営業職の職務経歴書で抑えておきたい4つのポイント
職務経歴書と一口にいっても、職種によって書き方はさまざま。基本的にフォーマットは自由なので、すべて自分で考え、工夫して書かなければなりません。もちろん、ただ書くだけではNG。自分のこれまでのキャリアを紹介すると同時に、どれだけ貢献できるかを応募企業にアピールする必要があります。そこで今回は営業職にフォーカスをあて、職務経歴書の書き方をご紹介。営業として培ってきた経験をアピールするための準備方法をご紹介します。
■営業職の職務経歴書で抑えておきたい4つのポイント。
営業職の職務経歴書で大切なのは、成果を残すまでのストーリーを伝えること。単に、「○○万円売った」や「新規で○件開拓した」などとアピールしても、採用担当者が自社の事業に貢献できるかどうかの判断はできません。どんな商材を扱って、どんな営業スタイルだったのかを振り返り、培ってきた経験、身につけたスキルをアピールする準備をしましょう。ポイントは以下の4つです。
【1】何を売ったか
有形商品か無形商品(サービス)か、高額商品か低額商品か、消耗品か耐久品か、など。
【2】どれだけ売ったか
顧客数、売上高、目標達成率、対前年比の売上アップ率、など。
【3】どこに売ったか
個人か法人か。
⇒個人の場合:年齢層、性別など。
⇒法人の場合:顧客の業種、部門、職種、規模、担当エリアなど。
【4】どんなスタイルで売ったか
新規開拓かルート(既存顧客のフォロー)か、来店型か訪問型か、商談にかける時間はどのくらいか、など。
…職務経歴書を書き始める前に、この4点を参考に自分のキャリアを振り返ってみてください。
■ストーリーを伝えるためには、成果だけでなくプロセスも振り返る。
キャリアを振り返ると、成果ばかりをピックアップしがちですが、そこに至るまでのプロセスにも注目しましょう。成果だけでは「運がよかっただけでは?」と思われかねません。どんな戦略を立てて、どんな行動をして残した結果で、その能力が応募企業に活かせるか、という視点で振り返ることが大切です。
■実際に職務経歴書を書くときに注意したいこと。
いざ職務経歴書を書くときに注意したいのが、言葉の使い方です。たとえば、「コミュニケーション力」という言葉。「雑談が得意で、相手と打ち解けるのが速い」という認識をする人もいれば、「じっくりコツコツとやり取りを重ねてホンネを聞き出せる」という認識する人もいるでしょう。人によって認識の異なる言葉をチョイスするのではなく、具体的なエピソードなどをふまえて「コミュニケーション力が高い」ということが相手に伝わるようにしましょう。
以上が、営業職の職務経歴書を書く際に意識していただきたいポイントです。実際に書き始めるときは、職務経歴書のサンプルなども参考にしながら進めていくことをオススメします。
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