一次面接、二次面接と順調に進み、とうとう次は最終面接!
とはいっても、「最終面接ってこれまでの面接と何が違うの?」「誰に何を聞かれるの?」「どんな準備をすればいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
最終面接は、まさに内定が出るか否かの勝負どころです。自社に迎えるべき人材かどうかを見極めるため、面接官も社長や役員クラスが担当するなど、ぐっと雰囲気が変わることが多いです。面接当日、雰囲気の違いに焦ってしまわないようにしっかり準備をしておきましょう。
この記事では、最終面接に臨む上で準備すべきことや対策、よく聞かれる質問やその回答例など、知っておきたい情報をまとめました。万全に準備をすれば、当日はリラックスして臨めるはずです。ぜひご活用ください!
最終面接の特徴は?一次面接・二次面接と何が違うの?

とうとう迎えた最終面接ですが、これまでの面接とは何が違うのでしょうか?
ここでは、一次面接・二次面接との違いやアピールポイント、所要時間・通過率について紹介していきます。まずは、最終面接の意義についての理解を深めましょう!
最終面接は「採用決定者による見極めの場」であると心得よう
一次面接や二次面接では、主に業務上で必要なスキルや資質、入社意欲を持ち合わせているかが見られます。これらは比較的見極めやすい点なので、面接官は現場の社員や人事であることが多いです。
一方で最終面接を担当するのは、社長や役員、募集部門の責任者など「採用決定権」を持つ人であることが一般的です。業務上必要なスキルや資質は満たしていると判断された応募者の中から、自社の社風や理念に合いそうか、志望意欲は高いか、事業に貢献してくれそうかなど、見極めにくい観点で入社の是非を意思決定する場となります。
なぜなら、いかにスキルが高くても、会社が掲げる理念や職場の雰囲気と合わなければ、早期退職のリスクが高まります。企業・求職者互いに不利益となるミスマッチ採用を避けるため、最終面接では一次面接・二次面接よりも、会社・仕事へのマッチングの観点で見極められると理解して臨むことが大切です。
最終面接はフィーリングがカギ!常にアピールを忘れずに
最終面接では、会社や仕事とのマッチングの観点で見極めがなされるとお伝えしました。それはつまり「フィーリングが合うかがカギ」とも言えます。面接でのやり取りを通して、採用決定者に「この人は特に意欲が高い」「この人は会社の理念に深く共感している」といった印象を残すアピールを積極的に行なっていきましょう。
たとえば、最終面接でも一次面接と同様に、志望動機や自己PRなどの質問をされることがあります。その際に、これまでと同様の回答をするだけではなく、会社の理念への共感を交える、これまでの面接での社員との対話を通してより志望度が深まったと伝えるなど、より強いアピールを心がけるようにしましょう。面接でのやり取りすべてから判断されるという気持ちでアピールをしていくと、良い印象を残せるかと思います。
最終面接の所要時間と通過率は?
最終面接の所要時間は、企業によって様々ですので、一概には言えません。というのも、採用の最終判断を行う上で、どこに重きをおいた面接なのかで所要時間が変わるからです。たとえば、最終面接を担当する社長や役員などとの顔合わせに重きを置いたり、求職者の入社意思がどれほど強いかを確認する場にしたりする企業なら、10分~20分程度で終わる場合もあります。
一方、社風や理念との相性の良さ、志望意欲の高さ、事業への貢献度の高さなどを見極めるために、時間をかけて人柄や価値観を探っていく企業もあります。その場合、1時間程度かかることもあるでしょう。以上のことを踏まえると、最終面接の所要時間は平均すると30分~40分が目安といえそうです。所要時間の長さと通過率に関係はありません。
また、通過率に関しても、企業によって異なるでしょう。ただ、多くの企業で言えることは、「最終面接=内定承諾の意思確認」という訳ではないことです。最終面接は、募集企業にとって自社の今後を担える人材かを見極め、最終的な判断を下す場です。だからこそ、会社のトップである社長などが時間を作って面接しているのです。
そのため、「最終面接まで進めば、基本的に内定をもらえる」という認識をお持ちなら、それは間違いです。通過率が50%という企業も少なくありません。油断せず、対策を練って臨みましょう。
最終面接の対策は?どんな準備をすればいいの?

最終面接に向けて、どんなことを対策・準備しておけばいいのでしょうか?「これまでの面接の時に、たくさん準備してきたから大丈夫!」だと思っていませんか?
実は、その考え、とても危険です!最終面接は、これまでの面接以上に準備が必要なのです!ここでは、最終面接に向けて、準備・対策することについて紹介していきます。最終面接を控えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
- 「企業研究」と「志望動機」を深掘りして考えておこう
- エントリーシートや履歴書、これまでの面接を振り返ろう
- 企業の最新情報をチェック
- 面接官の情報を調べておこう
「企業研究」と「志望動機」を深掘りして考えておこう
最終面接の前に準備しておくべきことは大きく2つあります。それは「企業研究」と「志望動機」の深掘りです。それぞれすでに最初の面接の準備で行なっている人がほとんどだと思いますが、より業界や企業についての理解を深めておく、自分の考えを深掘りして言語化しておく、といった作業が大切になってきます。
というのも、最終面接で見極められるのは、何度もお伝えしているように「マッチング」の観点。表面上の受け答えで留まらず「Why(なぜ)」の観点で性格や価値観まで突き詰めて質問される事が多いです。また、業界で最近話題のニュースをもとに、志望業界へのアンテナの高さなどから意欲を判断されることもあります。
より深い質問が投げかけられたときに堂々と自分の意見を述べられるよう、より考えや理解に肉付けしておくことがポイントなのです。
エントリーシートや履歴書、これまでの面接を振り返ろう
一次面接や二次面接をクリアし、最終面接まで進めたのですから、就職活動の軸や募集企業の志望動機はある程度定まっていると思います。ただ、最終面接前にエントリーシートや履歴書などを改めて見直しておくことをおすすめします。
1回~複数回の面接で、募集企業と接点を持ってきたからといって、最終面接を担当する社長や役員などがあなたにお会いするのは初めてです。これまでの面接通過理由が細かく共有されているとも限りません。
そのため、最終面接の面接官は、基本的にエントリーシートや履歴書をもとに、「Why(なぜ)」の観点で質問します。事前の見直しで整理しておけば、矛盾なく的確に回答できるようになるはずです。
企業の最新情報をチェック
応募書類の送付、一次面接、二次面接・・・そして最終面接と、選考には時間がかかるものです。応募してから最終面接まで1ヶ月以上かかることは珍しくありません。この期間中に募集企業や業界の情報はどんどん更新されていきます。
こうした最新情報を抑えておくと、最終面接で質問された時にスムーズに答えられるだけでなく、「当社や業界のことをよく勉強してくれている」と好印象を与えられます。募集企業のWebサイト、SNS、プレスリリースなどはチェックしておきましょう。
また、役員陣を把握しておくことも大切です。最終面接を担当するのは、社長などの役員になることが多いからです。企業理解の深さや志望度の高さのアピールにつながります。
面接官の情報を調べておこう
最終面接では、面接官との相性も大事になってきます。そのため、効果的なコミュニケーションを取るために、可能であれば、面接官の情報を入手しておきましょう。
面接官が誰だか分かったら、経歴や役職、関わっていたプロジェクトなど、あらゆる情報を調べ上げてみましょう。そうすることで、双方向のコミュニケーションが円滑になり、適切な受け答えができるようになるはずです。
面接官の情報を得る手段として、企業の「社員紹介」や「採用情報」、ブログなどがあれば、そちらを参考にするのもおすすめです。
適切な事前リサーチは、面接官との信頼関係を築く第一歩です。その努力は、面接中の円滑なコミュニケーションにつながり、結果として内定獲得の可能性を高めてくれるでしょう。
最終面接の服装・マナーは?

「最終面接の服装は何を着ていけばいいの?」「対面やオンラインで面接をする際の適切なマナーってあるの?」と疑問に思っている人も多いと思います。
ここでは、最終面接の服装や対面・オンラインで面接をする際のマナーについて紹介していきます。自信を持って最終面接に臨めるように、ここで紹介することは、きちんと頭に入れておきましょう!
- 服装について
- 対面で面接をする際のマナー
- オンラインで面接をする際のマナー
服装について
最終面接の服装は、対面・オンラインともに、スーツを選ぶのが無難でしょう。スーツは社会人としての基本であり、特に金融業界やコンサルティング業界など、フォーマルさが求められる企業では、シンプルで落ち着いた色合いのスーツを選びましょう。男性であればネクタイを忘れずに、女性であれば派手すぎないメイクやアクセサリーを心掛けると良いでしょう。
一方で、スーツ以外の服装を指定される場合もあります。その場合は、オフィスカジュアルを選び、身だしなみを整えましょう。オンライン面接の場合も服装に油断せず、全身きちんとした服を着ることで、好印象を与えることができます。企業文化に適した服装を心掛けましょう。
対面で面接をする際のマナー
【受付のマナー】
およそ15分前には面接会場に到着し、10分前には受付をするようにしましょう。受付の方がいる場合は、笑顔で挨拶をして、面接があることを伝えましょう。
【入室時のマナー】
- ドアが閉まっている場合は、3回軽くノックしましょう。面接官から「どうぞ」と言われたら、静かにドアを開けます。
- ドアを開けたら、立ったまま面接官に向かって「失礼します。」と一礼しましょう。入室後はドアを静かに閉めましょう。その際に、後ろ手にドアを閉めることのないように、注意しましょう。
【着席時のマナー】
- ドアを閉めたら、椅子の横まで行き、立ったまま自己紹介をします。
- 面接官から着席の指示があったら、「失礼します。」と言ってから座るようにしましょう。その際に、カバンは椅子の横に立てて置きます。
【退室時のマナー】
- 面接が終わったら、立ち上がってから、面接官に「本日はありがとうございました。」と一礼します。
- その後、ドアの前で軽くお辞儀をして「失礼いたします。」と挨拶をしてから退室しましょう。
以上が、対面で面接をする際に覚えておきたいマナーです。面接官が複数人いる場合は、全員に視線を配るように心掛けて挨拶を行いましょう。
オンラインで面接をする際のマナー
オンラインの面接では、対面とは異なるマナーが求められます。
特に重要なのは、通信環境や機材の準備です。事前にインターネットの接続状況を確認し、カメラとマイクが正常に機能しているかテストしておきましょう。また、面接の前には周囲の環境を整え、静かな場所で取り組むことを心掛けてください。
面接中は、背筋を伸ばして座り、カメラを見ながら自然な笑顔を心がけましょう。オンラインでは、音声の遅延が起こる場合もあるため、ゆっくりと明瞭に話すことを意識しましょう。リアクションは大きめに取り、うなずきや相づちを適度に行うのがおすすめです。
オンライン面接でも、対面と同様に、入室時・退室時の挨拶はハキハキと行いましょう。接続に問題があってもいいように、面接開始の5~10分前にはログインして、待機しておくことをおすすめします。
最終面接で面接官は何を見ているの?

さて、最終面接で面接官はあなたのどんなところを見て、合否を判断しているのでしょうか?
ここでは、最終面接で面接官が見ているポイントについて紹介していきます!
- 入社意欲の高さ
- 企業の理解度
- 長期的な貢献度
1.入社意欲の高さ
最終面接では、あなたの入社意欲の高さが厳しく見られます。これまでの選考では、スキルや経験が評価されてきましたが、最終面接では「なぜこの企業に入りたいのか」が重要な判断材料となります。入社意欲を示すためには、自己分析と企業研究を深めたうえで、具体的な理由を明確に伝えることが求められます。
さらに、入社後の目標について語ることで、将来のビジョンを共有することができます。入社意欲は言葉だけでなく、態度や表情にも表れるため、面接中は姿勢を正し、目を見て話すなど、熱意が伝わる行動を心がけましょう。
2.企業の理解度
最終面接では、あなたがどれだけ自社を理解しているかも判断材料に含まれます。企業の理念や事業内容を深く理解しているかは、その後の活躍に直結する要素であり、面接官はその点を注意深く見ています。企業理解を示すためには、企業が提供する商品やサービス、現在の市場における立ち位置、さらには将来の課題までを把握しておきましょう。
事前に企業のホームページやニュース記事を読み込むだけでなく、業界全体の動向を把握することも重要です。さらなる企業理解に努めたい人は、OB/OG訪問や直近のIRを読み込んでおくことをおすすめします。
3.長期的な貢献度
最終面接では、あなたが長期的に企業に貢献できるかを問われます。企業にとって採用は投資であり、入社後も長く活躍できる人材を求めています。そのため、面接官はあなたの成長意欲や適応力、キャリアビジョンを通じて長期的な視点での可能性を見極めます。
長期的な貢献度をアピールするためには、将来的にどう成長したいかを具体的に語るようにしましょう。さらに、困難な状況でも柔軟に対応できる姿勢や、チームで成果を出せる協調性を示すことで、企業への長期的な適応力をアピールできます。
企業における長期的な貢献は、採用後の評価やキャリア形成にも直結するため、しっかり準備して臨むことをおすすめします。
徹底対策!最終面接でよく聞かれる質問例・回答例

ここでは、最終面接でよく聞かれる質問やその回答例について紹介していきます。ここで紹介する質問は、これまで以上に回答に磨きをかけ、自信を持って答えられるようにしておきましょう!
- Q1. 改めて、志望動機と自己PRを教えてください
- Q2. あなたの長所と短所を教えてください
- Q3. 当社に入社したらどのようなことに挑戦したいですか?
- Q4. あなたの能力をどのように業務に活かせるとお考えですか?
- Q5. 同業他社ではなく当社を志望する理由を教えてください
- Q6. 業界で話題の〇〇のニュースについてどうお考えですか?
- Q7. 残業が多い/休日が不規則な仕事ですが大丈夫ですか?
- Q8. 何か聞いておきたいことはありますか?
- Q9. 最後に何か伝えておきたいことはありますか?
Q1. 改めて、志望動機と自己PRを教えてください
一次面接とは面接官が違うので、志望動機と自己PRは再度質問をされる可能性が高いです。さらに、より深く考え方を把握するために「それはなぜですか?」と深掘りの質問が来ることも多々あります。落ち着いて自分の想いを伝えられるようブラッシュアップしておきましょう。
お手本の回答例
「これまでの経験を活かし、グローバル展開している御社の連結決算業務に携わりたいと思い志望しました。私は在学中の長期インターンで、全国展開するメーカーの決算業務を担当しており、数多くの企業との取引に関わっていました。取引先によって支払い方法や納品日などが異なる中、数字管理でミスが発生しないよう、余裕のあるスケジュールを組んで業務に取り組んでいました。これは、御社での経理業務にも活かせるポイントだと思います。現在は業務のかたわら、日商簿記1級の資格取得に向けた勉強をしています。そこで身につけた知識を御社の業務に役立てていきたいと考えています。」
Q2. あなたの長所と短所を教えてください
前の面接でも聞かれたかもしれませんが、最終面接でも意外と聞かれることがよくあります。自分をいかに客観的に分析できているかという点や、回答の仕方などが見られています。短所を述べた後は、どのように改善しようとしているかのフォローまで忘れずにしましょう。
お手本の回答例
「私の長所は計画性の高さです。学生時代には、学業や課外活動の両立を目指し、締め切りがある課題や作業を計画的に進めるよう心がけていました。具体的には、レポートやグループ発表の準備を、締め切りの前々日までに完了できるようスケジュールを立て、余裕を持って取り組むことを徹底していました。その結果、急な課題の追加や他の活動が入っても、全ての締め切りを守ることができました。この計画性は、御社での業務においても活かせると考えています。
一方で、短所は柔軟性に欠ける点です。先に取り掛かった課題や作業が一段落するまで、他のタスクに着手できないことがありました。そのため、後回しにした課題が締め切りギリギリになることもありました。現在では、計画を立てる際に優先順位を意識することを心がけ、効率的に対応できるよう努めています。」
Q3. 当社に入社したらどのようなことに挑戦したいですか?
入社後の業務に対する意欲を問う質問です。ここで気をつけたいのは、漠然と答えないということです。「〇〇の業務に取り組んでみたい」「〇〇のキャリアに興味がある」など具体的な例を出して答えるようにしましょう。
お手本の回答例
「御社の経理職は、将来的には銀行折衝まで行える幅広い業務が魅力的だと感じています。私は、学生時代に学んだ簿記や会計の知識を基盤に、まずは日々の経理業務に着実に取り組み、経験を積んでいきたいと考えています。その上で、5年ほどの実務経験を経た後には、財務の分野にも挑戦し、御社の成長にさらに貢献できる人材を目指したいと思っています。また、将来的には新入社員の育成や指導といった役割も担えるよう、日々努力を重ねていきたいと考えています。」
Q4. あなたの能力をどのように業務に活かせるとお考えですか?
企業としては、入社後いかに事業に貢献してもらえそうかを重視して選考しています。そのため、これまでの経験を通してどのようなスキルを取得し、どのように仕事に活かせるのかという点は気になるポイントです。面接官は役員クラスである可能性が高いので、事業レベルでどのような貢献ができるかを答えましょう。
お手本の回答例
「私は、アルバイトやゼミ活動を通じて『相手に関心を持ち、良好な関係を築く力』を磨いてきました。例えば、飲食店での接客アルバイトでは、幅広い年代のお客様に対応し、それぞれのニーズに合わせた接客を心がけることで、多くのリピーターを獲得することができました。また、ゼミ活動では、企業との共同プロジェクトに参加し、初めてお会いする企業担当者の方々と信頼関係を築き、プロジェクトを成功に導いた経験があります。
御社の営業職では、多様な業種のお客様と関係を築くことが求められると理解しています。これまで培ったコミュニケーション力を活かし、御社の成長に貢献したいと考えています。」
Q5. 同業他社ではなく当社を志望する理由を教えてください
自社への志望度を確かめるため、同業他社との違いを理解しているかを確認するため、最終面接で聞かれることの多い質問です。志望している企業のビジネスモデルの独自性やサービススタンスを絡めて志望理由を話す、志望している企業でしか経験できない業務について話すなど、そこでなくてはいけない理由を明確に示すようにしてください。
お手本の回答例
「規模拡大に向けて多角的な経営を進める企業が多い中、御社は堅実な経営を続け、取引先から信頼を獲得しています。私は、その点に大きな魅力を感じています。また、御社が大事にしている『顧客の期待を越える商品を生み出そう』という姿勢に強く共感できました。そのため、御社の一員としてよりよい商品をつくり、多くの企業に広めていきたいと考えています。」
Q6. 業界で話題の〇〇のニュースについてどうお考えですか?
このように話題の出来事への意見を問われる質問では、これといった正答はありません。志望企業の業界にまつわるニュースをしっかりとチェックしているか、自分ごととして考えて意見を持っているか、つまり意欲が問われているのです。関連業界の話題のニュースは事前にしっかりおさえておきましょう。
お手本の回答例
「介護業界の企業が、入居者が持つ不動産の活用などの支援を手がけ始めているというニュースに関心を持ちました。施設に入居する方は、保有している物件をどうするのか迷うこともあると思います。
そのため、介護事業者がそうした専門性を持ってサポートしていくビジネスは利用者にとってもメリットがあると感じました。介護施設を持つ御社においても、今後は既存事業のノウハウを活かしてサービス領域を拡大する可能性があると思います。そうしたときは、ぜひ新規事業に携わらせていただきたいと考えています。」
Q7. 残業が多い/休日が不規則な仕事ですが大丈夫ですか?
最終面接では、あえて業務上発生するネガティブな面への覚悟を問われる質問がなされることもあります。ミスマッチ採用を防ぐための質問ですので、事前に覚悟を固めておき、面接の場では自信を持って答えるようにしましょう。
お手本の回答例
「残業や不規則な休日への対応は可能です。ただ、休日はなるべく家族との時間を大切にしたいと考えています。不規則であること自体は構わないのですが、事前に調整させていただけるとありがたいです。平日の残業は特に問題ありません。」
Q8. 何か聞いておきたいことはありますか?
面接の終盤で聞かれることの多いこの質問ですが、聞きたいことがないからと「特にありません」なんて素直に答えてはNGです!意欲をアピールする場にもなるので、以下の「逆質問」で触れるような観点で事前に考えておくことをお勧めします。
お手本の回答例
「差し支えのない範囲で結構なのですが、〇〇さん(面接官)が入社を決めたポイントや、仕事をしていてやりがいを感じる瞬間、入社して成長できた部分などを聞かせていただけますでしょうか。」
Q9. 最後に何か伝えておきたいことはありますか?
最後に言い足りなかった気持ちを伝える自己アピールのチャンスとなるのがこの質問です。自分自身のアピールポイントを簡潔に伝え、はっきりと意欲の高さを伝えて面接を締めくくりましょう。
お手本の回答例
「一次面接から本日の最終面接に至るまで、私の話を親身に聞いてくださり、誠にありがとうございました。御社での業務内容をお伺いし、決算業務において経理業務で培った知識が活かせるものと確信しています。また、面接を通じて御社で働きたいという想いが一層強くなりました。どうぞよろしくお願いします。」
質問されるだけではない!「逆質問」も必ず対策を!

最終面接では「何か質問はありますか?」と尋ねられることが多いです。ここで「特にありません」と答えてしまうのは、とてももったいないです!意欲をアピールするチャンスでもあるので、しっかりと「逆質問」を考えておきましょう。
そして、質問のポイントとして、少し調べれば分かることは避けましょう。「企業HPも見ていないのか」と思われてしまう可能性があります。
そこで聞くべきは、業務内容に関わる具体的な話や、活躍人材に共通する特徴などがおすすめです。「御社で仕事をする上で一番心がけておくことは何でしょうか?」「今後、海外展開に注力されるとお伺いしました。そちらに参加するキャリアは可能でしょうか?」など、仕事に対して前向きだというアピールもできるチャンスなので、ぜひ好印象につなげましょう。
最終面接で内定に近づく逆質問の例
(1)業務内容や入社後の流れに関する具体的な質問
- 1日の流れや仕事をする上で気を付けているポイントを教えていただけますか?
- 配属先はいつ、どのように決定されるのでしょうか?
- ひとり立ちするには、何が、どれぐらいできるようになればいいのでしょうか?
(2)社員に期待する働きや考え方への具体的な質問
- 入社までに勉強しておいたほうがいいことがあればお聞かせください。
- 御社で活躍されている方々に共通している特徴はありますか?
- 「こんな考えで仕事に取り組んでほしい」というものがあれば教えてください。
(3)企業の事業に関する具体的な質問
- 私が持っている〇〇という資格は、御社の事業に役立てられますでしょうか?
- 新規事業の立ち上げを検討されていますが、そちらに参加することは可能ですか?
上記はあくまで一例です。せっかくの最終面接ですから、自分の関心のあることは遠慮せず質問していくといいでしょう。「質問が思い浮かばない…」という方は、“業務に関すること”、“事業に関すること”などとテーマを絞ってみるといいかもしれませんね。
最終面接で落とされてしまう人の特徴

最終面接では、受かる人もいれば、もちろん落ちてしまう人もいます。では、どういった基準で面接官は応募者のことを不採用にするのでしょうか?
ここでは、最終面接で落とされてしまう人の特徴を紹介していきます。最終面接でどうしても落ちたくない人は、下記の3点に注意しながら、面接に臨みましょう!
- 価値観が合わない
- 入社したいという気持ちが伝わらない
- 最終面接までの面接といっていることが違う
1.価値観が合わない
最終面接では、企業との相性を重点的にみられています。一言でいうと、合うか合わないかの確認です。質問される内容も、知識や能力ではなく、労働観や人生観などが多くなるでしょう。
たとえば、あなたが任された仕事だけを忠実に遂行したいと考えていたとして、自分から仕事を作っていく動きを取ってほしいという企業とは相性が良くないかもしれません。最終面接では、こうしたちょっとしたズレが合否に影響してしまうのです。
2.入社したいという気持ちが伝わらない
「当社が第一志望と考えていいのでしょうか?」という面接官からの質問に、どう答えればいいのだろうと困っている方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、思っていることを正直に伝えたほうがいいです。
いくら「御社が第一志望です」と話したところで、心のこもっていない言葉ではスグに見破られてしまいます。本当に第一志望であればいいのですが、仮にそうでない場合は「第〇志望です」と本心を伝え、相談に乗ってもらえる関係を築くよう心がけましょう。
3.最終面接までの面接といっていることが違う
一次面接や二次面接で話した内容との一貫性がない場合、「この人は信用ならないな」と受け取られてしまいます。最終面接で会う面接官が初対面だったとしても、面接内容は面接官同士で共有されているのが当たり前です。
今までの内容と食い違う話をした結果、不採用となるケースもあります。選考段階が変わっても、自己PRや志望動機を変える必要はありません。一貫性を保てるよう、軸をぶらさずに選考を受けるよう心がけましょう。
最終面接の結果通知はいつ?最終面接後にやるべきこと

最終面接が終わって喜んでいる人はまだ早い!実は、最終面接後にやっておくべきことがあるのを知っていますか?
ここでは、最終面接後にやるべきことや面接結果が来るまでの流れについて紹介していきます。最終面接が終わって一息ついている人・これから最終面接を控えている人は、要チェックです!
- まずは最終面接のお礼メールを送ろう
- 面接結果の通知はいつ頃くる?
まずは最終面接のお礼メールを送ろう
最終面接が終わってから、できる限り当日中、遅くても翌日にはお礼メールを送りましょう。面接官の記憶が新しいうちに、再度印象づけることが大切です。
もちろん、お礼メールを受け取った面接官が評価を大きく変えることはあまり期待できません。ただ、採用基準の合否ラインがぎりぎりで迷っているケースや、同じ評価の候補者が複数人いて悩んでいるケースなどでは、合否に好影響を与える可能性はあります。
お礼メールを送る上で認識してほしいのは、最終面接を受けたことによる志望度や感謝のアピールが目的であることです。面接の時にアピールしきれなかったことを伝えるのはあまりオススメしません。
お礼メールでは、「面接を通して企業や仕事の理解がより深まった」「どのように働きたいかをより明確にイメージできた」といったことを伝えると、面接を受けたことでより志望度が高まったアピールができるでしょう。
面接してもらえたことへの感謝を素直に伝えることも大切です。お礼メールの送付は必須ではないからこそ、送った行為自体に価値があり、熱意の強さもより伝わりやすくなります。
また、お礼メールを書く際は、基本的なマナーを守ることも欠かせません。具体的な文章の見本などが紹介されたサイトがありますので、合わせてご覧ください。
※参照:面接のお礼状は書くべき?|お礼状の書き方やポイントを解説(例文あり!)
面接結果の通知はいつ頃くる?
入社できるかが決まる最終面接、それだけ重要な面接になるからこそ、結果がいつ来るのかは気になるでしょう。何日後に通知されるのかは企業によって様々ですが、大きく2つのパターンがあります。
1つ目が、最終面接当日に連絡が来るパターン。面接中に「内定です」と伝えられ、面接官と握手して終わることもあります。
2つ目が、最終面接から数日後に通知されるパターン。企業によっては、最終面接の終わりに「結果は〇日後にお伝えします」と言われることもあります。
2週間経っても連絡が来ない企業などもありますが、「通知が遅い=不採用」ではありません。応募者が多く、選考に時間がかっていることもありえます。
また通知方法は企業によって様々です。中でも、メールで通知されるケースは多いでしょう。その際の返信マナーなどをまとめたサイトがあるので、合わせてご覧ください。
※参照:メールの返信マナー|転職面接の日程調整他、応募企業へのメールの書き方(例文・注意点あり)
※参照:面接対策ガイド~26個の質問とお手本/失敗回答・面接のマナーなど総まとめ~
筆者が最終面接前に気になっていたこと

ここでは、筆者が最終面接を受ける前に気になっていたことについて、紹介・解説していきます。
同じ疑問を抱いている人は、ぜひ参考にしてみてください!
- Q1. 最終面接はどんな雰囲気で面接が進んでいくの?
- Q2. 最終面接で落とされることってあるの?
- Q3. 最終面接で福利厚生について質問していいの?
- Q4. 最終面接前にやっておくべきことは?
Q1. 最終面接はどんな雰囲気で面接が進んでいくの?
私が就活生のころは、実体験の声も少なく、不安を抱きながら最終面接に臨みました。そんな就活生を少なくするために、ここでは私が実際に感じた「最終面接の雰囲気」を紹介します!
結論から申し上げると、最終面接の雰囲気は、会社・業界によって大きく異なります。これまでの面接同様に、お堅い雰囲気で面接が進む企業もあれば、雑談交じりの比較的リラックスした雰囲気で進む会社もあります。
ただ、どちらにせよ、役員や社長など、企業の意思決定者が面接官となることが多いため、発言一つ一つが慎重に評価されます。礼儀正しい対応や丁寧な言葉遣いを心掛けつつも、自分らしさを忘れずに答えることを意識しましょう。
Q2. 最終面接で落とされることってあるの?
先ほどもお伝えしましたが、最終面接でも不採用となる可能性はあります。実際に、私自身も最終面接で落とされた経験があります。不採用となった大きな要因は、企業との相性が合っていなかったことや、企業への理解が十分でなかったことだと考えています。
一方で、最終面接中は手ごたえを感じられず、不採用を覚悟していた会社から、合格を頂いた経験もあります。
このように、面接の結果が届くまでは、何が起こるのか分かりません。不採用になってしまっても、「縁がなかった」と切り替えて、次の会社にその反省を活かしましょう!
Q3. 最終面接で福利厚生について質問していいの?
最終面接で福利厚生の質問をするのは、あまりおすすめできません。先ほどから申し上げている通り、最終面接では、入社意欲の高さが判断基準の大部分を占めています。そのため、逆質問でも、入社意欲や企業理解を示した質問をする方が、合格に近づくでしょう。
ただ、どうしても気になる福利厚生があったときは、「御社で長く働いていくために、福利厚生についてさらに理解を深めたいのですが」といった前置きをすることで、入社意欲を示しつつ、気になることを質問することができます。
あくまで、面接中の雰囲気や面接官の人柄を見ながら、適宜判断していくのが望ましいです。
Q4. 最終面接前にやっておくべきことは?
ここでは、私が最終面接を経験して、やっておいてよかったこと・やらなくて後悔したことについて紹介していきます。筆者の体験談を参考にしながら、最終面接の準備に励んでみてください!
最終面接の前にやっておくと良いことは、下記の通りです。
【企業研究】
企業のビジョンや事業内容、業界での立ち位置などを再確認し、それに基づいて自分がどのように貢献できるかを明確にしておきましょう。特に、企業の直近のニュースやIR情報を確認しておくことで、最近の話題を面接で話すことができます。
【自己分析】
最終面接では「なぜ?(Why)」について、深堀される企業が多くあります。最終面接前に、再度自己分析をしておくことで、受け答えに困ることなく、面接を進められるでしょう。
【服装やマナーの確認】
最終面接では、緊張して入室時や退室時のマナーを忘れてしまうかもしれません。そうならないために、無意識でもマナーの基本ができるように、たくさん練習しておくことがおすすめです。しっかりと準備を行うことで、自信を持って最終面接に臨むことができます!
まとめ
この記事では、最終面接に関するあれこれを紹介しました。最終面接について気になっていた人は、参考になったでしょうか?
最終面接は、内定の有無を決める、とても大切な面接です。そのため、本番になって緊張してしまうこともあるでしょう。実際、私もすごく緊張して、最終面接に臨みました。
ただ、緊張していても忘れないでほしいのは、あなたの企業に対する熱い思いをまっすぐに伝えてほしい!ということです。
これまで準備してきたこと、努力してきたことを十分に発揮して、満足して最終面接を終えられることを願っています!がんばってください!










