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2019/2/18

就活経験ゼロの、元・けん玉の先生。
ネックに思ってた経歴から“強み”を見つけ、文具の営業に。

本田 真洋さんの転職体験記
前職インフラエンジニア
現職シールやマスキングテープなど文具の企画営業
本田 真洋(26歳)
Masahiro Honda
  • 応募社数20
  • 面接社数6
  • 転職までにかかった期間2ヵ月
この体験記のポイント
  • 大学卒業後は趣味巡りの旅へ。まともな就職活動をせず、友人の誘いで、けん玉の先生になった。
  • 興味のあった、ものづくりや文具系の仕事。その希望を叶えるため、まずはあえて契約社員の道へ進む。
  • 経歴に自信はなかったが、「何をどう頑張ったか」振り返ると強みを発見。面接では、素の自分を評価してもらえた。

学校卒業後は、趣味を仕事に。でも、楽しさだけじゃ続かなかった。

大学ではプロダクトデザインを専攻していました。製品デザインについて勉強していく中で、興味が湧いてきたのが竹細工や金属加工などの伝統工芸です。その魅力にハマり、大学卒業後は就職せず、各地の伝統工芸を見て回る旅に出たんです。それから6ヶ月ほど経った頃、友人から「一緒に働かないか」と誘いを受けました。その仕事というのが、子どもたちにけん玉の技を教える学童保育の教員になります。

実は私、昔からけん玉が趣味で、プライベートでも練習していたんです。一般的に難しいとされる技も習得するなど打ち込んでいるうちに、いつしかけん玉のレベルを競う大会にも出場できるほどになっていました。そんな私の特技を知っていた友人が声をかけてくれたんですね。とあるNPO法人に所属して、保育園や小学校を回って子どもたちにけん玉の魅力を教えていく仕事を始めることになりました。

けん玉で魅せられるスゴ技や、パフォーマンス時のフォームなど、子どもたちが楽しそうに練習してくれる姿を見るのは嬉しかったです。「先生、できた!」と子どもたちが目を輝かせてくれることは、日々の楽しみになっていました。

趣味や特技を活かせる仕事だったこともあり、毎日が充実していました。けど、正職員でも給与額が低く、なかなか昇給が見込めない。時間が経つにつれて、「仕事は楽しいけど、それだけじゃこの先長くは続かない」と、将来への漠然とした不安を抱くようになりました。当時、付き合っていた彼女との結婚を考えていたこともあり、入社3年目に思い切って転職を決意したんです。

焦らずにやりたい仕事を見つけるため、まずはあえて「契約社員」の道に。

NPO法人を退社後、やりたい仕事を見つけるために、じっくり転職活動を進めようと考えました。とはいえ、貯蓄に余裕はない。そこで、まずは契約社員を募集する会社を探しました。というのも、一定期間ごとに雇用契約を継続するかどうかを見直しできる契約社員であれば、収入を得ながらも、自分のやりたいことを見つけるにはピッタリだと思ったからです。そう考え、何社か検討した後、契約社員のインフラエンジニアの募集を見つけて転職しました。

焦らずに転職活動を進められる環境が整ったことで、「自分に向いている仕事は何か?」とじっくり考えることができました。大勢の子どもたちの前でけん玉の楽しさを教えたり、学生時代にバックパッカーとしてヒッチハイクも経験しながら各地を旅したり…という自分の過去を振り返ってみたとき、「人と話すことや接することが得意なのかも」と思い当たったんです。そこで「営業という仕事が向いている」と感じ、エン転職では主に営業職を中心に探しました。

営業と言っても色々な企業があったのですが、中でも、大学で専攻していたものづくりに関わる分野、それに少し関連しそうな文具・玩具系、先生としての経験を活かせそうな教材系などに絞っていましたね。あと、将来の結婚生活のこともあったので、給与・休日なども妥協せずに検討していました。焦らずに就業先を決められる状態だったので、待遇面のハードルを下げることがなかったのも良かったと思います。

自分の強みが分からず苦労した。でも、過去を振り返ることで打開できた。

学生時代にまともな就職活動を経験しなかったので、正直、何をどんな風に企業にアピールしていいのか分かりませんでした。だから、ネットで志望動機の模範解答を必死に探しましたね。でも、そういったハウツー情報はどれも似たり寄ったりで、自分の言葉ではないありふれた回答になってしまいます。しかも、その点が面接で評価されてしまったら入社後にきっとボロが出る。そう考えたら怖くなってしまったんです。

そこで、特別アピールできる訳ではないと思っていた経験も、もう一度きちんと振り返ることにしました。すると、「これって面接でPRできるポイントになりそう!」という発見が得られたんです。

例えば、バックパッカーとしてヒッチハイクしながら旅していた経験には、「人見知りせず他人と関わるコミュニケーション力があった」ことが隠れていたり。けん玉の先生だった時に当たり前に意識していた「子どもたちが覚えやすいように、教える順番を考えた上で話す」ということも、筋道を立てて考える力になっていると気づけたり。「何を、どんな風に頑張ったか」を洗い出して整理することで強みが分かり、自信を持って面接に臨むことができたんです。

選考が始まったあとは、面接で「この話は食いつきが良い、よく質問される」など傾向が掴めてきたので、その点を毎回振り返りました。そうすると受け答え方も次第に分かるようになってきたんです。最終的に面接まで進んだのは6社。その中で丸天産業を選んだ理由は、シールやマスキングテープなどの商社で、私が好きな文具を扱っていたから。そして、私の経歴に興味を持ってくれたり、フランクに話してもらえたりしたのも好印象で、面接を受ける中で「ここで働きたい」と志望度が高まっていったからです。

興味のあった文房具に関わる仕事。やっぱり、毎日が楽しい。

営業として扱うのは、シールやマスキングテープなどです。興味を持てる商材なので、毎日が楽しいですね。現在は、取引先になりそうなイベント会社や広告代理店、コンサートグッズや販促物を製作するSP会社などへ新規営業する日々です。扱っている商材がニッチなので、その分、興味を持って話を聞いてくれる企業と出会えたときは嬉しいですよ。

特に私たちが提案するマスキングテープには、日本でも珍しい、他のメーカーさんではなかなか対応できないような加工技術が施されています。絵柄に沿ってフチをカットする複雑な型抜き加工だったり、”箔押し”や”樹脂盛り加工”など印刷表現にプラスアルファの工夫を凝らせるものだったり。そうしたクオリティの高い製品だからこそ、自信を持ってオススメできますし、その点を喜んでもらえた時は達成感があります。とはいえ、入社してまだ半年弱。この先はもっと、この仕事の面白さに気付けると思います。

営業の成果も、少しずつ出てきている…と思います。これまで営業所にかかってくる電話といえば、そのほとんどが所長宛だったそうです。けど、最近は少しずつですが私宛の電話も増えているんです。そこから受注に繋がった時は、思わず心の中でガッツポーズしちゃいますね。

今後の目標としては、イベントやアーティスト関連の仕事を増やしていくこと。私自身、イベントや音楽好きなので、ゆくゆくはシールやマスキングテープを使った、アーティストとのコラボグッズなどを手がけてみたいんです。あと、今は日本だけでなくアジアを中心とした海外でも多くのファンを獲得しているので、今後はもっともっと世界にその製品の良さを広めていけたらいいなぁなんて考えています。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

すでに予想以上の成果を出してくれる、期待の新人です。

採用担当
寺田 友紀乃
評価したポイントと採用理由 面接では、「けん玉の先生という特殊な経歴ですが、自分なりに夢を持って仕事をしていました」ということを、まっすぐに伝えてくれたのが印象的でした。彼の“ひたむきさ”を強く感じることができて、「入社後も頑張ってくれるだろう」と分かったんです。それに、本田さんはとても落ち着きがあり、面接ではハキハキと話してくれたことも好印象でした。

現在は企業先に飛び込み営業をする日が続いているのですが、話を聞いてもらえずに返ってくることが少ないんですよ。提案するのはニッチな商材で、飛び込み営業をしたら半数近くはお断りされてしまう…という現状だったので、私も上司も驚いています。きっと、落ち着きがあって、いい意味でギラギラしていないからこそ、訪問先の方にも好かれるんですね。すでに戦力として働いてもらえているし、期待以上の成果を出してくれています。

実際に本田さんが入社してから、発注したり、取り扱ったりするシールの種類が増えました。純粋に嬉しいですね。今後は会社として、音楽フェスやイベント関係の取引先を増やしたいと思っているので、そうした分野に関心の高い本田さんなら、いっそう販路拡大を成し遂げてくれるだろうと思います。
企業情報
会社名丸天産業株式会社 資本金4000万円
事業内容シール、ラベル印刷及び関連資材販売、付帯業務 <取扱い商品> ■マスキングテープ・シール(数千柄)・付箋・ノートなど、文具関係が中心。 ※特に、マスキングテープやシール系の取扱いが多く、全体の約5割を占めます。 ■工業製品・食品関連のラベル印刷、包装資材印刷 ※バス・鉄道のボディを装飾するラッピングなどを手がけることもあります。 従業員数65名(2018年5月現在)