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職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の書き方・ポイントを例文付きでご紹介します。「活かせる知識・スキル」は、職務経歴書の中でも大切な項目です。採用担当者の目にとまる職務経歴書にするには、コツがあります。職務経歴書を書く際に迷ったら参考にしてください。職務経歴書の例文も参考にしてください。

職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の書き方・ポイント~例文付き~

職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の書き方・ポイント~例文付き~

心機一転、転職しよう!と思ったとき。職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の項目に、何を書くべきか困っていませんか。「未経験の仕事に活かせる知識・スキルなんて持っていない」「そもそも、自分にはどんな知識・スキルが身についているの?」と、ペンが止まってしまう人が多いでしょう。

このページは、そんな方のためのノウハウ集。「活かせる知識・スキル」の項目で、どんなことをアピールすべきなのか解説します。業界・職種を問わず、様々な転職活動のシーンで参考にできる内容です。書き方の例文もご用意しましたので、参考にしてみてください。

1.活かせる知識・スキルの欄は何を書けばいいのか

語学力

検定・資格名&使用シーンを明記。

たとえば英語なら「TOEIC」「TOEFL」「英検」など、検定・資格名とそのスコアを記載しましょう。検定・資格に関して記載できることがなくても、業務で使っていた場合には、「ビジネス◯◯語会話レベル」と書けばOKです。
【例文】

英文のメール対応、日常レベルの英会話が可能です。月に数件ほど、海外のお客様からの在庫問合せのメールに問い合わせしていました。また、週に2~3回は外国人のお客様の接客(商品の提案・会計)を行なっていました。

コミュニケーション能力

どんな能力か?を、詳細に。

「コミュニケーション能力」は、様々な業界・職種で活かせるスキル。「誰とでもすぐ打ち解ける」「異なる意見をまとめるのが得意」など……。どんな場面に活きるどんな能力か、読んだ人がイメージできるように詳しく書くと好印象です。
【例文】

前職の雑貨店には、10代~60代まで幅広い年齢層の方が来店されます。私は、相手に合わせた言葉遣い・話題選びをすることで、どんなお客様ともすぐに打ち解けました。このコミュニケーション能力を活かすことで、立場や仕事内容の異なる方々ともスムーズに信頼関係を築けると考えています。

パソコンスキル

「何をどれだけ使えるか」をアピール。

事務職はもちろん、IT・Web系やクリエイティブ系でも注目されるパソコンスキル。使用できるアプリケーションごとにスキルレベルを記載するのが理想的です。希望する仕事で使うアプリケーションが明確な場合は、関連するスキルをより詳細に書くことをオススメします。
【例文】

Word:議事録・報告書作成、礼状などを行なえます。ひな形の作成も可能です。
Excel:VLOOKUP、ピボット、IF関数などを利用可能です。
PowerPoint:プレゼン資料・会議資料の作成などを行なえます。
Photoshop:写真の加工(トリミング、明度・彩度調整など)が可能です。

※一般的なOfficeソフトはいずれも基本操作が可能です。また、基本的な入力業務はスムーズに行なえます。

ビジネススキル

周囲からの評価を加えてみる。

ビジネススキルとは、「論理的思考力(ロジカルシンキング)」「プレゼンテーション」「タスク管理」といった “ビジネスを円滑に進めるための力” を指します。少し難しく感じられるかもしれませんが、どんな仕事でも磨くことができるスキルであり、活かせる場面も様々。「周囲の人からの評価」などを振り返って、分かりやすく伝えましょう。
【例文】

「論理的思考」が得意です。何か課題にぶつかったときには、「問題は何か」「問題の原因は何か」を切り分けて考え、解決策を設定してきました。会議の場においても、上長から「分かりやすく整理されている」と評価されました。

ビジネススマナー

採用担当者が安心するように。

特に社会人経験が浅い場合など、採用担当者は「ビジネスマナーが身についているか?」に注目します。具体的にどんなビジネスマナーを心得ているか記載すれば、採用担当者も納得できます。研修や仕事で身につけたマナーを記載してください。
【例文】

配属前の研修では、「敬語」「報告・連絡・相談」「電話での受け答え」「ビジネスメールの書き方」など、一通りのビジネスマナーを学びました。

2.活かせる知識・スキルを書く際のポイント

職務経歴書で「活かせる知識・スキル」を書く際のポイントは、2つあります。

初めて読む人にも伝わるように書く

資格・免許や、具体的な業務内容・作業内容などを記載すると、端的に伝わりやすくなります。伝わるかどうか不安なときは、第三者にチェックしてもらいましょう。

活かせる場面を意識して書く

どれだけ詳細に知識・スキルを書いたとしても、仕事への活かし方がイメージしにくい内容では評価されません。希望する職種の仕事内容などもふまえ、活かせる場面がイメージできるように書いてください。面接で「このスキルについて、具体的にお聞きしても良いですか?」と、話が広がる可能性が高まります。

3.活かせる知識・スキルの書き方見本

職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の項目は、複数の知識・スキルを書けるスペースになっていることが多いです。資格やテクニカルなスキルだけでなく、「コミュニケーション能力」「論理的思考力」などもバランス良く記載すると良いでしょう。文字数の分量は、欄の8割以上を埋めるように意識してみてください。

4.まとめ

あなたらしい「活かせる知識・スキル」は、イメージできましたか? 「今まで特に資格を取ってこなかった」「今の仕事で何が身についたか分からない」という方も、改めて振り返ってみると様々な知識・スキルをお持ちだと分かったのではないでしょうか。

「こんなことをアピールして良いのだろうか?」と、悩みすぎる必要はありません。あなたのことがしっかり採用担当者に伝わるように、様々な角度から記載してみてくださいね。

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