鳶職の仕事内容
鳶職とは「とびしょく」と読みます。なんとなく耳にしたことはあっても、具体的な仕事内容についてはご存じない方が多いのではないでしょうか。今回は、どのような仕事内容なのか、やりがいや厳しさ、鳶職に就く方法などを紹介。手に職をつけて活躍したいという方はぜひチェックしてみてください。
■鳶職の具体的な仕事内容って?
鳶職とは、一般的に建設業において高所での作業を専門とする職人のこと。主に3つの職に分かれており「足場鳶(あしばとび)」「鉄骨鳶(てっこつとび)」「重量鳶(じゅうりょうとび)」と呼ばれることがあります。カンタンに説明すると「足場鳶」は足場を組むプロ、「鉄骨鳶」は鉄骨をくみ上げるプロ、「重量鳶」は建築物の内部に機械などの重量物を据え付けるプロのことです。
■鳶職のやりがい・厳しさって?
鳶職として活躍するためには、技術や経験が必要です。誰にでもできる仕事ではありません。建築物をつくる工程において重要な存在であり、モノが完成していく喜びを感じられるでしょう。
一方、給料は決して高額ではありません。また、高い場所での業務となるため、危険が伴います。緊張感のある職場だといえるでしょう。
■鳶職になるにはどうすればいい?
鳶職には学歴や教養は不要です。とにかく経験がモノをいう仕事なので、鳶職のなかでもエース級の職人は最終学歴が中学卒業という方も少なくありません。
鳶職に就こうと思ったら、まずは建築会社などに勤務して経験を積むことが大切です。マニュアルや体系的な教育制度がないところが多いので、先輩の技術をみて技を盗む気持ちで挑むようにしましょう。
以上が、鳶職についての解説です。高所での作業など危険を伴う仕事ですが、建築物として自分たちの努力が形に残ることにはやりがいが感じられるでしょう。学歴や運だけではのし上がれない業界ですので、日々こつこつと努力して技術を磨くことが大切。興味のある方は、ぜひ参考にしてください。