歯科助手ってどんな仕事内容なの?
世の中の様々な職種の仕事内容に迫る、お仕事ガイドの第8弾。今回ピックアップするのは、歯科助手の仕事内容について。歯科助手が関わることができる具体的な仕事の範囲や、歯科助手になるために必要なスキル、向いているタイプや、よく混同される「歯科助手と歯科衛生士」の違いについてもご紹介しています。仕事理解を深める参考にしてくださいね。
■歯科助手ってどんな仕事内容?
歯科助手は、歯科医院で治療以外の業務を担当している仕事です。具体的には、受付や会計、治療器具の準備、患者さんへの声かけや歯科医師に器具を渡すなどの診療サポートが主な業務になります。
■必要なスキルは?
「医療」に関わる仕事ということで特別な資格が必要だと思われがちですが、資格は特に必要なく、未経験からでも充分にチャレンジ可能な仕事です。
とはいえ、歯科医療の専門用語が飛び交う職場ですので、慣れるまで時間がかかったという方もいるようです。不安であれば、民間の講座などで歯科医療に関する知識・専門用語を勉強しておくと安心かもしれません。
■どんな人に向いている?
歯科医師・患者さんなど、様々な立場の人と接するため、どんな人とでも明るく円滑にコミュニケーションが取れる人に向いています。
仕事を進める上では治療の内容や自分が担当する仕事をきちんと把握しておかなければいけませんし、専門用語が多い職場ですから、積極的に仕事を覚える向上心があることも活躍するためのポイントになります。
■歯科助手と歯科衛生士の違い
歯科助手と歯科衛生士とでは、関わることができる仕事の範囲が異なります。これには国家資格の有無が大きく関係しています。歯科助手として働くために特別な資格は必要ありません。法律上、国家資格が無ければ患者さんの口腔内に直接触れることはできないとされていますので、関われる仕事の範囲は、治療器具のセッティングや患者さんの唾液を取る作業などの診療補助までになります。
一方、歯科衛生士として働くためには最低2年制の専門学校か短大に通い、歯科衛生士の国家資格を取得する必要があります。国家資格を取得すると、患者さんの口腔内に直接触れることができるようになり、歯石除去・薬物の塗布・診療補助・歯磨き指導などの処置することが可能になります。歯科医院で働き始めたあとに、仕事内容が思っていたのと違った…ということもあるようですので、もし歯科助手に応募する場合は、この2つの違いをしっかりと認識してから応募しましょう!
いかがでしょうか。「医療分野」と思うととてもハードルが高く感じてしまう歯科助手ですが、実はやる気さえあれば誰でも挑戦できる仕事です。専門用語の習得など求められるものが大きい分、きっとやりがいも大きいはず。興味のある方は、ぜひ積極的にチャレンジしてみてくださいね。