システムコンサルタントってどんな仕事?
IT業界の求人をチェックしていると見かけることのあるシステムコンサルタントという職種。「システム×コンサルタント」ということで、もしかしたら意味がよくわからないという方がいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は、システムコンサルタントという職種について解説。一般的なコンサルタントとの違いや、求められる能力、どんな人が向いているのか、そのやりがいと厳しさ、どうすればなれるのか、などについてまとめています。ぜひご覧ください。
■システムコンサルタントとは?
システムコンサルタントとは、顧客の業務内容を分析し、経営戦略や問題解決のための情報システムを構築する仕事です。顧客の要望を洗い出し、その要望を叶えるシステムの設計を行なうもので、システム開発の最上流工程となります。
その後、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニア、プログラマーなどからなるプロジェクトチームをつくり、実際のシステム開発を行なっていくわけです。
■一般的なコンサルタントとどう違うの?
一般的なコンサルタントも、経営課題を洗い出し解決方法を考えるという点では同じですが、その解決方法が違います。一般的なコンサルタントの場合、その解決方法は財政面や人材面も含んだものになります。
一方、システムコンサルタントの場合、課題解決の方法はIT関連に限られます。文字通り、システムを駆使して顧客の抱える課題を解決へと導く存在だといえるでしょう。
■システムコンサルタントに求められる能力は?
ITに関する豊富な知識と経験があることはもちろんですが、顧客の業務に関する知識も必要になります。また、顧客の業務の流れを理解し、課題のヒアリングや顧客への提案、プロジェクトチーム内での折衝も欠かせません。コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、物事を論理的に考える力も必須だといえるでしょう。
■やりがいと厳しさとは?
顧客に対するアドバイスや提案が受け入れられ、役に立つシステムが完成することが何よりのやりがいです。
顧客により具体的な業務内容は異なり、時代の変化に合わせて日々新しい問題が発生しています。常に新しい知識の導入・研究が求められる厳しさはありますが、これが同時にやりがいにもなっているようです。
以上が、システムコンサルタントについての解説です。一般的にはシステムエンジニアから経験を重ね、プロジェクトマネージャーとして顧客の業務の流れを意識し、顧客との折衝の経験を積むことがシステムコンサルタントになるためのトレーニングであり、一般的なキャリアの一つだといえるでしょう。興味をお持ちいただけた方は、ぜひ参考にしてください。