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2018/10/1

スポーツ少年だった僕。選んだのは“あの時の楽しさ”を、子どもたちに教える仕事。

神尾 彰さんの転職体験記
神尾 彰AKira Kamio(28歳)
  • 転職前スイミング教室のスタッフ
  • 転職後区民体育館の副館長
  • 転職活動期間1ヵ月未満
  • 応募社数4
  • 面接社数4
この体験記のポイント
  • 幼少期からスポーツ少年。中・高ではバレー部に所属し、レギュラーの座を一度も譲らず。
  • 「スポーツに関わる仕事」で社会人をスタート。年数を重ねるにつれ、希望の仕事ができなくなった。
  • 入社半年で区民体育館の副館長に抜擢!再び、子どもたちとスポーツで汗を流せる日々が、楽しい!

社会人生活のスタートとともに叶った、学生時代からの夢。

子どもの頃から体を動かすことが好きで、スポーツ中心の人生を送ってきました。中学、高校時代は勉強より、バレー部の練習や試合がメイン。学生時代は「バレー一筋だった」と言っても過言ではないくらい。いつでも的確なアドバイスでチームを育ててくれる顧問のもとで練習に励みました。彼はいつしか自分にとっての憧れの存在になり「自分も、子どもたちにスポーツの素晴らしさを教えたい!」そう思うようになっていたんです。

そんな十年来の夢が叶い、新卒ではスイミングスクールに就職。「子どもと、スポーツを楽しむこと」ができる。そう思うと、期待が膨らみました。「子ども向けのスイミング教室のコーチ」それが、社会人になった僕の仕事でした。

入社してからは想い描いていた通り、プールで子ども達の指導に明け暮れる日々が始まりました。時々、トレーニングの指導に入ることもありましたね。大学時代から地域のバレークラブで子どもたちの指導もしていて、子どもとスポーツをすることが好きだった僕には、楽しくて仕方ありませんでした。「コーチのお陰で、上級クラスに進級できたよ!」「力こぶができたよ!」なんて、子どもたちからの一つひとつの報告が嬉しくて、働くモチベーションになっていました。

仕事が増えるにつれ、減っていく子どもたちとの時間…。退職を決意。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
しかし、2~3年目から担当業務は変化…。思えばその頃から、子どもたちとふれあう時間が減っていきました。フロントスタッフの退職に伴って、受付や事務作業の時間が増えていったのです。入社5年目を迎えた頃、気付けばプールに入るのは週2日程度になっていて、子どもたちとの水泳の時間は入社直後の半分以下になっていました。自分は責任者も任されていたので、休憩も、休みも、気付けばほぼ自由にとれない状態に…。

子どもたちに、スポーツの楽しさを教える時間も、体を休める時間もない。5年半続けた職場に、退職を申し出ました。

退職してからは、すぐに仕事探しを開始。友人たちは「少しゆっくりしたら?」と言いましたが…。幼少期からずっとスポーツに励んでいたためか、体を動かしたり、人とコミュニケーションをとったりする時間が減ると、自分はなんだか活力がなくなってしまうんです。早く働きたくて、エン転職をはじめとする複数の転職サイトに登録しました。

探したのはまた、スポーツ少年だった僕が、かつて夢見ていた仕事。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
いろいろと求人を見ていく中で、自分がやりたい仕事は変わっていないと再認識しました。次も「子どもたちと、スポーツを楽しむ仕事」がしたいと思ったんです。希望が明確だったので、キーワード検索を使いながら、自分の希望に合う求人を探しました。そして、スポーツ施設を運営する4社にエントリー。最後に選考を受けたのが東京ドームスポーツでした。東京ドームスポーツからはエントリー後すぐに書類通過の連絡をもらい、1次面接、そして最終面接…とスムーズに選考が進んでいきました。

選考中に心がけたのは、等身大の言葉で、熱意を伝えること。応募書類にはスポーツに対する想いやこれまでの経験を、飾らずに表現しました。面接では、質問の意図を汲みつつ、自分の考え方やこれまでの経験を伝えるときはストレートに…。こうした工夫をしたのも、自分のスポーツ経験や前職について一歩踏み込んだ内容を聞かれる面接だったからです。自分の本質を見てくれているんだな、と感じ、ありのままの自分を見せようと思いました。

想いは無事に届き、東京ドームスポーツから内定をいただきました。自分が希望している「スポーツを通じて子どもとふれあうこと」ができるし、職場となる施設に多くの人が訪れ、活気に満ちている様子を見て魅力を感じ、そのまま入社を決めました。

子どもたちと、スポーツを楽しめている今。転職してよかった、と思っています。

入社後、旗艦店であるフィットネスクラブ東京ドームに配属されました。スイミングスクールの指導を中心に、フィットネス教室での運動のサポート、フロント業務などを任せていただきました。毎日多くの人で賑わう大型施設を動きまわり、たくさんの人とコミュニケーションをとっていると、1日があっという間。毎日が充実感でいっぱいでした。

そして、仕事や職場への適応の速さなどが認められ、入社から半年経つ頃、異動が決まりました。区民体育館の副館長に抜擢されたんです!副館長になっても、スポーツイベントなどで子どもたちとふれあう時間をとれています。バトミントンのイベントで子どもたちにラケットの振り方を教えたり、バスケットボール教室でシュートの打ち方を教えたり…、子どもたちと一緒にスポーツをするのは、やっぱり楽しいです。今後は、前職や学生時代の経験を活かしてスイミングの指導を行なったり、体操教室でサポートができるようになったり、もっと積極的に現場にも出ていきたいと考えています。

悲願だった「子どもたちと、スポーツを楽しむ仕事」に就くことができた今、毎日が楽しくて仕方ないです。「転職」という一歩を踏み出してよかった、そう思います。
(取材・執筆:田尻真子/編集:エン転職編集部)
採用担当者の声
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大切なのは“歴”ではなく、スポーツで何を得たのか。

人事総務部 主任
大久保 佳祐
評価したポイントと採用理由 弊社の面接では、これまでのスポーツの経験を軸に会話を進めていきます。面接を通じて知りたいのは「これまでどんなふうに、スポーツに向き合ってきた方なのか」ということ。どんな種目に取り組んできたのか、何年くらいやってきたのか、どんな仲間とプレーしてきたのか、どんな練習をしてきたのか…、いろんな角度から、一人ひとりのスポーツのキャリアを紐解いていくことで、だんだんと人となりが見えてくるのです。

神尾さんは「絶対にうちに入社してほしい」そう切望するようなスポーツのキャリアと、性格の持ち主でした。スポーツ経験がある人自体は珍しくありませんが、彼のように1つのスポーツを10年以上続けていくことは簡単なことではありません。彼のバレー生活の話を聞いていくと、真摯に競技に向き合ってきたこと、そして継続力があることが伝わってきました。内定を出して、入社してくれたときには嬉しかったですね。

今後は、部下やバイトの育成を含め、指導できる存在になってほしい。そして、館長を目指してほしい。そんな期待を込めて、今後も彼を応援していきます。
企業情報
会社名株式会社東京ドームスポーツ 資本金3000万円
事業内容スポーツクラブの運営・管理及びその受託 指定管理施設の運営・管理 温泉施設の運営・管理及びその受託 キッズ施設の運営・管理及びその受託 屋内型スポーツ施設の運営・管理及びその受託 従業員数252名(2023年3月時点)
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