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履歴書を書き始めて、実は迷うのが「資格欄」の書き方。明らかに仕事で使なそうな資格も履歴書に書いておくべきか、それとも必要な資格だけ…など。履歴書の資格欄は意外とクセモノ。ここでは履歴書の資格欄の書き方についての鉄則や、資格欄を書く際のコツを伝授します。
2018/10/02

履歴書の「資格欄」の書き方|資格取得の順に書く?/書くべき資格、書くべきではない資格とは?

履歴書の「資格欄」の書き方|資格取得の順に書く?/書くべき資格、書くべきではない資格とは?

履歴書の資格欄を書こうと思っても、はてどこまで書いたらいいものか。実は迷うんですよね。資格をたくさん持っている方からすれば「どれを履歴書に書くべきか」と迷いますし、一方で「志望する会社(仕事)と関係ない資格なら持っているけど…」といった方もいらっしゃるでしょう。

履歴書の資格欄だって、重要なアピールの場。「適当に埋めておけばいいや」ではなく、履歴書の資格欄の書き方でライバルに差をつけることだってできるのです。そこで、今回は転職活動で外さない、スマートな履歴書の「応募資格」の書き方を伝授します。

1. 履歴書の資格欄を書く際の基本。まずは3つの鉄則を知ろう!

【鉄則その1】取得年月日順に書こう!

履歴書の資格欄を書くにあたってまず注意すべき点は「取得年月日順に書く」という点。受験した日や交付された日ではありません。基本的には免許証や合格証に取得日が記載されていますので、書くべき資格の取得年月日を確認した上で、記載するようにしましょう。

【鉄則その2】資格の名称は正式名称を書こう!

たとえば、多くの人がお持ちの「普免」の正式名称ってご存知ですか?答えは、「普通自動車第一種運転免許」です。このように、資格の名称は正式名称で記すのが鉄則です。正式な文書である履歴書ですから、略称を使うことは失礼にあたります。そのほかにも、「英検」や「漢検」、「宅建」、「FP」「秘書検定」「MOS」「大型免許」などはすべて、普段略称で語られている資格。なじみのある言葉ではありますが、必ず正式名称を用いるように注意しましょう。

また、国家資格の場合は名称だけでも構いませんが、民間資格は資格名称と併せて実施団体も記載することがマナー。たとえば「簿記」の場合は「簿記検定」ではなく「日本商工会議所簿記検定」と書くのが正式です。細かなところではありますが、充分注意するようにしましょう。

【鉄則その3】応募先の業務に関係する資格を書こう!

たとえば営業の仕事に応募するための履歴書なのに、「秘書検定」と書かれていてもちょっと不思議な感じがしますよね。履歴書の資格欄は、自身の志向性をアピールする項目でもあります。そのため、あまり応募先の業務と関係のない資格だったり、数はたくさんあるけどその系統がバラバラ…という場合には、どの資格を記載するのかの取捨選択が必要です。

応募先の業務と離れた資格を書いてしまうと「資格を活かせないけど本当にウチを志望しているの?」と、疑問を抱かれることも。また、書いてある資格の系統がバラバラだと「この人は何をしたいんだろう」と思われてしまうこともあるので要注意です。

2. まずは見てみるのが一番!免許・資格欄の書き方例

【問題】下記の資格欄の書き方で、不適切なところは?

まずは、こちらのサンプルをご覧ください。

免許・資格欄

何かおかしい…と感じたところはありませんか。そう、「年号」がズレているんですね。さすがに資格欄の中でこうしたズレが起きることはあまりないかもしれませんが、注意したいのは「学歴・職歴欄」との不整合。学歴・職歴欄では平成で書いているのに、資格欄は西暦…という状態だと、企業の採用担当者はやはりいい気持ちはしません。むしろ「ケアレスミスが多い人だ」と評価するかもしれません。

実はもうひとつ、不適切なところがあります。それは、「秘書検定」の資格名。秘書検定は正式には「秘書技能検定」というのですね。普段慣れ親しんだ名称を記憶にまかせて書いてしまうと、思わぬミスにつながることも。

下記には、転職においてよく使用される資格の正式名称を記載しておくので、ぜひ参考にしてください。

資格 正式名称
MOS Microsoft Office Specialist
漢検 日本漢字能力検定
英検 実用英語技能検定
珠算 日本商工会議所珠算能力検定
全国珠算教育連盟珠算検定
秘書検定 秘書技能検定
簿記 日本商工会議所簿記検定
初級シスアド 初級システムアドミニストレータ
宅建 宅地建物取引士
普通自動車免許 普通自動車第一種運転免許
普通自動車二種 普通自動車第二種免許
大型免許 大型自動車免許
大型第二種免許 大型自動車第二種免許

 

持っている資格No.1!?運転免許の書き方

ひと昔前までは、誰もが当たり前のように保有していた運転免許。免許を持っていない方が珍しい時代であったため、「運転免許がないと就職・転職に不利である」とまで言われていたこともありました。
しかし最近は、都心部を中心に若者の車離れが進んでおり、運転免許を持っていない人も珍しくありません。とはいえ、履歴書に記載する資格がない場合には、持っている運転免許を書く程度でOK。その際の参考に、運転免許の資格欄への書き方を記載しておきます。

運転免許の書き方

先ほどの例にもありましたが、このように正規名称で書くのが基本マナーです。特に忘れがち、間違えがちなのが、「第一種」という言葉。第二種の場合は旅客運転(お客さまを乗せて料金を得ること)が可能なもの。その違いをハッキリさせるためにも、この種類を正確に書くことが大事です。

マニュアル免許(MT)が必要な職場でない場合は、「(AT限定)」を省略し、上記のように「普通自動車第1種運転免許 取得」として構いません。敢えて記載したい場合は、以下のように記載しましょう。

例)平成○年 ○月 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得

また、免許・資格を書く際には、「取得月」を書くことが原則ですが、自動車運転免許の場合、免許証には「交付日」と「取得日」が記載されています。間違えずに左下の方に書いてある「取得日」を記載しましょう(ちなみに、交付日は上の方に書いてあります)。

3. 【要注意】書くべき資格、書かなくてもいい資格

書くべき資格の例と理由

「資格が多すぎて記載しきれない」「どんな資格であれば履歴書に書くべきか判断できない」という
方もいるでしょう。そんなときは、まずは「国家資格」「語学資格」「普通自動車免許」「パソコンスキルの認定資格」の4つをおさえておくとよいです。

国家資格

これまでの職歴を証明するものにもなるため、志望する職種・業種を問わず、記載をオススメします。記載方法としては、資格については「○○試験合格」、免許については「○○免許取得」と記載します。同じ資格で複数の級に合格している際は、一番上級のもののみを記載しましょう。

語学資格

TOEICをはじめ、語学系の資格は企業に歓迎されるものの1つです。ただし、応募した会社における基準のチェックは必要。一般的にビジネスで求められるのは600点以上、外資系だと700点以上とされています。それ以下だと、逆に語学スキルの無さをアピールしてしまうことになるかもしれません。

普通自動車

普段から運転している・していないに関わらず、免許をお持ちの際には必ず記載するようにしましょう。業務と直接関わりの無い場合においても、今後のキャリアなどで活かせるケースもあります。

パソコンスキルの認定資格

MOS(Microsoft Office Specialist)をはじめとしたパソコンスキルの認定資格をお持ちの際は、記載いただくことをオススメします。パソコンスキルのある人材はどんな業界においても重宝されるため、自己PRにもつながります。

人気の資格は、書いても仕方がない?

実は、資格欄には書かない方がいい(書かなくてもいい)場合もあります。それは何かというと、人気の高い資格で、比較的取得が容易な(と思われている)もの。秘書技能検定3級や日本漢字能力検定3級、実用英語技能検定準2級などがこれにあたります。採用担当者の方も「またこの資格か…」と見慣れている節もあり、書いていてもあまり意味がないのです。

TOEICが、逆にマイナスに働くことも。

英語力を測るものとして、今やスタンダードになっているのがTOEIC。英語力のアピールにも繋がるものですが、注意したいのが所持しているスコア(点数)。一般的に、ビジネスで活用できると判断されるのは600点、国際色の強い外資系企業で求められるスコアは700点といわれています。企業にもよりますが、500点台以下のスコアだと「あまり英語力がない人」と逆効果になることも。明記を義務付けられている場合以外は、書かない方が懸命でしょう。

また、TOEICのスコアに有効期限はないものの、スコアが記載された公式認定証が再発行されるのは、最終受験日から2年以内。そのため、原則的に2年以内のスコアを記載するようにしましょう。ただし、850点以上の場合は2年以上前のスコアでも基礎学力の高さを示せる良い目安になることも。ほかに書く資格がない場合や欄を埋めたい場合は書き加えても問題ありません。

「資格取得に向けて勉強中」と書いてもOK?

今は持っていなくても、取得に向けた勉強をしているのであれば書いても問題ありません。向上心のアピールにつながります。ただし、虚偽の記載はいけません。勉強もしていないのに書くのは当然NGです(面接で聞かれたらすぐにバレてしまいます)。

何も書く資格がない場合は、どうしたら…。

「特になし」と記載しましょう。資格欄はあくまで自己アピールの追加要素的な場です。資格欄を空欄のまま提出するのは避けるべきですが、無理に埋める必要はありません。書ける資格がないからといって資格に関係のない記載や嘘を書くことだけは絶対にやめましょう。

そのほか、ちょっとした小ネタ。

たとえ業務に直結しなくても、興味をひいてもらったり、面接の場での会話のネタにするために、ちょっと変わり種の資格を持っていたら、資格欄ではなく「特技欄」に記載しましょう。たとえば、「日本酒検定」や「世界遺産検定」など。なかには「太宰治検定」という随分マニアックなものも。好奇心や向学心のアピールになるかもしれません。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。資格欄はうまく活用できれば、書類選考や面接でのいいコミュニケーションツールになります。マナーやルールを守りながら、あなた自身の工夫を凝らしてみてください。

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