2017/1/12

「組織や学歴社会なんてクソくらえ」だった自分が見つけたもの。

伊藤 祐哉さんの転職体験記
前職中古車ディーラーの運営
現職不動産賃貸の営業
伊藤 祐哉(25歳)
Yuya Ito
  • 応募社数35
  • 面接社数3
  • 転職までにかかった期間1ヵ月
この体験記のポイント
  • 大手志向や学歴重視社会に嫌気がさし、自営の道に進んだ結果、間違いに気づく。
  • 会社組織を信じられず、普通の面接でありえない行動をとる。
  • 実際に転職してはじめて、組織に属する大切さを実感する。

周りに流されていた学生時代。

大学生の頃は、講義はサボる、課題もみんなで一緒につくるなど、意欲の低い学生ばかりでした。かくいう自分も、周りに合わせてしまい、遊んでばかりいたんです。

就活も周りに合わせて3年生からやりました。ただ、何も考えずに上からエントリーして、「御社の社風に惹かれて」とか「社会のために働きたい」とか「御社で未来を変えたい」とか、うわべばっかりのトークをコピペして話している現状に気づくんです。そこに価値はあるのか。学歴とあいまいなビジョンだけを見て、受け入れる社会に属していいのか。3ヶ月でぼくの就職活動は終わりました。

社会の歯車にはなりたくない。じゃあこの先どうするのか。たまたま入っていたゼミが起業に関することでしたので、思い切って会社を立ち上げてみることにしたんです。ちょうど起業をしていた先輩がいましたので、起業に必要なものや心構えなどを聞きました。事業に必要な知識は、自分で学びながら得ればいいと思っていましたから。

自分が働くことで、誰かの役に立てる。

ビジネスのアイデアもなければ知識もない。もちろんお金もなかった自分が手がけたのは、中古車ビジネスでした。自宅を事務所代わりにして、近隣に駐車場を借り、インターネットからスタートすれば、ある程度できると思ったんです。

まずは自分の車を高く売ってみようと思いました。2年前に20万円で買った中古車なんですが、25万円で売ることができたんです。良い車を安く仕入れることができれば、利益は出していけるのでは? そう確信した瞬間でした。

仕入れの関係もあり、1年目はマイナス。2年目からは要領は分かってきたんですが、売上の回収ができなかったのが2件あって。プラスマイナス0くらいに。3年目は100万円ほどの利益が出ました。「汗水たらして働いてこんなものか」と思う反面、自分で動いて何かを手がける喜びは大きかったですね。

自分が仕入れた車をお客様に販売する。そうすると、その車を買ったお客様の人生がこれまでより豊かになる。ささやかだけど、自分が働くことで誰かの役に立ち、未来を多少なりにも変えることができたんじゃないか、と実感できました。でもそこで気づくんです。「就活で自分がうんざりしていたビジョンって、あながち嘘じゃなかった」って。だったら、社会に入ってみても別にいいのではないか。事業もある程度頭打ちになっていたこともあり、3年ぶりの就職活動をはじめたんです。

すべては信じることができなかった。

求人情報を見ていて、基本的に良いことばかり書いてあるから、あまり信用していなくて。ネットでクチコミを見たり、人に評判を聞いてみたりしていました。大手の評判は分かるけど、知られていない会社の情報は分からないので、気になるところは片っ端から応募してみました。35社ほどエントリーして、書類選考を通過したのは3社ほど。焦っていましたが、妥協はしたくないという思いがありましたね。

面接でも質問に質問で返してみたり、面接官のアラ探しをしてみたり。普通じゃなかったかもしれません(笑)。入社したアシストでは、「不動産業界ってこんなイメージですよね?」と質問したら、「いや違います」としっかり説明してくれて。自分が不安だったことを1つずつ丁寧に説明してくれたので、信用できるなと思いましたね。

さらに、自分の事業と転職活動でバタバタしているときでもあったので、面接日の設定など自分がスピーディに対応することができなかったんです。ただ応募から内定までは1ヶ月ほど。「人に対して誠実な会社なんだな」と思い、他を断って入社することを決めました。会社的にも15名ほどの規模だったので、組織で働くのに慣れていない自分でも大丈夫そうと思いましたしね。

自分に合う組織って、あるんだ。

今までと違うのは、会社に30年以上の信頼があること。一定のお客様がいますので、働いた分はしっかり給料として還元してもらえます。また、分からないことがあったら何でも教えてくれる先輩がいること。これまでは誰にも聞けなかったし、自分で調べることしかできなかったので、本当にありがたかったですね。

地元に根ざして30年以上事業を続けてきた会社なので、型にはまった部分があると思っていたんです。でも、マニュアルはなかったですし、営業スタイルも自由にやっていいところがありました。ここは自分1人で考え、実行してきたことが活かせると思います。

不動産を借りたり、買ったりするのは人生の岐路で発生することです。関わったお客様の人生に何かしらの影響を与えられるやりがいを感じています。ちょっと想像していたより残業は多かったですが、許容範囲です。組織に入ればこんなに得られるものがあるのか、と感じました。就活時代に「社会なんて」とか「正社員なんて」とか思っていた自分は恥ずかしいですね(笑)。

「会社組織なんかにおさまりたくない」「毎日スーツ着て会社の往復なんて」「正社員って縛られるだけ」などと、社会に対して批判的で、今の環境を変えるのにためらっている人っていると思います。でも、やってもいない内に分かったようなことを言うのはやめるべき。まずはやってみた上で、組織に合っていないなら会社を立ち上げてもいいでしょうし、フリーランスで生きるのもいいかもしれません。独りで何かを成し遂げるのは、非常にエネルギーが要り難しいです。知識やノウハウを身につけてからでも遅くはないと思いますよ。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
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採用担当者の声
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考えるよりも先に動いてしまう人は好き。

店長/統括マネージャー
平田 正成
評価したポイントと採用理由 初めて面接で会ったときは、25歳なのに落ち着いているなという印象でした。緊張している様子もなく、話がしっかりできましたね。25歳だとまだまだ対人スキルが低かったり、会話が成り立たなかったりするものですが。

話を聞くと、自分で事業をやって酸いも甘いも経験したからこそ出る落ち着きなんだと分かりました。学生時代から3年間事業を手がけて、失敗したところ、考えが甘いところはもちろんあるんですが、自ら進んで動いているというところは評価できたポイントでしたね。風邪を引くと分かっていても薄着で外に出てしまうタイプともいうでしょうか。「とにかくまずはやってみる」という人間は個人的にも好きでしたから(笑)。

この仕事は年配の不動産オーナーさんとのやりとりもあります。長年のお付き合いがある方がほとんどですので、何か不備や至らないところがあるとすぐにウワサになるものなんですが、彼に関してはこれまでに一切ありません。関係者やお客様1人ひとりのことを考えているからこそですね。これまでの経験を踏まえ、自分の成すべき役割をしっかり実行に移してくれている結果だと思っています。
企業情報
会社名株式会社アシスト 資本金5000万円
事業内容1.分譲住宅事業 2.売買仲介事業 3.賃貸仲介事業 4.賃貸マンション管理事業 5.収益不動産事業 従業員数15名(2017年4月現在)※パートスタッフを含む。