くした分、意図が正確に伝わって「まさにこれだ!」という原稿が返ってきたときには、かなりテンションが上がるとのことでした。
◆携わった作品が世に認められていく嬉しさ
TLは近年ニーズが高まっており、会社としても力を入れているジャンル。レーベルとしてもコンスタントに新刊を出していますし、それに対して読者からも多くの反応が寄せられます。レビューサイトでは「星5」が並び、「ヒーローの溺愛っぷりが最高過ぎ」「物語が深すぎて号泣」などの熱い感想が多数。そしてふとオフィスの本棚を眺めれば、自分が携わった作品たちがズラリ(斎藤さんは、10年で約120冊を手がけたそう!)。ふと自分の仕事を振り返るごとに、満足感を得られる環境です。
厳しさ◆周りの都合で自分の業務が左右される大変さ
部署として毎月2回の刊行日があり、そこに向けて常に3~4件を並行して進める形。編プロや作家・イラストレーターの都合により、「朝に急きょ原稿が届き、その日の夕方までにチェックして返信する」「作家の作業が遅れているので、今日は○時まで原稿を待たないといけない」など、スケジュールがその都度変化したり、相手に合わせて勤務時間を調整したりといったことは日々あります。
「自分はスケジュール通りに仕事を進めていたのに、結果的に締切ギリギリになって大慌て…」「今日は定時で帰る予定だったのに、原稿がなかなか来ないから残業…」など、どうしても周りの都合に振り回されてしまう点は大変と言えるでしょう。
部署として毎月2回の刊行日があり、そこに向けて常に3~4件を並行して進める形。編プロや作家・イラストレーターの都合により、「朝に急きょ原稿が届き、その日の夕方までにチェックして返信する」「作家の作業が遅れているので、今日は○時まで原稿を待たないといけない」など、スケジュールがその都度変化したり、相手に合わせて勤務時間を調整したりといったことは日々あります。
「自分はスケジュール通りに仕事を進めていたのに、結果的に締切ギリギリになって大慌て…」「今日は定時で帰る予定だったのに、原稿がなかなか来ないから残業…」など、どうしても周りの都合に振り回されてしまう点は大変と言えるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎細かな締切をきちんと管理できる方
仕事の中で進行管理業務が占める割合が高い分、一般的な編集者以上にスケジュール管理能力が大切になります。自分の対応締切だけでなく、関わる周りの締切まで管理してリマインドできるような方が向いています。
仕事の中で進行管理業務が占める割合が高い分、一般的な編集者以上にスケジュール管理能力が大切になります。自分の対応締切だけでなく、関わる周りの締切まで管理してリマインドできるような方が向いています。
向いていない人△自分ひとりの世界に入ってしまう方
自分の「好き」や「フェチ」を活かせる仕事ではありますが、それが必ずしも読者を含む周りに受け入れられるわけではありません。一方的に意見を伝えて周りの声を聞けない方、意見が通らないとすぐに落ち込んでしまう方には向かないでしょう。
自分の「好き」や「フェチ」を活かせる仕事ではありますが、それが必ずしも読者を含む周りに受け入れられるわけではありません。一方的に意見を伝えて周りの声を聞けない方、意見が通らないとすぐに落ち込んでしまう方には向かないでしょう。