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取材から受けた会社の印象
取材を通して印象的だったのは、同社の教育方針です。久保さん曰く「授業の中で生徒を叱ることがあっても、笑顔で帰ってもらえるようにしています」とのこと。指導したり叱ったりしても、その後は「こういう態度は良くないから、これからは気をつけようね」ときちんと切り替えるようにしているのだとか。なんでも生徒によっては「注意されるようなことをしたから、先生に見捨てられちゃったかも…」と不安を感じてしまうそう。生徒の心のケアもしっかり行なっているからこそ、「子どもたちと根気強く向き合ってくれる」と親御さんの間で評価が高いことにも納得です。また、生徒だけでなく働く人のことも大事にしたいという想いがあるとのこと。そのため、しっかり休めるように完全週休2日制にしたり、残業が発生しないようにしたりしているそうです。そんな同社でなら、生徒と向き合いながら、無理なく働けるのではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい教科指導こそ行なわないものの、先生として生徒の成長を見守れることが仕事の励みになっているそうです。例えば、なかなか感謝の言葉を伝えられなかった生徒。まずはこちらから「ペンを拾ってくれてありがとう」「机をキレイに片付けてくれて助かったよ、ありがとう」と感謝の言葉を伝えるようにしたそう。すると次第に、生徒から自然と感謝の言葉を聞けるようになったといいます。そうした日々の生徒の成長を間近で感じられることが、何よりも嬉しいとのことでした。
厳しさ講師がどれだけ一生懸命になって勉強を教えたり、生徒の心をケアしたりしても、成績アップに繋がらないことは往々にしてあるそうです。しかし、親御さんのほとんどは、その過程ではなく成績表やテスト結果を重視します。そのため、「前回よりも数学の成績が悪いんですけど…」「あまり成績が上がらないようだったら、ほかの塾に行くことも検討しています」といった厳しい意見をいただくことも。講師や生徒の頑張りをいつもそばで見ているからこそ、自分の不甲斐なさを実感するとおっしゃっていました。
この仕事の向き&不向き
向いている人生徒一人ひとりの成長を間近で感じることができる仕事です。「子どもが好き」という方に向いています。また、教科指導はアルバイト講師が担当するため、「勉強は苦手だったけど、教育業界に興味がある」という方にもピッタリでしょう。
向いていない人仕事で関わるのは、生徒だけではありません。親御さんと面談を行なったり、アルバイト講師のマネジメントをしたりすることも大事な仕事。そのため、「多くの人と関わる仕事に抵抗がある」という方には向かないでしょう。