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30代後半以上になっても管理職経験がない場合の、自己PRのポイントです。管理職経験がなくてもできる自己PRや、管理職経験がないからこそできる自己PRもあります。管理職経験がない場合にどのように自己PRを伝えるか、例文・サンプルとともにご紹介します。
2019/03/26

中高年で管理職経験がない場合の自己PR例文・ポイント

中高年で管理職経験がない場合の自己PR例文・ポイント

30代後半以上になると、転職活動時には「管理職経験」にも注目が集まります。しかし、管理職の経験がない場合は「自己PR」として何を伝えれば良いか迷ってしまうかもしれません。

「プレイヤーに徹してきたので、管理職経験について聞かれると困ってしまう」「経験はないが、転職先では管理職に挑戦したい」という方は、この記事が参考になるでしょう。

この記事では、管理職経験がない場合の自己PRについて、OK例・NG例を交えてポイントと共に紹介します。これまでのご経験や、これから応募する企業・職種・ポジションなどと照らし合わせて、ご活用ください。

1.「管理職経験がない場合の自己PR」チェックポイント

その企業・職種で求められていることは?

当然ながら、企業が「管理職経験」だけを求めることはまずありません。まずは、募集企業・募集職種で求められるスキル・経験・人物像などをチェックしましょう。適切な自己PRをするために大切です。

プレイヤーとして得たものを振り返る

管理職経験がなくても、長年プレイヤーとして働く中で得たものは多いはずです。テクニカルスキルだけでなく、ビジネスパーソンとしてのヒューマンスキルもその1つ。専門性を高めたのか、ゼネラリストなのか、ということもポイントです。

「柔軟性」や「意欲」も、アピールポイント

管理職経験があっても、新しい環境や仕事に馴染む意志が見られなければ敬遠される可能性も。「心機一転、新しい環境に適応したい」「経験がない分野も、若手に負けず吸収したい」という姿勢も、好意的に見られます。

結論の見えない自己PRはNG

結論の見えない話や、曖昧な話は、採用担当者の印象に残りません。管理職経験がないことにこだわらず、伝えることを決めたなら、結論からシンプルに伝えるようにしましょう。

2.「管理職経験がない場合の自己PR」サンプル

例1:プレイヤーとして磨いてきたスキルをアピール

プログラマとして磨いてきた、問題解決の能力が強みです。これまで2社のIT企業を経験し、中規模~大規模なシステム開発を10年以上続けてまいりました。開発工程をメインに担当する中で、バグの原因究明と改善、品質向上のための業務の見直しなども行なっております。こうした開発現場の気付きを設計をフィードバックすることで、上流工程にも貢献した次第です。 
 
管理職の経験はありませんが、問題の特定→解決策の立案→実行というプロセスを回す思考は、チームやプロジェクトのマネジメントにも活かせると考えております。いち早く貴社の風土と開発環境に馴染み、各種業務をリードできるよう尽力致します。

ポイント

  • プレイヤーとして磨いた能力を、具体的に提示
  • 「どんなスキルを」「何に」「どのように」活かせるかをアピール

管理職経験だけでなく、仕事の核となる能力は大切。様々な分野における専門的な知識・技術や、汎用的な「接客スキル」「プレゼンスキル」「調整・交渉スキル」などは、自己PRとして伝えやすいでしょう。

管理職にチャレンジしたい場合は、「それを如何に管理職として活かせるか」という観点で伝えてください。

例2:長い社会人経験の中で培ったスキルをアピール

私の強みは「状況判断力」です。この能力は、製造業向けの資材を扱う専門商社で、15年間営業をする中で高めたものです。 
 
顧客の漠然とした要望に合わせて資材を提供する仕事は、正解がありません。業界に関わる情報を収集し、様々なケーススタディに学ぶ中で、客観的な状況判断する力を磨いてまいりました。 
 
貴社の営業職では、一人ひとりが大きな裁量を持って企画・提案をしていくことが求められます。幅広く情報を収集し、冷静に状況を分析して判断できる能力は、大いに活かせると考えております。前職では新人育成も担っておりましたので、判断力の養い方をについては後進に伝えていく所存です。

ポイント

  • ベテランだからこそアピールできることにフォーカス
  • 「育成ができる/していた」ということも、PRポイントに

管理職経験がない場合、若手の求職者と同じフィールドで勝負をするのは得策ではありません。長い社会人経験の中で培ってきたヒューマンスキルは、プレイヤーを貫いてきたベテランだからこそアピールできることです。

3.NG例

NG例1:意欲・興味だけの自己PR

今回の転職を、人生最後の転職にしたいと考えております。
以前から飲食業界に強い興味があったため、心機一転挑戦することに致しました。特に、店舗開発や店舗統括などのポジションにも挑戦できることを、非常に魅力的に感じております。 
 
業界経験はありませんが、様々な飲食店で食べ歩きをしたり、常にグルメ情報を集めたりしてまいりました。こうした興味・関心も活かして、店長からステップアップを目指してまいります。積極性では若手に負けない自信がありますので、何卒よろしくお願いいたします。

ここに注意!

意気込みは充分です。しかし、企業が注目しているのは「何ができるのか」「できることをどう活かせるのか」ということ。上記に挙げた「様々な飲食店で~」という内容が仕事に活きるレベルのであれば良いですが、一般的な興味・関心レベルであれば、自己PRとしては有効ではありません。

改善するなら・・・

「OK例」で紹介したように、「できること」「活かせること」を盛り込んだPRとしましょう。若手と同じフィールドで勝負するのではなく、経験豊富だからこそアピールできることに焦点を当てることをオススメします。

NG例2:事実以上のことを伝える自己PR

建築施工管理として、10年以上の経験があります。仕事を通して培った「マネジメント力」と「育成力」が、最大の強みだと考えております。施工現場では、職種やポジションをこえて数百人のメンバーをまとめてまいりました。工事品質については、社内でも随一と評価されております。常に周囲と強調し、スムーズな業務遂行を指揮してきた経験は、管理職としても充分に活かせると考えております。 
 
また、数十件の現場を担当する中で、年間20名の新人育成を経験。自社のメンバーだけでなく、下請け会社の新人についても、施工管理としての独り立ちを支援してまいりました。この力は、若手が中心となっている貴社においても活かせると考えております。

ここに注意!

上記の自己PRそのものに、大きな問題はありません。ただし、万が一「経験していないことを書く」「経験したことを実際以上に見せる」水増しして書いてしまうと、面接時・入社後にトラブルになりかねません。“よく見せたい” という思いで、事実と異なる自己PRをしないように注意してください。

改善するなら・・・

あくまで、等身大のあなたの経験を伝えることが大切です。「管理職経験はないが、◯◯◯は管理職の仕事にも活かせる」「プレイヤーを続けてきたからこそ、◯◯◯ができる」といった、“~だから良い” という視点で、ご自身の経験を振り返ってみてください。

4.その他の自己PR

「管理職経験がない場合の自己PR」について、ポイントとサンプルは参考になりましたでしょうか? 「もっと他の自己PRのサンプルをみたい」という場合はこちらをご覧ください。
自己PRの書き方(履歴書・職務経歴書で魅力が伝わるサンプル・例文付き)

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