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2019/4/15

33歳。正社員として従事していたのは数年…。
それでも掴めた、アサヒビールの内定。

新倉 勇太さんの転職体験記
前職書店店長
現職アサヒビールのルート営業
新倉 勇太(35歳)
Yuta Niikura
  • 応募社数30
  • 面接社数15
  • 転職までにかかった期間年~1
この体験記のポイント
  • 高校卒業後、13年間書店に勤務。バイト・契約社員を経て正社員になり、店長にまでのぼりつめた。
  • 「33歳、正社員だったのは数年」という経歴のため、半分が書類選考で不合格。
  • 面接では、過去のことではなく「何ができるか」という未来をアピール。大手企業からの内定を勝ち取った。

学歴を捨てるほど楽しかった、本屋のバイト。13年間かけて、店長まで上りつめた。

30代半ばになるまでずっと、本屋で働いていました。大学受験のために浪人していた頃、バイトとして何気なく始めたんですが、やってみると楽しくて。もう大学には行かなくていいや、と受験の方を辞めてしまったんです(笑)。そこからは本屋の売場づくりに没頭する日々が始まりました。

テレビやネットをチェックして話題の本をいち早く仕入れたり、ディスプレイを工夫したりして、自分が担当したコーナーの売上をどんどん伸ばしていくのが、本当に楽しかった。僕は、ハマるとつきつめてしまうタイプみたいです。最初は漫画とゲームの攻略本の担当だったんですが、売上を伸ばすと、他のコーナーも任されるようになっていきました。マニアックで難しそうな「PCの専門書」コーナーを攻略できたときは、本当に嬉しかったですね。近所のIT企業について調べまくって、どんな本があれば買ってもらえるのかと頭を悩ませ続けた甲斐がありました。

そうした頑張りが認められ、1年半後にアルバイトから契約社員に切り替えてもらい、その5年後には店長へ昇格。そして入社から8年ほど経ち30歳過ぎた頃、ようやく正社員になることができました。しかし、4店舗の管理を任されて売上アップのために奮闘していたある日、突然辞令が出されました。グループ会社のアパレル店に出向することになったんです。3ヶ月働いてみましたが、モヤモヤする日々が続いて…。店長として成果を上げていたにも関わらず、希望しない配置転換が行なわれたことに納得できませんでした。

僕は、13年お世話になった会社へ別れを告げました。

33歳。正社員だったのは数年のみ。転職市場は優しくなかった。

退職後に転職活動を始めたんですが、少し後悔しました。始めは「のんびり就職先を探せばいいか」と悠長に構えていたんですが、なかなか面接に進めない。1社も面接を経験しないまま半年経ってしまったんです。経歴に難色を示されているのだろうと痛感しました。高卒だし、30歳過ぎているし、最後の数年以外はずっとバイトや契約社員だったし…。でも、経歴は変えることができない。面接に進めたら、意欲の高さを全力でアピールすればいいと思うことにしました。

そこで30社にエントリー。書類選考の勝率は50%くらいでした。15社面接に進めることになったので、僕はその企業にかけることにしたんです。

しかし、面接まで進めても、次は別の壁にぶつかりました。自分が「おもしろそう」「やってみたい」と思って応募した企業に対して、入社後に「自分がどう活躍できるのか」を、面接で上手く表現できなかったんです。ドローンの営業、出版社の営業、屋外広告の営業、漫画喫茶の営業担当…。商材に興味はあっても「入社後にどう売っていくのか」が伝えられませんでした。売れなかったら営業として意味がない。歳も歳ですから、ある程度の即戦力として求められるのは当然なのですが…。悩んでいると、アサヒビールの面接日程が迫っていました。

内定のために、ビール業界を徹底調査。元書店員でも、活躍できるとアピールした。

アサヒビールの面接まで数日。他社と同じ轍を踏むまいと、僕はとにかく業界研究に時間を費やしていました。よく考えると、僕は小売店でどのようにアサヒビールが売られているのかを詳しく知らなかったんですよね。応募していたアサヒビールのルート営業は、スーパーなどの量販店の店頭を借りて売場をつくり、ビールの売上をアップさせていく仕事。ですから、小売店の売場を見たことがないのはマズイなと気付いて。そこからは面接まで、業界研究に時間を費やしました。

まずは、本やネットでビール業界やアサヒビールの商品についてリサーチ。そして近所のスーパーを何軒もまわって、たくさんの売場を見るようにしました。商品の並べ方、販促ツールのつけ方…、どんな狙いがあって工夫しているのかを考察し、自分ならどう売場をつくっていくのかといった改善案までまとめてみました。面接前日には「本とビール、商材は違うけど、売場をつくるという仕事は同じ。前職の経験を活かして即戦力になれるんじゃないか」と、自信が持てるようになっていました。

努力の甲斐あって、面接では前職の実績と業界研究で学んだことを絡めて、アサヒビールで活躍できることをしっかりアピールできました。その結果、面接官に想いが届き、僕は30代半ばにして、アサヒビールから内定をいただくことができました。

入社1週間で20店舗を担当。異例の抜擢が、成長させてくれました。

3日間の研修を終えて、いきなり約20店舗を引き継ぐことになりました。「充実の研修があるので、未経験からでも安心」と求人には書いてあったのですが…(笑)。僕が入社したタイミングで退職者が出てしまい、やむをえなかったようです。前例がないスピード感だと周囲の先輩たちも言っていましたが、上司は「前職と似てるし、大丈夫」と信じていたようです。1度引き継ぎ挨拶の訪問に行ったら「あとはお願いね」と言われました(※引継ぎのご挨拶終了後、規定の研修を実施しました)。

結果論ですが、すぐに現場経験を積めたのはありがたかったなと思っています。早速フロントに立ってお客様のご要望を聞き、自分のアイデアを活かして売場を改善していく。スピーディに試行錯誤を重ねていけるので、自分次第ですぐに成果を上げることができます。先日つくった花見用のディスプレイも好評で、お客様だけでなく、社内のメンバーからも「その見せ方キレイだね」と褒めてもらいました。

13年間、本屋の売場をつくってきた経験はムダじゃなかった。ビールに商材が変わっても成果を出せている今、そう実感しています。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

正社員かどうかは関係なし。13年分の頑張りを、評価しました。

首都圏統括本部 総務部
神山 敦吏
評価したポイントと採用理由 誠実さ、明るさ、そして主体性の高さ。その3つをお持ちの方を、アサヒビールでは求めています。お客様にお会いする仕事ですし、基本的には直行直帰の営業スタイルになりますので、仕事に真摯に向き合える方でないと任せられないと思っているからです。

新倉さんの場合はその3つを満たしていることに加え、当社のルート営業に近い経験を持ち、そして成果をしっかりと残されていたことを評価しました。13年間同じ場所で働けるということは、それだけずっと認められ、求められる存在だったということですよね。「やめるタイミングがなかっただけ」と謙遜されていましたが、長い間評価され続けた方なんだ、という印象を受けました。

あとは「圧倒的なポジティブさ」ですね。面接で出てくる発言が完璧なまでに全てポジティブで…、演じているだけではここまで前向きになれない。何事も前向きに捉え、コツコツ積み上げていける方なのだろうと思いました。実際、すでに高い成果を上げられてます。

今後は前職の経験と、当社にあるノウハウに自分のカラーを加えて、より高い成果を上げていただきたいと思っています。後輩も育てながら、会社全体の底上げを目指していただきたいです。
企業情報
会社名アサヒビール株式会社 資本金20,000百万円
事業内容ビール類を中心とする総合酒類の製造と販売 従業員数5,949名(2019年12月31日時点)