×
どんな風に伝えれば「協調性」をうまく自己アピールできるか、例文を交えながら解説します。自己PRをする際、未経験の業界や職種でもアピールしやすい特性の1つが「協調性」です。しかし、「協調性」という言葉は非常に抽象的なので、伝え方には工夫が必要です。ぜひ参考にしてください。
2019/03/26

協調性をアピールする自己PR例文・ポイント

協調性をアピールする自己PR例文・ポイント

未経験の業界や職種でもアピールしやすい特性の1つが、「協調性」です。というのも、多くの場合、1つの仕事を数名のチームで対処に当たるケースが多いためです。
チームでなかったとしても、組織に属する以上はどこかの工程で他者が関わっており、「最初から最後まで完全に1人で完結する」ということは少ないでしょう。チームワークを重視する企業は一定数あるため、「協調性」をうまくアピールできればそれは大きな武器になります。とはいえ、「協調性」と一言で言っても、企業により求めている協調性は異なるため、企業の雰囲気や応募したい職種に求められることをよく理解しておく必要があります。では早速見ていきましょう。

1.協調性をアピールする自己PRのコツ

そもそも協調性とは?

「協調性のある人」って、どんな人?

そもそも、協調性とは、意見や立場が違う人ともコミュニケーションを取り、協力して物事を進められるような性質のことを指します。しかし、人間はどんなときでも、誰とでも、協調性を発揮できるかというと、そういうわけではありません。「ある集団Aでは協調性を発揮できても、集団Bになると発揮できない」「Aさんとなら協力できても、Bさんとはトラブル続き」なんてことは、ままあること。つまり、協調性の有無は、環境や相手によって左右される不安定なものなのです。

では、仕事をするシーンにおける「協調性のある人」とは、どんな人を指すのでしょうか?それは、「仕事上のキーパーソンとなる人達とうまくやっていける人」です。面接官は、面接官自身を含め、チーム・上司・同僚・部下・顧客とうまくやっていけるかどうか?という観点で見ていることを知っておきましょう。

企業によって、求められている協調性が違う!

先述のとおり、協調性と一口に言っても、企業ごとにどのような協調性が求められているかは異なります。企業のタイプを把握せずに突き進んでしまうと、「せっかく協調性をアピールしても空振り」ということもあるので、注意が必要です。
たとえば、ベンチャー気質でメンバーそれぞれが切磋琢磨していくタイプの会社なら、仲間と高めあいながら成長していきたいといった向上心がある方がうまくやっていけるでしょう。一方、老舗で昔からのやり方にこだわるタイプの会社なら、社会や組織のルールを重んじるタイプの方がうまくやっていけるでしょう。
会社のタイプに応じて、自分のどんな面がその会社と共通しているか、それをアピールしていけるかがポイントとなるのです。

協調性をうまく伝えるための2つのポイント

直接的ではなく、間接的にアピールするのが大事

先述のように、「協調性」は非常に抽象的な言葉です。そのため、「協調性があります」と言っても、伝わりません。「チーム一丸となって売上目標を達成しました」「チーム全体の底上げのために、ノウハウを共有しました」のように、他者と協力して何かを成し遂げた、あるいは常に周囲に目を向けていた、といった点をアピールしていく必要があります。

エピソードを1つピックアップし、深堀りしよう

伝えたい内容が多すぎると、それぞれのエピソードが印象に残りにくくなります。アピールポイントは1つに絞り、エピソードもそのポイントに紐付いたもののみにすることが大切です。

また、ただ結果や事象を伝えるだけでは、説得力があるとはいえません。企業が見ているのは、あくまで「組織として成果を出してくれそう!」と思える点があるかどうかです。
そこで、伝えたいエピソードを決めたら、どのような解決策を講じ、協調性を発揮したのかまで深堀りしてみましょう。それをうまく伝えることができれば、面接官はあなたが組織の中で協調性を発揮することでどんな成果を出してくれるか、イメージしやすいでしょう。

2.協調性をアピールする自己PRサンプル

「営業職」を受けるときに効果的な協調性のアピール

他職種での経験をアピール(150文字ver.)

私は何よりチームワーク構築を重んじています。店長をしていたアパレルショップでは、スタッフ一人ひとりと密にコミュニケーションを取って気兼ねなく距離感になることで、店頭ディスプレイや接客の改善提案なども活発になりました。結果として、店舗全体の売上も向上。チームで働く貴社の営業職においても、こうした関係性構築の力が強みになると考えております。

同職種での経験をアピール(400文字ver.)

前職は、製造業向け省エネ商材の営業です。20名の営業部において4名チームで新規開拓を担っていました。しかし、人によって生産性に大きな差がある状態が生まれていました。

そこで私が提案したのは、効果的なアプローチ方法・トーク内容の分析です。得意分野にあわせてアポイント担当とクロージング担当に分かれ、成約に結びつきやすいアプローチ方法・トーク内容の情報を蓄積。週1回の営業部会議の中で共有し、意見を募りながらブラッシュアップしていきました。その結果、営業1人あたりの受注数は3ヶ月で2倍にアップ。「顧客からの注目度が高い情報」を商品開発部にも共有することで、商品企画にも活かされました。 私自身「各自が得意分野を活かし、切磋琢磨して連携することの大切さ」を学んだ一件です。

貴社の営業部は、オープンなコミュニケーションが盛んだと聞いております。前職での経験を活かして、部署や職種を越えて協調することで、営業として成果を出していきます。

「事務職」を受けるときに効果的な協調性のアピール

他職種での経験をアピール(150文字ver.)

私が3年間働いていたレストランは、どの社員も毎日1時間以上の残業をしていました。私は調理担当の一員として、現場から出た不満をもとに話し合い、ホールスタッフとの分担やキッチンの動線の変更を担当。1年ほどで残業はほぼなくなりました。こうした「様々な立場の人の意見を受け止められる協調性」は、貴社の事務業務においても活かせると考えております。

同職種での経験をアピール(400文字ver.)

前職では建築資材を扱う専門商社の事務スタッフをしていました。仕事の中で私が意識してきたのは「相手の立場に立ったコミュニケーション」です。なぜなら、こうした協調性がスムーズな業務の進行につながるためです。

主な業務は、営業が使う提案資料の準備・受発注データの管理・来客や電話応対など。しかし、その中で「営業から〆切までに必要書類が提出されない」といったことがありました。そこで、営業に「なぜ〆切までに準備できないか」をヒアリング。長く使ってきた書類のフォーマットが煩雑で、作成に時間がかかることが原因だと分かりました。それを受け、特によく利用される書類のフォーマットを現状に合った形に刷新し、〆切が守られる状態を作りました。この経験から、仕事において相手の立場に立ったコミュニケーションを大切にしています。事務スタッフが様々な部門と関わる貴社においても、積極的にコミュニケーションを図り、ルールを守って円滑に業務を進めたいと思います。

3.NG例│こんな自己PRは避けよう

人材系の営業職での経験をアピールする場合のNGサンプル

私の長所は協調性です。営業職としてメンバー3名のマネジメントをする中では、リーダーとしてチームの結束力を高めることを意識して行動しました。具体的には、チームの気持ちを1つにするために、声だしを積極的に行なったり、メンバーが受注したときには全力で賞賛しました。声を出す際に声が揃うとチームとしての結束力は高まり、賞賛することでチームの雰囲気が良くなり、結果的にベストチーム賞をとることができました。貴社でも、私の協調性を活かしてチームワークを高め、貢献していきたいと考えています。

NGポイント

結論から示している点や、エピソードが示されている点はGood!ですが、全てが主観で書かれているため、「あなただけがそう思っているのでは?」と思われかねません。たとえば、チームのメンバーからもチームワークの良さを実感するような言葉をもらったなど、客観的な視点や意見も入れることで、より説得力が増した自己PRになります。

飲食店の調理スタッフでの経験をアピールする場合のNGサンプル

私は飲食の調理スタッフとして4年間働く中では、いつも笑顔を絶やさないムードメーカーとなり、仲間やチームの人たちと円滑に仕事を進められるようにしてきました。オフィス街にあるという立地上、ランチ時は近隣のビジネスパーソンが押し寄せ大混雑する店でした。そのため、お昼の厨房は殺伐とした空気になりがち。ですがそんな時こそ、私が笑顔を絶やさないようにすることで場の雰囲気が和むことがよくありました。今後も場の空気を大事にして、チームワークを大切にしたいと考えています。

NGポイント

協調性というよりは、単に「馴れ合いなのでは?」と受け取られてしまう可能も。また、場の空気を和ませたところで止めてしまうのではなく、それにより仕事効率をあげられた、といったところまで言及できるともっと良くなるでしょう。

関連する記事
2019/03/26
行動力・積極性・主体性をアピールする自己PR例文・ポイント

いざ転職活動を始めようにも、「アピールできそうな強みなんて無い…」「何も思い浮かばずに強み…

2019/03/26
実務経験がない場合の自己PR例文・ポイント

転職活動中、誰もが一度は悩む「自己PR」。履歴書作成や面接準備をするときに「自己PRを考え…

2019/03/26
負けず嫌いをアピールする自己PR例文・ポイント

書類選考や面接で聞かれことの多い自己PRで「負けず嫌い」をアピールする場合、表現次第で短所…

2019/03/26
責任感をアピールする自己PR例文・ポイント

社会人として数年の経験を積み、自分の強みや長所などを棚卸しされている時期かもしれません。そ…

2018/08/22
自己PRの回答【例文あり】|適切なアピールに向けた面接対策

面接で「自己PRしてください」と言われたら、どんなことを話しますか?急に聞かれてもきちんと…

2018/06/25
自己PRで「協調性」をアピールする効果的な方法は?(職種別の例文あり)

「自己PR」は、求職活動中には欠かせないものですね。採用担当に「この人と一緒に働きたい!」…

2018/05/25
第二新卒の自己PR|書き方・心構え・意識すべきポイントは?

「新卒で入社した会社は、実は第一志望ではなかった」「本当はもっと別の仕事がしたい」「1年近…

2017/12/06
事務職の自己PRってどう書くの?人事担当者にアピールできる書き方・例文サンプル集

派遣で事務を経験するうちに、もっとやりがいがほしくなって正社員を目指したくなるというのは、…

2017/11/14
IT業界・システムエンジニア(SE)の志望動機│内定につながる志望動機の書き方(例文あり)

「IT業界で働きたいけれど、スキルも経験もない。どんな志望動機を書けば合格できるの?」。 …

2015/05/20
自己PRで長所・短所をうまくアピールためのポイント~例文つき~

「選考では自己PRが大事!」とアタマではわかってはいても、何を書いたらいいかわからない…と…

関連するキーワード