2015/4/28

福祉業界への挑戦は、家族との時間を守るため。

天坂 志光さんの転職体験記
前職警備員
現職福祉用具の営業
天坂 志光(25歳)
Yukiaki Amasaka
  • 応募社数8
  • 面接社数5
  • 転職までにかかった期間1ヵ月
この体験記のポイント
  • 家族と過ごす時間を大切にするための転職活動。
  • やりたい仕事を見つけるも、収入が見合わず泣く泣く辞退。
  • ゼロからのチャレンジを歓迎してくれた、福祉の世界。

家族と過ごす時間を守りたかった。

前職では、警備会社で警備員として働いていました。大手企業のグループ会社で、安定性や充実した福利厚生にひかれたんです。長く働く上では、大切なことですからね。

主な仕事は、様々な施設での常駐警備。私の常駐先は、病院でした。24時間体制で、施設内を巡回したり、患者さんの安全を守ったり。朝出勤して、翌日の朝まで勤務なんてことも珍しくなく、肉体的にも辛いものがありましたね。それから、勤務時間や休日、待遇など、面接で聞いていた条件と実際が違っていたこともショックでした。正直なところ、配属されて1週間ぐらいで「辞めたい」と考えていたんです。

それでも、結局2年くらいは続けました。仕事はきつかったけど、職場の雰囲気や人間関係は良かったから。ただ、しばらくして妻が妊娠したことで、少しでも側にいてあげたいと思うようになりました。「もっと家族との時間を大切にしたい」。それが、転職に踏み切った理由です。

せっかくもらった内定を、泣く泣く辞退。

まずは、インターネットで検索して、いくつかの転職サイトに登録。「家族との時間を大切にしたい」という想いで転職活動を始めましたので、「深夜勤務のない、規則的な生活ができる仕事」という軸で仕事を探しました。

中でも「IT業界」に興味があり、プログラマの仕事で1社内定をいただくことができたんです。ただ、私自身、C言語を少し知っている程度の知識しかありませんでした。やっていけるのか不安はありましたね。また、給与額を提示された時に、これから家族を養っていくことを考えると、心もとない額で…。「入社後の頑張り次第で評価はする」とは言っていただいたものの、泣く泣く辞退しました。

福祉に興味を持ったのは、妻の影響でした。

そんなわけで、振り出しに戻ってしまった私の転職活動…。「どうしようか」と考えている時に、ふと興味を持ったのが「福祉」に関わる仕事。妻が看護師として働いていたこともあり、身近に感じていたんですよ。家族のための転職でしたけど、方向性まで家族にきっかけを貰いました。

ちょうど、障がい者の方の支援施設での募集があり、応募したんです。社会復帰のために、パソコンを教える仕事でした。その他にも2社、福祉の仕事という軸で応募したのですが、いずれも選考は進まず…。福祉関連の学校を出ているわけでもなく、前職も畑違い。そんな私は、即戦力を求めている福祉業界には合わなかったんですね。

「もう福祉の仕事はあきらめようかな…」。そう思い始めた時、一通のスカウトメールが。スペースケアからでした。望んでいた福祉に関わる仕事で、未経験者歓迎。「これが最後のチャンス」と思い、迷わず応募しました。

無言のプレッシャーから解放されました(笑)。

面接では、自分の長所など、ごく一般的なことを聞かれました。そして、じっと履歴書を見ていた面接官の方が、「君、留年してるね?」と一言。正直、「終わったな…」と思いましたね。すると、「私たちも留年してるから、安心してね(笑)」と。なんと、その場にいた3人が全員留年経験者だったんです(笑)。

それからは、世間話のような感じでリラックスしてお話させていただきました。堅苦しさはなく、良い意味で面接っぽさを感じなくて。「内定をいただいたら、迷わず入社しよう」。帰り道で、すでに意志は固まっていました。

しばらくして、「内定」の連絡が。当時、妻は出産間近でした。妻と子を養っていく責任と、プレッシャーを、日々感じていました。だから、その連絡は本当に嬉しかったです。

現在、入社して数週間。とりあえず、待遇や勤務条件も、求人広告と相違は無くほっとしました。土日もしっかりお休みで、家族との時間も大切にできます。ただ、思った以上に商品の数が多くて驚きました。これらをしっかり覚えることが、当面の目標です。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

福祉の仕事は日々、変化するから、経験よりも想いが大事。
言いにくいことも正直に答える、誠実さに惹かれました。

総務部 営業支援課 課長/営業支援課
篠田 宰/尾崎 真知子
評価したポイントと採用理由 福祉の業界では、即戦力として資格や実務経験を求める場合も多いです。ただ、福祉の仕事の重要性が増す昨今では、即戦力の人材を採用することが難しくなっている現状がありますね。そうした背景もあり、未経験から募集を行なう企業も増えてきています。

ただ、当社が未経験から採用を行なう理由はそれだけではありません。福祉の世界は常に進歩していて、次々と制度が変わり、利用者の方に合わせて商品もどんどん多様化しています。その時点でいくら知識を持っていたとしても、学び続けていく必要があることは変わりません。だからこそ、何よりも意欲やポテンシャルを重視した採用を行なっているんです。

彼の場合は、面接での質問に対して、言いにくいことでも率直に答えてくれました。そのにじみ出る誠実さが、最大の評価ポイントです。生身の人間を相手にする仕事ですからね。これから、学ぶべきことは多いでしょう。ただ彼なら、真摯に努力し続けてくれると信じています。
企業情報
会社名株式会社スペースケア 資本金9800万円
事業内容◇福祉用具のレンタル(介護保険指定福祉用具貸与事業者) ◇福祉用具の販売(介護保険指定特定福祉用具販売事業者) ◇ケアプランの作成(介護保険指定居宅介護支援事業者) ◇住宅改修 ◇マットレスの洗浄・消毒 ◇損害保険の代理業務 従業員数127名(2015年2月現在)