2017/6/23

焦りから「内定」をゴールにしてしまった時期も。
譲れない条件を明確にして、冷静に判断。

佐藤 由佳さんの転職体験記
前職フェリー運行会社の営業・広報
現職編集スタッフ
佐藤 由佳(26歳)
Yuka Sato
  • 応募社数15
  • 面接社数8
  • 転職までにかかった期間1ヵ月
この体験記のポイント
  • 退職日を先に決めてしまったことで、気持ちばかりが焦ってしまった。
  • 一度、冷静に。自分の譲れない条件を明確にして仕切りなおし。
  • 面接では職場を見学させてもらうなど、入社後のズレが生じないよう工夫。

仕事は楽しかったし、面白かった。 でも、頑張れば頑張った分だけ、休みが減っていく…。

ここに入る前は、東北にあるフェリーの運航会社で、営業や企画広報の仕事をしていました。旅行代理店に、フェリーを使った旅行プランを提案したり、青森や函館などの観光情報を冊子として企画したり…。それほど大きな会社ではありませんでしたから、一人で何役もやっていました。たくさんある仕事の中でも、私が特に面白みを感じていたのは、冊子の企画です。春だったら「桜特集」を組んで、桜が見える絶景スポットやオススメのレストランを紹介したり、冬は温泉特集を組んだり。直接ライティングやデザインをすることはありませんでしたが、自分のアイデアで何かが形になるというのは、とてもやりがいがありましたね。

仕事そのものは、とても楽しかったです。でも、とにかく忙しくて…。まとめてお休みを取るのは難しく、年末年始があるかないかぐらい。夏の時期になれば、船にのって売店でお菓子やジュースを販売することもありました。あ、あとは台風がくるともう大変!電車や飛行機が欠航する中、船は意外と強くって(笑)。ターミナルの窓口がお客様であふれかえるのでそちらのフォローに行かないといけませんでした。頑張れば頑張るほど、自分の休みが削られていく…。そんな状況がだんだんと辛くなってきてしまったんです。日々の仕事に追われ、面白みを感じていた仕事にも時間がとれなくなっていってしまい、転職を考えるようになりました。

退職日を先に決めたことで、気持ちばかりが焦ってしまう。

次の仕事を考えたとき、漠然とあったのは「東京で編集の仕事がしたい」という想いでした。実は、新卒で就職するときから思っていたことではあるのですが、田舎に両親を残して東京に出てしまうと寂しいかな、と一歩が踏み出せず。直接親に言われたわけではないですが、自分なりに気を遣っていたのだと思います。でも、その後、妹や弟が地元で就職することが決まって、だったら私が東京に行っても問題ないかなと。あのとき叶えられなかった気持ちがどんどんと強くなっていきました。

転職しようと決めて、私が最初にしたのは会社に退職意向を伝えること。普通だったら、転職先を決めてから、退職の話をすると思います。でも、前職がとにかく忙しい職場だったから、いきなり「辞めます」とは言える状況じゃなかったんです。上司に伝えた後は、すぐに後任を決めてもらって、半年かけて引継ぎを行ないました。そして、退職前の最後1ヶ月間は有休をもらい、東京へ。友人や親戚の家でお世話になりながら、その期間で転職活動をすることにしました。

いま思うと、かなりタイト。“1ヶ月”と期間が決まっていたことで、1日1日が過ぎていくごとに不安が増していき、気持ち的にもかなり焦っていました。いつの間にか、バイトでつなごうかとか、とりあえず入社して落ち着いてからまた転職活動すればよいのではないか…とか、良くない進め方をしていたと思います。

本当に入りたい会社なの? 改めて自分に問うことで、譲れない条件が明確に。

編集に近い仕事を経験していたこともあってなのか、面接に進むと「いつから来れますか?」「人手が足りていないのですぐにでも…」と、その場で内定をいただくことがありました。嬉しい話である一方、しっかりと面接もされていないのに内定が出てしまったことで逆に不安に。よく検討せずに入社しても前職と同じように忙しい日々になってしまうのではと、悩んでしまったんです。

ですが、このことがキッカケで、転職活動に対して冷静になることができました。それからは、エントリー段階で、「内定をもらったら、本当に入りたい会社なのか?」を自分で問いかけるようにしました。仕事内容だけでなく、給与や労働環境など、自分が譲れない条件を明確にして、求人原稿と照らし合わせていきましたね。

何か形になるものを作りたいと思って東京に出てきたこと。忙しいとはいっても体を壊すようなレベルでは厳しいと思っていること…。ひとつひとつ自分の軸を明確にして、その後、面接で実際にどうなのかを確認する、という流れで進めていきました。特に、残業の多い・少ないは、求人原稿の内容だけでなく、面接で実際に話を聞いたり、職場を見学させてもらったりしながら、確かめていきましたね。

女性が働き続けることを応援してくれる会社に出会えた。

そんな中、出会ったのがj.union株式会社です。とにかく丁寧に面接をしていただいたのが印象的でした。最終的な決め手になったのは、「女性が働き続けること」への意見を伺った際の社長の回答。長く働くことを前提にした上での話をお聞きすることができました。たとえば、産休・育休についても、お休みするのは長くても1年程度。60歳まで働くうちの1年なんてたいした時間ではないと思っています、と言われ、とても感動してしまいました!気になっていた残業についても、みなさん18時・19時には退社しているとお聞きして安心しました。

現在は、編集スタッフとして、冊子・パンフレットなどの制作を通じた労働組合の運営支援を行なっています。“労働組合”という言葉だけ聞くと、あまり聞きなれない言葉で私にできるかな…という不安はありましたが、私たちが行なっているのは、働く人の生活を豊かにしていくお手伝い。言ってみれば私自身も「働く人」になりますから、情報を集めて分かりやすく伝えていくことは、自分の人生においても役立つことなのだと感じています。たとえば、仕事の生産性を高める工夫を紹介した際には、自分の仕事の仕方を見直すよいきっかけになりました。それから、育児や介護に関することも、将来必要になることだよな、ととても勉強になります。全ての内容が、他人事ではなく、自分事としてとらえられるので、興味を持って取り組めていると感じていますね。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

一言でいうなら、“安心感”。
分かりやすく話ができて、相手の話がしっかり聞ける。その受け応えが好印象でした。

制作本部 部長
室橋 由紀子
評価したポイントと採用理由 面接時では、佐藤さんがこれまで手がけてきた仕事の説明をしてくれる場面があったのですが、そのときの様子がとてもよかった。「この子と一緒に働きたい」と感じましたね。同席していた面接官も同じだったようで、そこからの面接は、2人して前のめり!笑。

何がそこまでよかったのかというと、“安心感”です。分かりやすく説明できるだけではなく、相手の状況をみながら受け応えをされていたところを評価しました。というのも、編集の仕事は、労働組合の方々にはじまり、営業やデザイナー、ライター、印刷会社などさまざまな方とやり取りをしていくんです。その際に相手が安心して話を聞いたり話したりできるというのは、とても大切な能力だと考えています。

また佐藤さんは、当社の事業内容について専門知識が必要なのではないか、と気にされていましたが、そこは全く問題ないと伝えました。私たちが今回求めていたのは、会社の中で新しい風となってくれる方。佐藤さんが分かりにくいと感じているところは、お客様になる労働組合員の方も、難しく感じているはずですから。分からないなりの視点で、進めてもらえれば大丈夫だとお伝えしたことを覚えています。

佐藤さんは、聡明で優秀な方。これからたくさんの経験を積んで編集スタッフとして腕を磨き、ゆくゆくはグループ全体をまとめてくれる人材になってくれたら嬉しいですね。
企業情報
会社名j.union株式会社 資本金4500万円
事業内容≪職場を明るく、仕事を楽しく、人を元気に 労働組合向けトータル支援企業≫ 労働組合の事情に精通した当社ならではの視点で各サービスを提供。 組合活動の中でどのように活用していくかもアドバイスしていきます。 ●組織・経営コンサルティング事業 ●調査分析リサーチ事業 ●研修・セミナープログラムの企画運営事業 ●書籍販売業 ●メンタルヘルス対策、人材育成支援事業 ●情報宣伝印刷物の企画制作支援事業 ●会員制ホームページ運営サービス事業 ●システムソリューション事業 ●ソフトウェア販売業 ●各種イベント・研究会・式典の企画運営業 従業員数90名