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2018/9/27

新卒で入った大手企業を1年で退職。イメージで選ぶのをやめて、自分に合う企業と出会えました。

安井 雅俊さんの転職体験記
前職投資用不動産の営業
現職鋼材の営業
安井 雅俊(27歳)
Masatoshi Yasui
  • 応募社数7
  • 面接社数4
  • 転職までにかかった期間3ヵ月
この体験記のポイント
  • 新卒で入社したのは大手企業。しかし抱いていたイメージとギャップがあり、1年目で転職活動をスタート。
  • 苦い経験を学びに変え、「興味があること」「長く続けられそうな会社」の軸でじっくりと選んで応募。
  • 大手企業を辞めることに周囲は反対。心は揺れたが、正直な気持ちに向き合って決意を固め、周囲を説得。

「業界トップクラスの大手企業」を選んだら、イメージとは違っていた。

新卒で入社したのは、住宅メーカーの大手企業でした。大学では文学部でしたが、建築業界で働いていた父の影響で建物に興味があったんです。ものづくりに関わる仕事をしたいと思い、営業職として入社しました。

配属先で任されたのは “投資用不動産” の営業。土地を所有している方向けの相続税対策などとして建物を作り、家賃収入で建築費を回収していくビジネスです。意義があることは理解していました。ただ、建築というより投資事業でしたから、ものづくりに関わっている実感も、建物を売っている実感も持てなかったんです。しばらくして「自分がやりたかった仕事ではない」と感じるようになりました。

住宅メーカーですから、純粋に住宅を建てる部署もあります。すぐに転職しようとしたわけではなく、異動を視野に入れて同期の営業に話を聞いてみました。すると、私が所属していた部署と同じように、売上至上主義かつ個人主義が強い風土とのこと。私は学生時代から、価値観の違う人とも幅広く関わる中で成長できたという実感があったので、そうした風土には違和感を抱いていました。建物やものづくりに関われたとして、40歳、50歳になっても働き続ける将来を思い描けなかったんですね。それで、1年目のうちに転職したいと考えるようになったんです。今にして思えば、イメージだけで選ばず、よく話を聞いて自分に合うかどうか考えておけば良かった……と、反省しています。

反省を活かして、じっくりと企業を見極めながら応募した。

個人主義の傾向が強かった分、勤務時間や休日の取り方は自由度が高い職場でした。そのため、仕事を続けながら転職活動をスタートすることができました。 初心に返って、「建物などのものづくりに関わる仕事」で、純粋に営業ができる仕事を探していましたね。

新卒の就職活動での反省点は、会社や仕事についてよく調べたり話を聞いたりせず、「業界大手」「有名企業」といったイメージで選んでしまったことです。ですから、また「入社してみたらイメージと違った」という状況を繰り返すような選択をしてしまわないよう、慎重になっていました。会社のホームページを隅々までチェックしたり、求人広告をじっくり読み込んだり。初めての転職活動でしたから、『エン転職』の「転職Q&A」などに載っている転職ノウハウも参考にしました。最終的にエントリーしたのは、メーカーや素材系の商社など、6~7社ほどだったと思います。

実は、1社目で働く中で学んだ別のことも活かされたんです。当時、経営層から “今後生き残っていく会社像” について話を聞いて 「ニッチでも得意分野を持っている会社が強い」 と知ったので、求人もその観点で見ていきました。そうして出会ったのが、家造りの現場でもよく見ていた「鉄鋼」という素材を扱い、かつ「機械構造用鋼管のシェアトップクラス」という老舗企業・扶桑鋼管です。 長く働けそうだという期待も感じ、応募を決めました。

選考中から、既に「ここで働きたい」と思えた。しかし、周囲の反対が……

扶桑鋼管は、面接の時点から印象が良かったんです。まず、 「鋼材」という製品について分かりやすく説明してくれました。そして、入社後に任される仕事内容についても詳しく教えてもらえたので、ハッキリと自分が働くときのイメージを掴むことができたんですね。執務室を見学してみると、広々としていて仕切りも少なく、社員の皆さんは和やかにコミュニケーションを取っていて、活気ある雰囲気でした。好印象の積み重ねで、「ここなら大丈夫そうだ」と感じ、その場でもう入社したいと思っていたんです。嬉しいことに、内定についてもスムーズに頂けました。

ただ、家族や友人達からは思いの外反対されました。「せっかく入社した大手企業を1年足らずで辞める」という選択に対して、思い直したほうが良いのではないか、と言われたのです。関わりが深い人に止められると、心が揺らぐところもありました。

「自分は仕事に対してどんな希望を持っているか」「なぜ、今の仕事を辞めたいと考えているのか」という気持ちに向き合って、改めて考えを整理しました。その上で、周囲にもまっすぐに伝えたんです。家族や友人は昔から私を見ていてくれた人達ですから、正直な思いを伝えたら納得してくれました。言葉にすることで、私自身の気持ちも固まったと思います。そして、「建物」の企業から「鋼材」の企業へ、転職が決まりました。

お客様に「助かったよ!」と感謝されると、純粋に嬉しく思える。

入社1年半の今は、土木工事に関わるチームで営業をしています。トンネル工事や道路工事などのために、当社が扱う鋼材を提案する仕事です。営業とはいえ、鋼材の強度や成分といったことまで覚えていないと仕事になりませんから、文学部卒としては最初は身構えてしまいました。しかし、ものづくりに関わるものを売っている、という実感は強いですね。懇意にしている建設業のお客様から「この資材、なんとかお願いできないかな?」と頼み込まれて、きっちりと要望を叶えられれば「おかげで助かったよ!」と感謝される。それを純粋に嬉しく思えるのは、前職と違うところだと思います。

また、コミュニケーションが盛んな風土なので、私自身も部署や担当に関係なく色々な人と話すことができています。普段は仕事で関わらない人と話すと、自分では気づけなかった仕事の進め方や、課題の解決方法などを知れるのが良いですね。やはり、こうした垣根の低い環境のほうが合っていたのだな、と感じています。

とはいえ、自分はまだまだ修行中の身です。日々の仕事の中で先輩達から多くのものを吸収して、早く一人前になるのが第一目標。いずれは、扶桑鋼管のメイン事業である「機械構造用鋼管」にも関われる営業になっていきたいです。新卒時代の反省をバネにして、「続けていきたい」と思える仕事に出会えて良かったと思っています。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

評価したのはしっかりとした受け答え。期待するのは、長期的な活躍です。

管理部 取締役 管理部長
初沢 巧
評価したポイントと採用理由 安井さんとの面接で、評価したポイントは2つあります。
彼は新卒入社してから1年経たないうちに転職をスタートしていましたが、その理由がハッキリとしていて納得がいったことが1つ目です。2つ目は、転職理由などを話す際の受け答えもきちんとしていて感じが良く、お客様から好かれそうだと感じた点です。

しかしながら、当社の営業は、気持ちや勢いだけでは売れません。お客様から好かれることはもちろん、知識と経験を蓄えることでより適切な提案ができるようになる営業です。ですから、独り立ちをするまでには3~5年はかかりますし、その後も10年、15年と極めていく奥が深い仕事だと思います。安井さんに関しては、様々な話題を投げかけて話をしていく中で、きっと学ぶ努力を続けていける人なのだろうと感じました。「若いうちからバリバリ活躍する」というのは難しい世界ではあります。しかし、今取り組んでいる小さな案件でも自分自身で解決する努力をするなど、積み重ねの中で経験を積んでいってほしいですね。そして、長期的な成長・活躍を続けてくれることを、何より期待しています。
企業情報
会社名扶桑鋼管株式会社 資本金1億8000万円
事業内容■鋼管・鋼材の販売及び輸出入 ■鋼管・鋼材を素材とした部品並びに製品の販売及び輸出入 ■前述に付帯する一切の事業 従業員数170名(扶桑グループ:311名)※2018年4月現在