2018/6/11

質問しにくい残業や休日のこと。
単にラクになるための転職じゃないから、思い切って聞きました。

上田 友啓さんの転職体験記
前職不動産仲介営業
現職施工管理
上田 友啓(30歳)
Tomohiro Ueda
  • 応募社数15
  • 面接社数5
  • 転職までにかかった期間3ヵ月
この体験記のポイント
  • 職を転々としたことが負い目だった転職前。転職活動を通じて、自分の職歴の価値を見出せた。
  • 残業の少なさや休日日数を重視したのは、長く働き続けるため。単にラクになるためじゃない。
  • 面接では質問しにくかった残業や休日のこと。率直な回答に、志望度が上がった。

書類選考はことごとくNG。年齢が可能性を狭めていくような焦り。

20代でまず経験したのが飲食業。夜型勤務だったので、年を重ねてからも長く続けられるイメージを持ちにくいな…と思って、転職をしました。その次に転職したのが不動産営業です。「長く続ける前提で、生活を昼型に」「稼げそう」と思って。ただ転職先の会社は残業が多く、結局夜遅くまで働いているのが実態でした。さらにお客さんから求められると、休日も返上で対応にあたることも頻繁で…。ふと冷静になると、もともとイメージしていた「長く続けられる働き方」を結局実現できていなかったんですよね。そのとき私は29歳です。30歳を目前に控え、改めて「残業・休日などの働き方を改善して、長く続けられる仕事に転職しよう」と決意しました。

エン転職を使い始めたキッカケは妻でした。以前、仕事でエン転職を使っていたこともあったそうで、私も信頼感を持てたんです。さっそく求人を探し始めたのですが、飲食や不動産は、働き方が課題で辞めた記憶がまだ生々しく、なかなか志望するには至りませんでした。でも、残業や休日を重視してとりあえず応募した求人は、書類選考が全く通過しなかったんです。不動産営業に転職したときはすんなり決まったのですが…。年齢の割に職歴も多いのに、一貫性はない。専門的な知識・スキルや、資格を持っているわけでもない。さらに直近の不動産営業は、1年足らずで退職している…。たった1年でこんなに決まりにくくなる現実に直面すると、一日一日、年齢が可能性を狭めていくような焦りに襲われました。

一貫性のない職歴から見えた、自分ならではの「施工管理」の在り方。

書類選考の不合格が続くと、職歴はむしろ負い目と感じることも…。一方で、多少なりとも経験をアピールできる求人のほうが、希望条件と合う転職をしやすいのでは?と思っていました。そこで、ネットで調べたりしながら、履歴書を見直すことにしました。その際にふと目に留まったのが、高校卒業後に初めて就いた「建設現場の職人」の職歴です。職人は、若いころから技術を磨いて一人前になっていくことが多いので、30歳を目前に再挑戦となると、なかなか難しいと思います。ただ、職人経験を活かして長く働き続けるなら…と考えたとき、現場で職人をまとめる立場にあたる「施工管理」が思い浮かんだんです。施工管理の仕事は、職人と交渉して工事のスケジュールを管理したり、施主の意向を現場に伝えたり…と、工事を安全・スムーズに進めていくために欠かせません。職人の経験はもちろん、飲食や営業といった人と接する職歴がある自分だからこそ、目指せる施工管理の在り方があるかもしれない…と考えました。

応募と面接の前には、会社のリサーチも欠かさないようにしました。実際に面接を受けていく中で、「これはよく聞かれるな」と感じたことを事前に調べておくようにしたんです。たとえば会社ホームページを見て、歴史や会長・社長の考え方を調べたり、どんな取引先とどんな規模の工事の実績があるのかを調べたり…という感じです。そのリサーチをする中で、自分の考え方や重視する軸とリンクする部分がたくさん見つけられると、その会社ならではの志望動機も書きやすくなってきて…。今の会社を見つけたのは、ちょうどその頃でした。

社長・役員との面接。自分が長く働ける会社か、確認したかった。

扶桑建設は、求人情報・会社HPを読み込むと、大手の傘下ではない独立系の会社ながら、名だたる企業からの信頼も厚く、60年以上の歴史がある点に惹かれました。歴史って、無理な工事の進め方はせず、着実に実績を積み重ねてきた証拠だと思うんです。残業や休日も考慮されていて、「人を大切にする」という社長の言葉との一貫性を感じました。志望動機も書きやすかったことを覚えています。幸い、すんなり書類選考を通過して面接に呼ばれました。ここで驚いたのが、面接には社長・役員がズラッと7人も揃っていたことです。これはさすがに緊張しました…。でも、会社のスタンスや社風はもちろん、仕事の難しさも率直に話してもらえる点に、信頼感を抱きました。

そこで思い切って、私からも残業や休日といった働き方に関して、質問させてもらいました。正直言って、社長に面と向かっては聞きにくかったですが…。でも、今回の転職は、単にラクになるためのものではなく、長く続けていくためのもの。残業が多く休日は少ない無茶な働き方は、長く働き続けるためにはどうしても解消したい課題だったんです。この質問にも、社長は率直に実態を答えてくれました。この面接で志望度は一層高まり、家に帰るとすぐに、「内定したらこの会社に決める」と妻に伝えたほどでした。

それだけに、内定の連絡が来たときはホッとしました。他に選考が進んでいた会社もお断りして、転職活動を終えました。入社は12月。何とか一年を良い形で締めくくれたと思います。

適正な働き方を手に入れて、仕事に思い切り打ち込めるようになった。

「働き方を含めて、人を大切にする」という会社のスタンスを改めて感じたのは、入社初日。まず最初に行なったのが、就業規則の読み合わせだったんです。今までの会社ではなかったことなので、ちょっと驚きました。

実際、本配属後も残業や休日はキチンと管理されています。だからこそ一層、限られた時間の中でも、ミスや遅れなく工事を進められるよう、仕事に打ち込めていると実感します。特に意識しているのが、細かな確認です。小さなミスひとつが大きな遅れや危険な事故につながる可能性もあるので、絶対に見逃さないように注意しています。

今後目指しているのは、専門性を確実なものにする資格取得。そして、関わる方々に信頼されることです。施工管理は、建設現場では会社を代表する立場。現場を任せてくださった施主様。知識や経験で勝る職人の方々。双方に信頼されるためにも、まずは真摯、且つ一歩先回りした対応を心がけていきたいと思っています。一方で、伝えるべきことは率直に伝える。そんな姿勢も、信頼につながるのではないかと思っています。私自身、面接で社長が率直に話してくれたことに信頼感を持ったので…。その学びを実務でも活かし、会社を代表できるような存在になっていきたいです。
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
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採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

役員も満場一致の採用。会社の「顔」としての活躍を期待します。

代表取締役社長
佐々木 章
評価したポイントと採用理由
当社では施工管理は、工事のスケジュールさえ管理していれば良し、という役割ではありません。日々の現場での受け答えや丁寧さ、細やかな気遣いが、お客様との信頼関係を少しずつ築いていく要になるんです。そして、いわば営業的な「会社の顔」としての役割も担うことになります。

そういう意味で上田さんは、「会社の顔」の自覚を持って仕事に取り組んでくれるだろう、という印象を持ちました。感じの良さや誠実さのある受け答えは、接客業や営業職の経験もあってのことでしょうね。また、言うべきことは言う、というスタンスにも好感を持ちました。なかなか休日や残業のことは面接で聞きにくい部分ではないかと思いますが、きちんと質問をしてくれた。それも、単にラクをしたいからではなく、仕事を長く続けていくために必要な情報と考えていることが伝わってきました。

役員もみんな現場経験者です。「この人は現場で活躍してくれるだろう」という感覚は共有されているので、満場一致で採用となりました。

当社は大規模な会社ではないからこそ、一人ひとりの成長が大切だと考えています。上田さんに今後期待するのは、当社を引っ張るような存在に成長していくこと。本人も言っている通り、資格取得も見据えて経験を積んでいってほしいですね。
企業情報
会社名扶桑建設株式会社 資本金5000万円
事業内容■建築請負工事ならびに設計・監理 ■上記に附帯する一切の業務 【建設業許可】国土交通大臣許可(特-28)第13176号 【一級建築士事務所】東京都知事登録 第1928号 【ISO】ISO9001認証取得 従業員数45名(2018年5月現在)