2015/6/9

会社の規模よりも、給与の額よりも、「やりたいことへの想い」の方が強かった。

清王 尊成さんの転職体験記
前職証券会社の営業
現職海外進出支援のコンサルティング営業
清王 尊成(28歳)
Takamasa Seio
  • 応募社数30
  • 面接社数5
  • 転職までにかかった期間年~1
この体験記のポイント
  • 目標は「海外ビジネスの起業」。その力を身につけるため、業界大手の証券会社を退職。
  • 「やりたいことがあるから、この会社にずっといないかもしれない」と、面接で正直に話した。
  • 入社1カ月半ですぐに海外調査を任される。でも、「仕事を任されること」がゴールじゃない。

やりたいことを実現するには、いまとは違う環境に行かなくてはいけない。

前職は証券会社で、経営者や富裕層向けに株式などの投資商品を販売していました。この仕事を始めたのは、もともとアジアビジネスに興味があったことがキッカケです。

大学のゼミに中国籍と韓国籍の友人がおり、彼らと「10~20年後くらいに、それぞれの国で協同したビジネスを立ち上げたいね」という話をしていました。ビジネスを立ち上げるのに営業スキルは必須。それに、金融の実践的な力もつけたいと考えたのが、証券会社に入社した理由です。

ただ、国内の証券会社は戦後から50年くらい営業手法が変わっていないのです。日本の証券業界だけがガラパゴス化している。数年ほど働いていましたが、これから海外に飛び出して仕事をしたいと思っている自分にとって、いまの環境は違うんじゃないかという気持ちを抱えていました。

そんなとき、かつてのゼミの友人たちと数年ぶりに会う機会があったんです。久々に会った彼らが、自分よりはるかに早いスピードで成長していることに驚きました。仕事をしながらビジネススクールに通っていたり、すでに起業するための準備を始めていたりする。そんな彼らと比べて自分を振り返ったとき、「自分がやりたいことを実現するためには、いまとは違う環境に行かなくてはいけない」と、強く感じました。

そのとき働いていた会社は、証券業界の中でも大手で歴史もある企業でした。ですから、上司からは「いま辞めれば、次はここより規模が小さい会社や給与が下がる環境に行く可能性もある。それでも良いのか」という話もありました。確かに「まったく不安がなかった」と言えば嘘になります。でも、「いま、自分がやりたいこと」に対する想いの方が、強かったですね。

仕事探しで譲れなかったのは、「海外に関わること」と「営業職であること」。

前職を辞めてから、10カ月くらいはシンガポールに留学していました。転職活動を本格的に始めたのは、日本に帰国してからですね。「そろそろ、次の就職先を決めないと」と思い、2カ月くらいの期間で紹介会社や求人サイトを4~5媒体くらい使い、一気に応募したり、いろんな人と会ったりしました。

仕事を探す上で譲れなかった軸は「海外に関わる仕事であること」と「営業職であること」です。ただ、私が転職活動をしていた当時は、この2つの条件にあてはまる仕事がそんなにありませんでした。応募ができたのは30社程度。面接まで進んだのは5社です。そのなかに、このプルーヴもありました。

まず、仕事探しの選択肢が少ないなかで、自分が希望する条件にピッタリとマッチしていたことが応募動機になりましたね。もう一つ、惹かれたのが『エン転職』の求人広告にあった「当社は第一創業期が終わって、いまから第二創業期に入る」という記載です。ここに入れば、営業ができる。海外のビジネスにも関われる。その上で、会社自体を創っていくフェーズに携わることができる。すごく興味を持ちました。

面接で社長から直接入社を誘われたら、もうやるしかない。

一次面接では人事担当者から、事業や仕事の話を詳しくお聞きしました。海外への進出を図っているクライアント企業のために、現地で調査やマーケティングを行ない、「どういう方法で事業を展開していくのか」「どんなサービスが生み出せるのか」をコンサルティングしていくという、他にはあまりない仕事です。詳細にお聞きできたので、自分がどんな風に働いていくのかイメージできました。

二次面接は社長だったのですが、こういう珍しいビジネスモデルを生み出すようなクリエイティブさをお話しする中で感じることができました。それに社長自身が実際に海外に行って、現地の状況を肌で感じて話せるということも魅力に感じましたね。

ですから、私もこの仕事に対して、どう貢献できそうか。どういうふうに成長していきたいのか。そういう意欲をお伝えしました。また、「自分には将来やりたいことがあるので、ずっとこの会社にはいないかもしれない。でも、海外の仕事に関われるのであれば、どこにでも行く気持ちがある」ということも、正直に話しました。

すると、社長から「それだけやる気があるのであれば、一緒にやらないか」と誘ってもらえたんです。面接の場で社長から直接そう言われたら、これはやるしかないと思い、その場で「やります」と即答しました。

いつか海外ビジネスを立ち上げたいという想いは、変わってないけど…。

面接では「どこでも行く」と言いましたが、入社から1カ月半で、シンガポールとマレーシアの現地調査を一人で任されたときには、さすがに驚きました。大きな会社では新人にそれだけの仕事を任せるというのは、ありえないことだと思います。上司も本人も、その責任が負えないでしょうから。でも、ウチの会社は仕事や役割を任せてくれるので、自分もそれに応えないといけないと感じられる。大きく成長できたと感じています。

最初のうちは、この「任される」ということ自体がやりがいでした。でも、それは社長が取ってきた案件を代わりにやっているだけなんですよね。「ここに行ってきて」とか「こういうことを調べて欲しい」とか、指定された仕事をやってくるだけの作業に近い。

ただ海外調査とか情報収集するというだけでなく、その情報をもとにどうやってクライアントのビジネスを展開させていくかを考えることが、この仕事の重要なところだと思うようになりました。次にビジネスを大きくしていくためには、どんなサービスが必要なのか。その方法を探し、見つけていくことが、この仕事の面白いところだし、やりがいですね。

将来的には、いつか自分で海外のビジネスを立ち上げたいという想いは変わっていません。最初のころは「こんなビジネスをやろうか」という考えもありました。でも、この仕事をやっていて思うのは、海外は「スピードがすごく速い」ということですね。特にアジアの新興国は、半年も行かないと物価は上がってるし、街も開発されている。まったく違う国になっているんです。その中で立ち上げるビジネスにも常に変化が求められる。ですから、正直、いまは何も考えてません(笑)。

でも、将来的に会社が成長して事業が大きくなったときに、海外に現地法人が必要になる可能性があります。そこの拠点のマネジメントを任されるような存在に成長したいですね。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
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採用担当者の声
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彼には、海外拠点のマネージャー程度に収まって欲しくない。

代表取締役
森 英朗
評価したポイントと採用理由 彼を採用するにあたり、一番評価したのは彼が「営業という仕事が一番自分を鍛えることになる」という認識を、既に持っていたことです。

私は営業とは、ただ物を売る仕事じゃなく「プロデューサー」だと思っています。お客さんが持っている課題を抽出して、それを解決するためにさまざまな手段を考えてプロデュースする仕事。それが自分のいろんな要素を鍛えられます。いまは分かってないかもしれないが、今後成長していけば、それが分かるんだろうなという感覚が、彼にはすごくありました。

それと、仕事を早く習得するために基本を率直に実践していく「素直さ」。そして、文化風習が違う海外で営業・コンサルティングをする上で、何でも吸収していこうとする「好奇心」を持っていたことも大きかったですね。

彼のような人材は、なかなかいないということは分かっています。でも、当社は人数も少ないですし、規模も小さい。じっくりと優秀なプレイヤーを育てていくような時間も体力も、まだないんです。会社の中核メンバーとして、彼を採用する必要がありました。

だから、彼には自分でビジネスを作り、実績を上げていくような存在に早く成長して欲しいです。そして、彼のような人材を育てていって欲しい。本人は海外の拠点のマネージャーをやりたいと言っているようですが、その程度に収まってもらいたくないですね。

「会社が海外拠点を作ってくれたから、そのマネージャーになる」ではなく、「この国に拠点を作るには、どんなビジネスを生み出せばよいのか」ということを考えられるようになって欲しい。そういう発想になってくると彼自身の仕事も、ウチの会社の事業展開も、もっと面白いものになってくるでしょうから。
企業情報
会社名プルーヴ株式会社 資本金1,000万円
事業内容海外/アジア進出マーケティングソリューション事業 海外/アジア調査・マーケティング事業 市場調査及び事業調査等 アジア事業人材マネジメント事業 アジアプロモーションソリューション事業 ■海外提携・パートナー拠点 中国、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ラオス、フィリピン、ミャンマー、インド、トルコ、ロシア、モンゴル、ブラジル、イギリス、フランス、オーストラリア、アメリカ、カナダ 従業員数16名