年間休日ってどういう意味?

会社側が提示する様々な採用条件の中で、「年間休日」は重要な条件の一つと言えます。その年間休日について、わかりやすくご説明致します。
■年間休日とは
年間休日とは、社員を募集しているその会社が定めている年間の休日日数の合計です。例えば週休2日と言われても、全体の休日を正確に表しているとは言えませんよね。
例えば土日が休みの週休2日としても、それ以外に祝日だとか或いは会社が独自に定めた夏期休暇や冬期休暇期間等もあります。会社の創立記念日を祝日と定めている会社もあります。
従って、そうした諸々の休日を1年単位で合計すれば週2日の休日以外にどのくらい休むことが出来るのかが把握出来ると言えます。
■年間休日のケーススタディ
では、具体的な事例で年間休日を考えてみることにしましょう。例えば年間休日日数が「120日」というケースです。国民の祝日が16日ありますから、それを差し引くと104日になります。
仮に週2日の休日と仮定した場合、曜日にもよりますが年間だいたい102日から105日程度だと考えられますから、この会社は週休2日と国民の祝日が休みの会社だと言えそうですが、例えば土曜日と祝日が重なった分減ることになりますので、この会社は週2日と国民の祝日以外に数日程度特別な休暇がある会社だと推察出来ます。
■年間休日から分かる週休2日の意味
年間休日の日数を確認すれば、実は週休2日の意味も把握することが出来ます。例えば年間休日の日数が100日といった場合、計算上週2日の休みにならないことになります。
つまり、その会社が「週休二日制」と説明していた場合、それは「完全週休二日制」ではなく月の内何週かは週休一日の場合があるということになる訳です。
■週休日数だけでなく年間休日も要チェック
年間休日の日数から完全週休二日制かどうかがわかるように、休日をチェックする上でのポイントは週休日数だけでなく、年間休日も併せてチェックすることが大切だということです。