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全50職種に対応!職種別の職務経歴書テンプレート(雛形)集をご紹介します。職務経歴書のテンプレート・見本は、「営業職」「エンジニア職」など職種別にご用意しています。「職務経歴書」は、自分のキャリアやスキルをアピールする重要な書類。書き方にもコツがあります。そこで、職務経歴書の書き方や“面接官はどんな所を重視しているのか”といったポイントもご紹介します!

職種別の職務経歴書テンプレート集(50職種の雛形をダウンロード可能)

職種別の職務経歴書テンプレート集(50職種の雛形をダウンロード可能)

「履歴書と職務経歴書って何が違うの?」「職務経歴書って、何をどうやって書けばいいのか分からない」――。転職活動をする方の多くが迷うポイントです。「職務経歴書」は、自分のキャリアやスキルを、企業にアピールする重要な書類。書き方や書式の選び方にも、実はコツがあります。そこで今回は、職務経歴書の書き方や、“面接官は職務経歴書のどんな所に注目しているのか”といったポイントを、具体的にご紹介します。

後半では「営業職」「エンジニア職」など、全部で約50職種の職種別の職務経歴書のテンプレート・見本もあります。いち早く自分の志望職種の職務経歴書のテンプレートを確認したい方が、後半からご参照いただき、ぜひ書類作成にお役立てください。

1.職務経歴書の基礎知識

職務経歴書は「自分のプレゼン資料」

“今までどんな仕事をしてきたか”“どんなスキルを身に着けてきたか”が詳しくまとめられた書類が、職務経歴書です。転職活動においては、書類選考の合否を決める、自分のプレゼン資料とも言えます。そのため、採用担当者は職務経歴書のこんな所を注目しています。

■職務経歴
職務経歴からは「どのくらいの期間、どのような仕事に取り組んで、どれだけの業績を上げてきたか」。また「今回採用したい仕事内容やポジションに見合っているか」といったことが分かります。

■活かせる知識、経験、資格
「企業が求めている実務能力を持っている人物か」が見られています。

■自己PR
自己PRからは、仕事上の強みは何か、転職の目的は納得いくものか、経験と志望理由に整合性があるか……といったことが分かります。

 

履歴書は「個人情報をまとめた書類」

アルバイトの面接や、就職活動の際に書いた「履歴書」は、個人情報を分かりやすくまとめた事務書類です。履歴書からは氏名や生年月日、住所、通勤経路、扶養家族といった基本情報が分かります。採用担当者は、履歴書を見てこんな判断をします。

■住所
現住所からは、通勤可能な居住地かどうか見られています。

■学歴、職歴
評価できるか、転職回数はどのくらいか。また「自社の事業と関連があるか?」と言った点が注目されています。

■保有資格、趣味、特技
仕事に活かせる資格を持っているか。また、「どのような人物か」が見られています。

 

2.職務経歴書の書き方

分かりやすく、具体的に自分の経歴をアピールすることがポイントです

職務経歴書は履歴書と違って「何を書くか」から自分で考える必要があります。最低限押さえておきたい情報は、以下のような項目です。

■職務概要(職務要約)
自身の職務経歴の概要(要約)を、最大3~5行程度で記載します。採用担当者が興味を持って読み進められるように、「自分の強み」を端的に記載すると良いでしょう。

■職務経歴
在籍年月と、勤務先の会社名を正式に記入します。また「資本金」「従業員」「売上高」「事業内容」といった、勤務先の情報も併記しましょう。勤務先の公式サイトを見れば「会社概要」の欄に詳細が載っていますので、写すといいでしょう。もし不明な部分があったとしても、企業名・事業内容のみは必ず記載するようにしましょう。2社以上の職歴がある場合も、会社ごとに情報を記載します。

■所属部署・役職
もし部下がいた場合は、その旨も書いておくとアピールポイントになります。
例/「○○課 課長(課長以下○名)」

■職務内容
仕事でしてきたことを、分かりやすく簡潔にまとめます。マネジメント経験がある方はその内容も書いておくと、評価されることが多いです。また技術職や専門職の方は、“扱っている素材”“製造法”“担当している工程”なども詳しく記載すると、どんな風に仕事をしていたのか分かりやすくなります。

例/「プロジェクトリーダー(3名チーム)として、スケジュール、予算管理、客先折衝を担当」

■実績(成果)
自分の強みとなる実績を、具体的な数字を使って説明します。
例/営業職なら「売上○%アップ」、生産技術や生産管理なら「返品率○割減」「○%のコストカット」など

また、技術職や専門職など数字で実績を表現しにくい場合は、「年間で○円規模のプロジェクトに関わった」など、金額を入れて関わっていたプロジェクトの大きさを示してもよいでしょう。

==その他、アピールポイントになる内容==
■保有資格
略称ではなく正式名称で記載。取得時期も含めて記載します。

■パソコンスキル
事務系職種、クリエイティブ職種などでは必要になる項目です。Word、Excel、Illustrator、Photoshopなど、使用可能なソフトについても記載するといいでしょう。
例/Excel:ピボット作成

CADなら「CATIA」、プログラミング言語なら「Java」「C++」といった具体的なソフトや言語名を入れると、分かりやすくなります。

■語学力
TOEIC、TOEFLなど、検定名と得点を記載しましょう。検定を受けていなくても、スキルレベルで記載すればアピールポイントになります。
例/英語:ビジネス英会話レベル 中国語:日常会話レベル

■自己PR
自身の能力や意欲は、自己PR欄で積極的にアピールしましょう。身に付けた技術やスキル。また、リーダー経験があればリーダーシップ、営業職としての行動力など。その会社に合うスキルを持っていることをアピールすれば、採用担当者に「会ってみたい」と思わせることができます。

■志望動機
具体的な経験やエピソードを盛り込んで「応募した理由」を伝えましょう。履歴書内にも志望動機を書く欄がありますが、まったく同じ内容にならないよう注意しましょう。

経歴や自己PRなど、すべて書き終えたら一番下に「以上」と記載します。

 

職務経歴書の書式

職種経歴書の書式で、メジャーなものを2パターンご紹介します。自分の経歴やアピールしたいスキルに合わせて、書式を選びましょう。

 

一番メジャーな書式が「逆編年体式」

職務経歴書_逆編年体式

直近の仕事から、過去にさかのぼって順番に記載していくのが「逆編年体式」です。時系列に沿って、職務内容を記載する、最も一般的な形式とも言えます。

初めて転職する方や「社会人経験が浅い」「異動や転職の回数が少ない」という方は、こちらで書くのがオススメ。海外でも比較的メジャーな書き方なので、外資系企業に応募するときなども、逆編年体式で書くのがいいでしょう。

【「逆編年体式」で職務経歴書を書く時のポイント】
今までの経歴をただ羅列するのではなく、“年間で◎◎円の売上に貢献”“◎◎人の組織のマネジメントに関わった”“売上全社◎位”といったように、要所要所で具体的な数字を挙げて記入することがポイントです。

 

経験・スキルをアピールしたい場合は「キャリア式」

職務経歴書_キャリア式

「キャリア式」は、職務経験を内容ごとにまとめて記載する書式。時系列にそって情報を書くのではなく、職務内容やプロジェクトごとに見出しを作って書きます。そのため「それぞれの仕事でどんな実績を残してきたか」「得意分野は何か」をアピールしやすいのが特徴です。

キャリア式が向いているのは「今までの経験・スキルをアピールしたい」という方や、技術職・専門職などに携わってきた方。また「転職回数が多い」「職歴のブランクを目立たせたくない」という方にも向いています。

【「キャリア式」で職務経歴書を書く時のポイント】
冒頭にカンタンな職務概要(略歴)をつけると、キャリア式でも時系列ごとの職務経験が分かりやすくなります。言語スキルや保有資格、表彰歴、仕事上で得たスキルなど、特に強調したいことは、別に項目を作って記載します。

 

3. 全50職種!職種ごとの「職務経歴書」のテンプレート・雛形

職務経歴書のテンプレート(見本)を職種ごとにご紹介します。それぞれのリンクに「採用担当者はこんな部分に注目して職務経歴書を見ている」といったポイントもまとめましたので、ぜひご活用ください。

 

 

 

 

 

 

 

以下のページからも、テンプレートや見本をチェックいただけます。
職種別・職務経歴書サンプル集│エン転職

履歴書・職務経歴書サンプル(英文経歴書の例もテンプレートもあり)│エン・ジャパン

 

完成したら、最後にチェックを忘れずに

チェックリスト

職務経歴書が完成したら、最後に以下の観点でチェックをしましょう。

□誤字・脱字や年月の間違いはないか
□誇張せずに書けたか
□今までの業務内容を抜け漏れなく記載できたか
□具体的な数字やエピソードを使って、実績や成果を表現できたか
□社内用語や専門用語など、面接官が分からない言葉を使っていないか
□自己PR欄では、身につけたスキルや仕事への向き合い方をわかりやすく記載できたか
□志望動機は、応募企業に合わせた内容になっているか

もし自信がない方は、転職サイトやエージェントの「履歴書・職務経歴書の添削サービス」を利用して、職務経歴書にアドバイスをもらうのもおすすめです。

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