取材から受けた会社の印象
文部科学省の調査結果によれば、1999年から15年間で、特別支援学校に在籍している児童数は約1.5倍。さらに小学校・中学校の特別支援学級に通う児童数は約2.6倍以上に増加しているそう。さらに、2012年4月の障害者自立支援法・児童福祉法の改正に伴い、児童発達支援事業を運営する企業が増えています。その中で同社はどういった理由で選ばれることが多いのでしょうか?なんでも、同社のように児童発達支援事業で個別支援を行なっているところは少ないのだそうです。プログラムそのものも子ども一人ひとりにあわせて、“つくる”ところから行なっています。そうした事業の独自性が評価され、地域の教育機関が保護者の方にすすめることも少なくないのだとか。中には、1時間かけて同社の事業所に通ったり、「うちの地域にも事業所を出してほしい」とお願いされたりすることも。同社の事業上の強みをうかがうことができた取材となりました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい日々、子どもたちの成長に驚かされるというお話が印象的でした。取材で伺ったエピソードをこちらで紹介します。なんでも、片付けが苦手で使ったおもちゃや道具をすぐに投げてしまっていたお子さんがいたそう。きちんと片付けができるようになるために…と考えたのが、おもちゃや道具の写真をメニュー表にすること。メニュー表を見ながら「じゃあ、次はこれを箱に入れてみよっか」とゲーム感覚で取り組んでもらうことで、1ヶ月後には自分一人で片付けできるようになったのだとか。
また、時には保護者の方にも協力してもらいながら療育を進めていくそうです。たとえば、「ありがとう」や「ごめんなさい」と言われたら、オウム返しで「ありがとう」「ごめんなさい」と返してしまうお子さんの場合。その子のお母さんに協力してもらい、指導スタッフの方の「ありがとう」に対して、まずはお母さんが「どういたしまして」。その後、お母さんの「どういたしまして」を真似する練習をしてもらうことで、相手の目を見ながら自然とやり取りができるようにまでなったといいます。子どもたち一人ひとりに合わせた個別の指導プログラムをつくっているからこそ、療育の効果を実感できるとのことでした。
また、時には保護者の方にも協力してもらいながら療育を進めていくそうです。たとえば、「ありがとう」や「ごめんなさい」と言われたら、オウム返しで「ありがとう」「ごめんなさい」と返してしまうお子さんの場合。その子のお母さんに協力してもらい、指導スタッフの方の「ありがとう」に対して、まずはお母さんが「どういたしまして」。その後、お母さんの「どういたしまして」を真似する練習をしてもらうことで、相手の目を見ながら自然とやり取りができるようにまでなったといいます。子どもたち一人ひとりに合わせた個別の指導プログラムをつくっているからこそ、療育の効果を実感できるとのことでした。
厳しさ子どもたち一人ひとりに合わせた指導プログラムをつくっているからこそ、継続的に勉強していく姿勢が必要になるとのことでした。同社では画一されたプログラムを子どもたちに当てはめるのではなく、一人ひとりの様子や状態に合わせながらプログラムを考えています。さらに、支援を行なう子どもたちの発達状況や年齢はさまざま。同じような発達状況でも、5歳の子に対する支援と8歳の子に対する支援では、内容や対応は異なるのだとか。そうしたことを一つひとつ調べたり、まわりの指導スタッフに聞いたりしながら子どもたちと向き合わなければ、独りよがりな療育になってしまうというお話でした。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎プライベートを大切にして働きたい方
持ち帰り業務はなく、基本的に定時帰りになる働き方です。有休も取得しやすいとのこと。プライベートと両立させてつづけやすい仕事を希望している方にオススメです。
◎子どもたちに寄り添える環境で働きたい方
個別対応がメイン。準備の時間もしっかりとれるため、一人ひとりとしっかり向き合いながら働きたい方に向いています。
持ち帰り業務はなく、基本的に定時帰りになる働き方です。有休も取得しやすいとのこと。プライベートと両立させてつづけやすい仕事を希望している方にオススメです。
◎子どもたちに寄り添える環境で働きたい方
個別対応がメイン。準備の時間もしっかりとれるため、一人ひとりとしっかり向き合いながら働きたい方に向いています。
向いていない人△細かく行き届いたコミュニケーションを取れない方
子どもたち一人ひとりに合わせた支援を行なうためには、保護者の方との連携が不可欠。普段からこまめに家での様子を伺ったり、事業所での出来事を伝えたりする必要があります。マメな連絡や密なコミュニケーションが取れない方には難しいでしょう。
子どもたち一人ひとりに合わせた支援を行なうためには、保護者の方との連携が不可欠。普段からこまめに家での様子を伺ったり、事業所での出来事を伝えたりする必要があります。マメな連絡や密なコミュニケーションが取れない方には難しいでしょう。