転職活動準備の巻

目的なくしてせなし

あなたの転職の目的は?

あなたの転職に目的はありますか?実現したいことは何ですか?転職に成功するには、この問いに答えられることが絶対に必要です。
なぜなら、もともとの目的が明確でなければ、どんなにいい条件で転職したと思っても、時とともに「私の転職はこれでよかったのか?」と思い迷うことになるからです。

例え会社が傾き、リストラ状態で転職を余儀なくされたとしてもです。

Aさん「リストラで職を失った。だから転職する」

このAさん。もし次の職場が景気の良い会社で、給料待遇は安定したとします。しかし、仕事は超ハード。質、量ともに、今までの2倍3倍になったとします。

AさんはHappyでしょうか?きっと、「こんなはずじゃなかった」と思っているのではないでしょうか?

しかし、もしAさんが「リストラで職を失った。こんな寂しい、みじめな思いをするのは2度とごめんだ。次は会社規模にはこだわらず、会社自体も伸びていて、自分の仕事の成果が待遇に反映される職場で本当の自分の力を試したい」と決意していたらどうでしょうか。この転職をAさんは、自分の思いが叶った転職と言うことができるのではないでしょうか。

もし、あなたがすでに今の職場から「逃げる」ために退職してしまっていたとしたら、一旦気持ちを仕切り直して、建設的な転職の目的を決意しましょう。その決意があなたに幸せを呼びます!

市場調査の術

求人情報をよんで可能性を測る

転職にあたって気になるのが、自分の市場価値。例えば、まともなメーカーなら新商品を売り出す前に市場調査、マーケティングを行います。転職とは、あなた自身を広いマーケットに売り出すことです。

あなたの転職におけるValueは、残念ながら市場が決めます。どんなに素晴らしいキャリアや実績の持ち主でも、買い手がつかなければ、転職はできません。
つまりValue=0 です。

巷で「あなたの市場価値を測定します」という広告を目にすることもありますね。もちろん、そういったものを利用してみるのも一案ではあります。しかし、お金をかけず、誰にも知られず、市場調査をしつつ、自分の市場価値を推し量る方法があります。

それは、求人情報をよむ、という方法です。

まず、買い手はつくのか?つくとしたら、どんなところのどんな条件なのかを知ることができます。

また、逆に、自分が入社したい(してもよい)会社や、就きたい仕事は、どのような応募資格が設定されているのかを知ることも重要です。

市場調査を目的に、求人広告で見ておきたいポイントは以下の3つです。
  • 1仕事内容
  • 2資格
  • 3給与
どのような仕事に対して、どのような応募資格が設定され、採用された場合の給与はいくらくらいなのかを押さえましょう。転職先の企業は、あなたのこれまでの実績に給与は払いません。自社にとって何をしてくれるか、ということに対して給与を払います。

計画をてよ

就業規則を確認せよ

転職活動を始めるにあたって、まず確認しておきたいのは、今籍のある会社の就業規則です。

就業規則には、退職に関する規定が設けられています。転職活動を計画的に進めるために、退職願いを出してから退職までにどれくらいの日数を要するのかを確認しておきましょう。

実は法的には、就業規則に関わらず、退職の意思表示をしてから2週間後には、退職することが認められています。しかし、よい転職としていただくためには、是が非でも円満退職を目指すべきです。円満退社できるか否かは、すなわち、あなたの問題解決能力を評価される場面でもあるからです。

そして、いよいよ転職先も固まってきて、退職を決意したら、まず直属の上司に相談しましょう。具体的な退職日は、基本的には会社の就業規則に従い、かつ業務の引継ぎ等を考慮し、上司とあなたの納得のいく日をすり合わせるといいでしょう。

時間とお金を準備せよ

まず時間について。在職中の身にとって、職場で活躍していればしているほど、転職活動に裂ける時間は限られます。ましてや、会社に知られずに転職活動をしようとなればなおさらです。

転職情報収集には、夜や早朝の時間を充てられないでしょうか?できれば家族には協力してもらいましょう。

面接は、応募先企業に、まだ在職中であることを伝え、就業時間後か土日に行ってもらえないか聞いてみましょう。先方自身が多忙な場合、却って歓迎される場合もあります。そっと聞いてみて、無理そうなら引っ込めたらいいのです。一度聞いてみましょう。

聞いてみても、やむを得ず日中に面接を受けることになった場合、営業途中に寄る、などということは絶対にすべきではありません。これは許されない行為です。遅刻・早退の手続きをとるか、有給休暇を申請するなどして対応しましょう。そのためにも、有給を使い切ってしまっていた!などということのないように!

すでに離職している方なら時間は融通が効きますね。在職中の人より時間的には有利なわけですから、これは積極的に活かしましょう。

次にお金です。転職活動には、これらのことにお金が掛かります。
  • 1離職している場合、生活費
  • 2面接交通費
  • 3転職先が転居を伴う場合、引越し費用
弊社が中途採用を行う企業に実施したアンケートでは、66%の企業が、「面接交通費は支給しない」と回答しています。それに対して、初回面接から支給すると回答があったのは、わずか8%です。

面接交通費が出たらラッキーくらいの心積もりが必要です。

また、首尾よく内定が出ても、それが転居を伴う場合がありますね。何となく会社が負担してくれるように思いがちですが、これも自己負担を覚悟しておいた方が無難です。

まず外資系企業には、よほどのヘッドハンティングでもない限り、このように社員の生活面をサポートするような制度を持っていません。そもそも、そのような企業文化がないのです。また、日本企業であっても、引越し費用をサポートするという企業は減っています。自己負担を前提に予定しておきましょう。