コミットってどういう意味?

「コミットする」という言葉を聞いたことがある人の中にも、「コミットってなんのこと?」と思っている人もいるでしょう。ここではコミットの意味やメリット、使うシーンを紹介します。
■コミットってどういう意味?
コミットは英語のcommitmentから出来た和製英語です。「コミットする」というと、「関わりあう」「明言する」「約束・誓約する」といった意味になります。
ただし、単に「関わりあう」「明言する」「約束・誓約する」という時よりも「コミットする」という方が、意味としては重くなります。「責任を持って」これらを行うというニュアンスが、コミットするという言葉にはあります。
■コミットすると何かいいことあるの?
コミットすることを習慣にすると、仕事の質が劇的に向上します。例えばスーパーの店長が「来月の売り上げを前年比110%にします」とコミットすれば、それは責任を持って明言したわけですから、目標を達成するためにあらゆる手段を模索するでしょう。
人員は十分なのか。売れない商品と売れる商品を区別し、売れる商品を多く仕入れているのか。陳列は見やすいのか、POPは効果的に使われているか。あるいは店内は清潔かなど、売り上げを下げる要因を徹底的になくすはずです。
「責任を持つ」ことで仕事にメリハリが出るわけです。
■誰が使う言葉なの?
一般的には契約や交渉ごと、声明や公約をするさいに、政治や法律分野の人が使う言葉として説明しています。しかしこれはビジネスパーソンどころか、すべての人が使いたい言葉なのです。
例えば個人営業成績を前年比110%にするとコミットしてもよければ、トレーニングしている人なら来年までにベンチプレス100Kgあげられるようになるとコミットしてもいいのです。
重要なのは「責任を持って」という点です。政治や法律分野の人では、この「責任」を社会的にとることができるため、「コミットする」機会が増えるわけですね。
とはいえ、自分なりの責任の取り方をきちんと設定していれば、誰でもコミットすることはできます。
■コミットは仕事を変える
必ず達成するという信念のもと、そのためにしっかりと準備し、実践した仕事は取引先からの信頼感にもつながりますし、自分への自信にもつながります。さあ今日からコミットしていきましょう。